背中ニキビは顔にできるニキビと違い気づきにくく、知らない間に悪化して跡になってしまうことも少なくありません。
跡になってしまうとすぐには消えないので、ドレスや水着など背中が大きく開いた服を着るときには気になるパーツだと思います。
背中ニキビをこれ以上作らないためにも背中ニキビのできる原因を知り、予防やケアをすることがとて大切です!
背中ニキビやニキビ跡に効果的な石鹸や保湿ケアアイテムなどもご紹介していますので参考にしてくださいね。
Contents
背中ニキビができる原因は?
背中ニキビの特徴
背中ニキビとは、名前のとおり背中にできるニキビのことをいいます。
性別や年齢関わらずできると言われています。
顔のニキビと同じように、背中ニキビも白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビが存在します。
白ニキビ:角質や皮脂が毛穴が詰まっている状態
黒ニキビ:角質や皮脂が毛穴が詰まって、表面が酸化して黒くなった状態
赤ニキビ:つまった毛穴の中で菌が繁殖して炎症を起こしている状態
黄ニキビ:毛穴の中で炎症を起こしたニキビが化膿して膿がたまっている状態
赤ニキビ、黄ニキビになると跡も残りやすくなります。
これらのニキビの他にもマラセチア菌というカビが原因で、赤くて小さいニキビのようなものが大量にできる場合があるようです。(マラセチア毛包炎)
▼このような症状の場合はマラセチア毛包炎の可能性が高いです。
画像引用:http://www.fukuzumi.jp/blog/doctor_article.php?a=113
こういった症状がある場合は、皮膚科で診てもらう方が良いでしょう。
なぜニキビができるのか?
顔や背中だけでなく、体中毛穴のあるところはニキビができる可能性があります。
ニキビができる原因は毛穴のつまりです。
どのような人にでもニキビ菌など常在菌が存在しています。
肌が健康な場合は何も悪さをしないのですが、古い角質や皮脂などによって毛穴が詰まり、毛穴にニキビ菌が入りこむと毛穴の中で皮脂をエサにして繁殖してしまうのです。
これがニキビの原因になります。
背中はニキビができやすい
体の中でも背中はニキビができやすい条件がそろっています。
背中は顔の皮膚に比べて5倍の厚さがあり、古い角質が残りやすくなっています。
また、背中は皮脂腺が多く皮脂の分泌も多いのでそのせいで毛穴がつまりやすくなってしまうのです。
古い角質や皮脂によって毛穴がつまりやすくなっている上、背中は洗いづらいのでお風呂でのシャンプーや石けんの洗い残しがさらに毛穴のつまりを引き起こしていることもあります。
普段は衣類に隠れていることが多い背中は、汗をかくと蒸れやすく湿っていると菌も繁殖しやすくなってしまいます。
他にもある背中ニキビの原因
皮脂を過剰に分泌させる生活習慣も背中ニキビの原因だと言われています。
ストレス
ストレスを感じると免疫力が低下し、肌バリア機能が低下します。
肌バリアを作るために、皮脂が過剰に分泌されるようになります。
食生活
砂糖や動物性の脂質を摂りすぎると皮脂の分泌が多くなることがわかっています。
皮膚の健康に良いとされるビタミンが多い野菜をしっかりと摂り、バランスの良い食事を食べるのが大切です。
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背中ニキビを作らない!予防ケア対策は?
背中ニキビができてしまった場合は、これ以上ニキビができないように予防対策のケアを行うことが大切です。
皮膚をきれいにする以外にもできる対策がありますので、参考に取り組んでください。
お風呂で背中を清潔にする
まずは、毛穴のつまりを取り除くためにもお風呂で背中のケアを行いましょう。
背中は普段服に隠れているので、裸になるお風呂の時間がケアに適しています。
ただお風呂に入るだけではなく、背中ニキビ対策を考えるのであれば、使用する石鹸や入浴剤にも気を遣う方が良いです。
石鹸
刺激が強い石鹸は皮脂だけでなく肌の潤いまで奪ってしまい、肌の乾燥の原因になります。
肌に優しい成分で作られたもの、泡立ちが良いものがおすすめです。
毛穴の中までしっかりと洗えるようなものが良いでしょう。
背中ニキビに効果的な石鹸について知りたい方はこちらの記事をご覧ください▼
入浴剤
お風呂をシャワーだけで済ましているからは、ぜひお湯に浸かる習慣もつくられると良いと思います。
入浴剤を入れてお風呂に入ると以下のような効果が期待できます!
- 代謝が良くなり肌代謝をあげる
- 肌や毛穴の汚れを落としやすくする
- 保湿成分で肌が潤う
- お風呂でリラックスしてストレス解消
体を温めることで毛穴を開かせ、天然の成分で汚れを落としやすくすることで肌をきれいにすることができます。
肌の代謝が良くなると、肌の生まれ変わりが促されるので、ニキビの治りが早まったり、色素沈着したニキビ跡も薄くなっていきやすいと言われています。
ストレスは皮脂を過剰分泌させる原因になるので、リラックス効果のあるお風呂の時間は有効に使いたいですね!
背中ニキビに効果的な入浴剤について知りたい方はこちらの記事をご覧ください▼
ピーリング・スクラブで角質ケアする
背中の皮膚はもともと厚いので、肌のターンオーバーが乱れやすくなっています。
健康な人の肌は28日周期で生まれ変わりますが、皮膚の表面に古い角質が残ったままになっていると、その生まれ変わりの周期が乱れてしまいます。
古い角質が残っている皮膚は、毛穴つまりが起こりやすい状態です。
さらに化粧水などの保湿成分も浸透しづらくなってしまいます。
古い角質を取り除くのに必要なのがピーリングやスクラブといわれるものです。
どちらも、定期的に行うことで美肌に導いてくれる方法として使われています。
ピーリング
フルーツ酸などの酵素を使って肌の表面の古い角質を溶かして、軽くマッサージを行うことで余分な皮脂汚れや古い角質を取り除くものです。
スクラブ
主に、砂糖や塩などの粒子が入っているクリームなどを使ってマッサージするものです。
細かい粒子のおかげで古い角質や毛穴汚れなどを取り除くことができます。
どちらも頻繁に使いすぎると肌が傷ついたり、皮膚が乾燥しやすくなってしまうので、週に1~2回など定期的に行うのが良いとされています。
角質ケアを行うことで、化粧水などの保湿成分が肌の奥にまでしっかり届くようになり、潤いのある肌にしてくれます。
肌のターンオーバーも促してくれるのでニキビ跡にも効果的だと言われています!
背中ニキビに効果的なピーリングやスクラブのやり方について知りたい方はこちらの記事をご覧ください▼
保湿して毛穴の開きを防ぐ
肌を清潔にし、毛穴の汚れを取り除いたら終わりではありません。
お風呂上りに保湿ケアをしておかなければ、逆に肌を乾燥させ皮脂の過剰分泌を促してしまいます。
保湿して肌の奥にまでしっかりと潤い成分を届けることで、潤いがある柔らかい肌にすることができます。
やわらかい肌は毛穴もきゅっと締まり、毛穴つまりを起こしづらい肌にしてくれ、背中ニキビができにくい肌環境になります。
背中は手が届きづらい感じがしますが、頑張って肩の上から手を伸ばせば保湿できます。
おすすめはジェルタイプの保湿剤です!
それでも体がかたくて届かないような方は、逆さにして使えるスプレータイプのものを使用すると良いでしょう。
保湿剤を選ぶときには、以下のポイントで選びましょう!
- 浸透力のあるもの
(背中の皮膚は厚いため、肌の奥まで保湿できるようにするため) - 抗炎症成分が配合のもの
(ニキビの炎症を抑える)
- 保湿力が高いもの
(肌の奥までしっかりと保湿し、潤いを持続させるため)
ニキビ跡が気になる方は、美白成分配合のものも効果的です。
背中ニキビに効果的な化粧水やジェルについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください▼
清潔な衣類、寝具を使用する
背中ニキビができるのは、アクネ菌の他にマラセチア菌というカビが原因の場合もあります。
何日も同じ衣類を着用したり、ずっと洗濯をしていない布団を使用したりしていると、不潔なので菌も繁殖しやすくなります。
寝ている時には人はコップ1杯分の汗をかくと言われています。
寝ている時の姿勢にもよりますが、背中は布団に触れることが多く蒸れやすいです。
暖かく、エサとなる皮脂などがあるとどんどん菌は繁殖しますので、汗を掻いた衣類は何日も着ないようにしてください。
布団のカバーもこまめに洗濯すると良いでしょう。
食生活にも気を付ける
甘いものや脂質の多い食べ物ばかりを食べているとニキビはできやすくなります。
バランスよく食事をすることをこころがけて、細胞の生まれ変わりを助けたり、皮膚を健康にする食べ物を意識的に摂るようにしてください。
おすすめ食材
イソフラボン:大豆製品(豆腐、豆乳、納豆など)
高い保湿力があり、活性酸素を抑える効果があります。
女性ホルモンのバランスを整えて皮脂の過剰な分泌も抑えられます。
ビタミンC:柑橘類(レモン、みかんなど)パプリカ、ピーマン、ケール、果物など
コラーゲンの生成を助け、メラニン色素の生成抑制、活性酸素の対処など肌を健康にしてくれます。
パンテトン酸:卵、牛乳など
過剰な皮脂を抑制する働きがあります。
ストレスのない生活をする
ストレスは肌のバリア機能を低下させる原因の一つだと言われています。
肌のバリア機能が低下すると、皮膚が乾燥しやすくなり、雑菌が繁殖しやすくなります。
また、ストレスを感じると皮脂の分泌を促す男性ホルモン(アンドロゲン)が分泌されます。
ストレスを発散できるように、自分の好きなことをできる時間を作ったり、運動をする時間をつくると良いですね。
目を閉じて深呼吸をするだけでも、気分が良くなりストレスを感じにくくなりますよ。
マインドフルネスや瞑想なども短時間でストレス発散できる良い方法です。
できてしまった背中ニキビやニキビ跡に効果的なケア方法やアイテムは?
背中ニキビの炎症を抑える効果のあるケアやアイテムは?
画像引用:http://nikibinoblog.net/kind/red-acne/
毛穴の中で菌が繁殖して炎症を起こしているニキビはとても痛いです。
赤みがあったり、さらにひどくなると膿がたまったニキビ(黄ニキビ)になります。
背中ニキビができてしまったら、できるだけ刺激を与えずにケアする必要があります。
刺激を与えると、ニキビがつぶれてニキビ跡になりやすくなってしまいます。
膿を出そうとニキビを強く押したいすることもやめましょう。
できてしまったニキビは放っておくと自然とおさまるものですが、できるだけ早くケアしたいという場合は、抗炎症作用のある成分が配合されている保湿剤などでケアするのがおすすめです。
抗炎症作用のある成分には、以下のようなものがあります。
サリチル酸
ニキビの原因であるアクネ菌などの繁殖を防ぐ抗菌・殺菌作用があります。
皮脂分泌が過剰な場所のニキビに効果があります。
グリチルリチン酸
甘草という植物の根に含まれている成分です。
抗炎症作用があり、炎症を伴うニキビの症状緩和には効果的です。
他には、アロマのティーツリーもニキビに効果的だと言われています。
ティーツリーから作られたティーツリーオイルには、あらゆる菌を殺菌する効果があります。
背中ニキビだけでなく、顔のニキビのケアにも効果的なので、ニキビ用のスキンケアアイテムがたくさんありますよ。
抗炎症作用のある成分や、ティーツリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください▼
ニキビ跡を消すのに効果的なケアやアイテムは?
ニキビがつぶれてニキビ跡になってしまった場合は、どのようにすれば消すことができるのでしょうか?
ニキビ跡は、肌が生まれ変わっていくことで自然と薄くなっていきますが時間がかかります。
赤みのあるニキビ跡、茶色のシミのようなニキビ跡は色素沈着しているものなので自宅でのケアで消すことができると言われています。
しかし、凹凸のあるクレーターのようなニキビ跡は自力のケアで完全に治すことができません。
クレーター跡はターンオーバーでは再生できない皮ふ組織の「真皮層」という部分が傷つくことによってできています。
クレータのニキビ跡は皮膚科など専門のクリニックなどでの治療が必要になります。
赤や茶色のニキビ跡の治りを早くしたい場合は、以下の方法が効果的だと言われています。
- 美白成分配合の保湿剤で保湿する
- 肌のターンオーバーを促すピーリングを行う
おすすめのアイテムはこちらでご紹介しています▼
ニキビ跡により効果を感じられるのは皮膚科やクリニックなどで行うケアです。
それなりに費用はかかりますが、効果は期待できると思います。
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まとめ
背中ニキビの原因、予防方法、ケア方法などをまとめてご紹介しました。
背中はもともとニキビができやすい体のパーツなので、普段から清潔をこころがけて、乾燥しないように保湿ケアを行うようにしてください。
背中ニキビに効果的だとされるアイテムはたくさんあります。
ご自身に合うアイテムが見つけられるように、他の方の口コミを参考にしながら試してみてくださいね!