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冬にニキビが増える原因は?ニキビの治し方や予防方法とは?

投稿日:2018年10月16日 更新日:

 

寝る前にはなかったニキビが朝起きたらできていた!などよくあることだと思います。

朝起きてニキビができていると、気分が下がってしまいますよね。

 

冬はニキビが出来なさそうな感じもありますが、実は肌質によってはニキビができやすくなる季節なので注意が必要なのです。

 

今回は、冬にニキビが増える原因はなんなのか、ニキビの治し方や予防方法をご紹介したいと思います。

是非参考にし、ニキビ知らずの肌を手に入れ、楽しい日々を過ごしてください!




冬にニキビが増える原因は乾燥?

冬にニキビが増える原因は乾燥なのでしょうか?

なぜ冬なのにニキビはできるのか、まずはその原因をまとめました。

 

そもそもニキビはなぜできるのか?

 

ニキビのができてしまう原因は、いくつか考えられます。

  • 過剰すぎる皮脂分泌
  • 毛穴の出口が閉じてなくなってしまうこと、
  • ニキビの原因である菌が増えること

の3つになります。

 

毛穴に皮脂がつまってしまい、アクネ菌という菌がどんどんと増えていき、毛穴の中で炎症を起こしてしまう病気のことをニキビと言います。

 

そして、ニキビの発生源というのは、「脂腺性毛包」という毛穴の一種になります。

脂腺性毛包とは、毛穴の一種なのですが発達した皮脂腺という、皮脂を分泌させる器官をもつのが特徴です。

この脂腺性毛包は、顔や胸、背中にいます。

なので、これらの部分にニキビはできやすいということになります。

 

冬は空気の乾燥で皮脂が過剰になる

 

汗などでベタつきやすい夏に比べると冬は汗なんてあまりかかないし、ニキビができにくいと思いませんか?

ですが、なんと空気が乾燥してしまう冬の方がニキビができやすいということもあるようなのです!

 

ではなぜ、乾燥がニキビを引き起こしてしまうのかをまとめました。

 

 

冬は乾燥により、肌の角質層の水分量が少なくなります。

そのため、肌が本来持っている「バリア機能」が低下しやすくなってしまうのです。

そうすると角質は厚くなろうとします。

 

厚くなろうとすると、皮脂が詰まりやすくなってしまうのです。

また、肌が乾燥してしまうと、うるおいを保つために皮脂が分泌されます。

皮脂が過剰に分泌されることにより、肌の表面の水分と油分の二つのバランスが崩れてしまうこともあるのです。

 

うるおいを保つために皮脂が一生懸命分泌しようと、夏場よりも過剰になってしまうのですね。

そのため、乾燥している冬場の方がニキビができやすくなってしまうのです。

 

 

要するに、冬は「皮脂がたくさん作られ、皮脂が詰まりやすい肌になる」ということになります。

 

気温の差も皮脂過剰につながる

気温の差も皮脂過剰につながり、ニキビをできやすくしてしまうのです。

 

もともと私たちの体には、体温を調節して体を一定温度の状態に保つ働きが備わっています。

副交感神経が働いて、暑い季節である夏場などには血流が良くなり汗で体温を下げるようにしますが、逆に冬場になり寒くなると血管を収縮させて体温を保とうとする体のメカニズムがあります。

 

ところが、寒いところから暖房の効きいた温かい部屋に出入りをするなど、気候の変動による急激な寒暖差を繰り返していると、体の働きが追いつかなくなってしまい自律神経のバランスが崩れてしまいます。

 

 

精神的ではなく、物理的なストレスによって交感神経の働きが活発になってしまうことにより、アンドロゲンとアドレナリンという「副腎皮質ホルモン」、テストステロンという「男性ホルモン」の分泌量が増えてしいます。

 

「副腎皮質ホルモン」と、「男性ホルモン」には皮脂腺を刺激して、皮脂の分泌を促してしまう作用があるのです。

そのため、お肌にテカリやべたつきを与えてしまうのです。

 

しかも、男性ホルモンというのはお肌から水分を奪って角質を硬くする作用があります。

そのため、毛穴づまりが起きやすくなってしまうのです。

皮脂が過剰に分泌されてしまうと、角質と混ざり合って毛穴を詰まらせます。

そこにお肌の常駐菌である「アクネ菌」が入り込んで炎症を起こします。

 

これがニキビや吹き出物になります。

 

 

体の冷え

体が冷えるということは、体内の血のめぐりが滞ってしまっていることになります。

 

代謝が低下しているために、肌の細部にまで栄養を巡らせることができなくなり健康な肌をつくれなくなってしまいます。

冷えが続くことにより、肌も乾燥してしまいます。

 

そして、更にはホルモンバランスも乱れやすくなってしまい、肌荒れやニキビができてしまうのです。

 

 

ホルモンの変化

ホルモンの変化もニキビができやすい原因になってしまいます。

 

生理の前にきまってできるニキビ、そして思春期ニキビには、ホルモンバランスが影響しているのです。

男女の性別に関係なく、私たちは体の中には「男性ホルモン」と「女性ホルモン」の両方を持っています。

 

そして、男性ホルモンの中には皮脂の分泌を促す働きがあるのです。

生理前には男性ホルモンがとても活発になるのです。

 

毛穴のまわりの皮膚を厚くする黄体ホルモンというホルモンも同時に活発になります。

そのため毛穴が詰まりやすい状態になってしまうのです。

 

さらに、健やかな肌を保つ働きをしてくれる女性ホルモンの「エストロゲン」もうまく作用できなくなり肌が乾燥してしまい、古い角質が毛穴にたまってしまい、ニキビが発症しやすくなるのです。



冬に増えるニキビの治し方やスキンケアの方法は?

この記事を読んでいる方は、すでにニキビができてしまって悩んでいる方もいると思います。

すぐに正しいケアをしてできるだけ早くニキビを治せるようにお役立てください。

 

冬に増えるニキビの治し方やスキンケアの方法をご紹介します。

 

まず、ニキビといってもいくつか種類があります。

ニキビは以下のものに分けられます。

  • 白ニキビ
  • 黒ニキビ
  • 赤ニキビ
  • 黄ニキビ

 

それぞれのニキビについてやニキビの種類に合った治し方をご紹介します。

 

白ニキビの治し方

白ニキビは、1番症状が軽いニキビになります。

毛穴がふさがって皮脂が溜まっている状態で、肌を触るとザラザラ感じます。

 

毛穴の汚れをきれいにすることで治って行きますので、しっかりとメイクを落とし洗顔をして清潔を保ちましょう。

細かい泡でしっかりと毛穴の奥まで洗えるような洗顔がおすすめです。

 

毛穴をふさいでいる古くなった角質を落とすために「ピーリング」をするのも有効ですよ。

(月に1~2回程度で、炎症ニキビがない時に行うと良いです。)

 

しっかりと化粧水や乳液などでスキンケアを毎日欠かさずやれば、自然とよくなるでしょう。

油分の多いものはニキビを悪化させてしまうので、ニキビを作りにくいような「ニキビケア用」などを使用すると良いと思います。

 

黒ニキビの治し方

白ニキビから毛穴が塞がり、表面の皮脂が酸化して黒く見えるニキビです。

黒ずみとは異なり、これもニキビです。

まだ毛穴に皮脂が溜まっているだけで炎症は起こっていない状態です。(放っておくと悪化します)

 

 

押し出して芯を取りたくなりますが、失敗すると赤ニキビになってしまったりと悪化する可能性もあります。

また、手や爪をつかって芯をとると、雑菌がついて炎症につながることも。

 

毛穴が詰まって黒く見える部分が大きいのであれば、芯を取り除いた方が治りが早い場合もありますが、できれば皮膚科などの専門医にしてもらいましょう。

 

自分でケアするなら、洗顔ピーリングがおすすめです。

毛穴の奥までしっかりと洗えるものよく泡立ててフワフワの泡で洗います。

黒ニキビには泥洗顔が有効ですよ。

 

ピーリングは古い皮脂を除去してくれるので、毛穴の表面の酸化した汚れも一緒に取り除いてくれますので治りやすくなるとされています。(やりすぎは肌を傷めるので、月に1~2回程度)

その後しっかりと保湿はおこないましょう。

 

 

赤ニキビの治し方

黒ニキビが炎症してしまったのが赤ニキビになります。

皮脂を栄養にしてアクネ菌が増殖して炎症を起こしている状態です。

 

 

かゆくなってしまうこともあるかと思いますがかいてしまうのは絶対にダメです!

刺激を与えると跡が残ってしまう可能性もあります。

お風呂に入るなど、温めるとよけいかゆみが増してしまうので要注意です。

 

冷やすということも刺激になる可能性があるので、あまりおすすめできません。

 

赤ニキビを治すのに大切なのは、炎症を抑えることです。

炎症が長引くと、肌の深部にまでダメージを与えられ、色素沈着を起こしニキビ跡が残ってしまう可能性があります。

 

できるだけ早くアクネ菌の炎症を抑え、炎症が治まるのを待ちましょう。

 

消炎効果のある、敏感肌用化粧水でコットンパックすると保湿効果もあり治りが早くなると思います。

抗炎症作用のある「グリチルリチン酸」「ビタミンC誘導体」が含まれているものが効果的だと言われていますよ。

 

 

黄ニキビの治し方

赤ニキビの炎症がさらに進んだ状態の膿がたまっているニキビです。

これを乗り越えとニキビは治っていきます。

 

膿んでしまっているニキビは、絶対に触らないようにしましょう。

病院へ行けば、専用器具で圧出して中の膿を出す処置もあるのです。

なので、潰すことは悪いことではないのです!

 

ですが、自分で潰すのは凹みや、傷になるリスクが高いので、やめるようにしましょう。

 

膿んでいるニキビには抗生剤の塗り薬が効果的です。

 

 

ニキビが潰れてしまったら時のケア方法は?

 

ニキビを潰してしまった時はまず、触らないようにしましょう。

触ることにより、ニキビの悪化につながります。

 

血や膿が出てきてしまっている場合には、ティッシュでやさしくふき取りましょう。

触りすぎてしまうとそこから出たニキビ菌が他の毛穴に移ってしまい、ニキビを広げてしまいます。

 

ふき取れたらまず洗顔をします。

ぬるま湯でよく石鹸を泡立てるようにしましょう。

 

そして、洗顔後はやさしく水気をふき取りましょう。

そのあとは、しっかりと保湿をします。

 

保湿に使う化粧水やクリームは普段使用しているもので大丈夫です。

コットンなどで優しく塗りましょう。

 

肌が潤っていればいるほど肌の代謝が活発になり肌のターンオーバーは促されニキビの跡は治りやすくなります。

さらに外用薬がある場合には最後に綿棒などで塗るようにしましょう。

 

ですが、万が一しみると感じたら使用するのはやめてください。
肌に何らかの刺激になっているので、悪化する原因になってしまいます。

 

 

ニキビの原因の毛穴のつまりを取り除くケア方法は?

毛穴のつまりは、毛穴を開かずにケアをしましょう。

スキンケア商品を見直して、しっかりと洗顔、クレンジングを行うことがとても大切になります。

 

毛穴の詰まりがひどい場合には、お肌に刺激を与えずに毛穴汚れを溶かして落とせる効果のあるクレンジングや毛穴の奥まで洗えるような泡たっぷりの洗顔を行うのがおすすめです。

 

質の低いスキンケア商品を使っていても毛穴汚れはよくなりませんので、しっかりと商品選ぶということが大切になります。

 

そして、綺麗になった毛穴には、今後毛穴つまりをぶり返さないように、綺麗になった毛穴に栄養分を与えることも大切です。

 

冬にニキビ対策には保湿重視のスキンケアを

 

冬のニキビ対策は、保湿重視のスキンケアをするようにしましょう。

保湿成分をきちんと肌へ届けるために、まずは、汚れや古い角質などをしっかり取り除きましょう。

 

毛穴をキレイにすることがとても大切になってくるのです。

また正しい保湿というのは、化粧水をただつけることではないのです。

一時的にしっとりとするかもしれませんが、時間が経てば乾燥してしまいますよね。

 

ですので、水分保持力をサポートする「保湿成分」が含まれるスキンケアで肌にふたをし、

水分を逃がさないようにするのがとても大切になってきます。

 

 

ひどい場合は皮膚科に行った方がいいの?

 

ニキビがひどい場合には、皮膚科に行った方がいいのか?などと迷われると思いますが、答えは「YES」です!

酷い場合でなくても今では初期の段階でも治療をしてくれます。

 

赤いぶつぶつしたニキビや、膿を持ったニキビの場合には、抗生物質の飲み薬と塗り薬を組み合わせて使い、赤いニキビがよくなった後は、再発予防(維持療法)をする方法が、一般的な治療法になります。

 

また、毛穴にたまっている皮脂を針で穴をあけて押し出すという、面皰圧出という治療法もあります。

そのほかの治療としては、ケミカルピーリングや漢方などがあります。

 

ニキビというのは肌トラブルですが、皮膚科に行けばしっかりと対応してくれ、すぐに治りますよ!



冬にニキビを増やさないための予防方法

湿をして肌を乾燥させない

まずは、加湿をして、肌を乾燥させないようにしましょう。

冬になると空気がとても乾燥しやすくなってしまいます。

 

先ほども言いましたが、冬は乾燥により肌の角質層の水分量が少なくなります。

そのため、肌が本来持っている、バリア機能が低下しやすくなってしまうのです。

 

そうすると角質は厚くなろうとします。

厚くなろうとすると、皮脂が詰まりやすくなってしまうのです。

 

という、この現象をなくすために、加湿をし肌を乾燥させないようにすることがとても大切なのです。

加湿器を一台でもいいので部屋の中に置いておくといいでしょう。

 

食生活でニキビ予防をする

 

ニキビ予防には、食生活にも気を付けるようにしましょう。

 

ニキビ予防のために摂取するといいのは、ビタミン類食物繊維になります。

ビタミン類と食物繊維を摂取することにより、ニキビ予防になりますが、

 

主に以下のような食べ物が良いですよ。

 

  • ビタミンA:まぐろ、レバー、卵、ほうれん草、うなぎ
  • ビタミンB2:卵、乳製品、納豆
  • ビタミンB6:卵、鶏肉、まぐろ
  • ビタミンC:レモン、ピーマン、パプリカ、いちご、キウイ
  • ビタミンE:アーモンド、かぼちゃ、うなぎ、ぶり
  • 食物繊維:根菜類、イモ類

 

そして、糖質や脂質の摂りすぎは皮脂の分泌を過剰にする原因になるので控えるようにしましょう。

 

 

体を冷やさないように過ごす

体の冷えというのもニキビの原因になります。

 

できるだけ体を冷やさないように過ごせるように普段から、靴下を履く、腹巻をする、家の中にいるときでも一枚上に羽織るなどするだけで、体の冷えは防ぐことができます。

 

また、お風呂の時にはしっかりと湯船に浸かって体の芯から温まることもおすすめですよ。

 

体の中から温められるように、温かい飲み物を飲んだり、体を温める作用のある生姜を使った料理や飲み物を生活に取り入れてみるのも良いと思います。

 

日々の保湿スキンケアを大切に

ニキビができてからのケアではなく、日々のスキンケアを大切にしましょう。

 

日ごろから、毛穴の汚れがたまらないようにしっかりと洗顔をし、洗顔をし終わった後には、化粧水・乳液をつけましょう!

 

 

また、フェイスマスクもしてみるといいかもしれません。

フェイスマスクは、やりすぎもよくないので、週1~2回程度にしておいてください。

長くおいてしまうのは、逆に乾燥してしまい効果がなくなってしまうのでご注意ください!

 

定期的にピーリングをするのもおすすめです。

肌の古くなった角質を取り除き、肌の生まれ変わりを促します。

化粧水の浸透も良くなるので、月に1~2回ほど行うと効果があると思いますよ。

 

 

睡眠の質を高める

何事においても睡眠というのはとても大切です。

ニキビ予防にも美肌にとってもとても大切なのが睡眠です。

 

寝ている間に肌はつくられており、就寝時間が不適切な生活を続けていると、免疫力も低下してしまいます。

また、男性ホルモンの分泌がたくさんされてしまい皮脂が過剰になり、ニキビができてしまうのです。

 

特に、成長ホルモンがよく分泌される夜の22時~深夜2時まではしっかりと寝るようにしましょうね!

 

 

 

さらに、ストレスによって自律神経が乱れると、免疫力が低下してしまいます。

免疫力が低下するということは、お肌を守る力が弱まるということです。

 

循環器系にも血流障害などの異常が起きてしまう場合もあり、充分な栄養がお肌に届かなくなってしまいます。

新陳代謝が低下するということも同時に発生してしまうのです。

 

 

まとめ

 

冬は意識をせずに過ごしているとニキビができやすくなってしまいます。

ニキビが増える原因は冬ならではの気温の変化や乾燥などが原因なのでスキンケアだけでなく、生活習慣の見直しも大切にすごしてください。

 

参考にしていただき、この冬はニキビ知らずの肌でいましょう!






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