マインドフルネス

マインドフルネスや瞑想の時、音楽はいる?その時の注意点は?

投稿日:2017年10月22日 更新日:

マインドフルネスをはじめとする瞑想を行おうとする時、流す音楽をどうすればいいのか、ということを思うかもしれません。昨今テレビなどでも放送されているマインドフルネスの映像を見てみると、鐘をチーンとならしたりしている様子が映し出されています。鐘がいいのか、音楽がいいのか、はたまた・・・どのようなものがいいのでしょうか。また、音楽をつける時はどのようなことに注意してマインドフルネスを行えばいいんでしょうか。


マインドフルネス瞑想の際、音楽はいるのか?

まず、前提として、マインドフルネス瞑想は音楽無しでもできます。そもそもマインドフルネスは禅の精神が入っています。禅寺では音楽はかけていないですね。その禅の精神から考えますと、当然音楽はいらないです。むしろ自然の音に耳を傾けて、その音を味わう。風の音を感じる。鳥の声を聞く。これも一つのマインドフルネスです。ですので、お家などはもちろんこと、山や川をはじめとする大自然に行かれた際、音楽は必要ないかもしれません。大自然がたくさんの音を奏でてくれていますので。そして、完全な無音もまた、マインドフルネス瞑想に入りやすいとされています。

音楽をかける場合、どんな音楽をかければいいの?

上記のように音楽をかけなくても、マインドフルネスをすることはできますが、それぞれの住環境などから、そううまくはいかない、ということもあります。自然の音を満喫したくてもできない。家の中がうるさすぎて集中できないなど・・・そんな時、音楽をかけると瞑想の状態に入るきっかけにすることができると言われています。その際、どんな音楽をかければいいのか。現代では様々な研究がなされていて、脳科学的に、とか自律神経が整う音楽、などと言われていますが、まず一番重要なことは、自分が心地よく感じるかどうかということです。どれだけ人が熱狂していても、自分にはピンとこないことってありますよね。音楽だけではなく全てのことに当てはまりますが、まずはご自身が一番好きな曲、落ち着ける曲を聞かれるのがよろしいでしょう。

音楽の選び方とは?

とはいうものの、好きな曲と言われても膨大な数があると思います。その中からあったものを選ぶとなるとなかなか難しいかもしれません。そんな時、YOUTUBEで ”瞑想 音楽” などと検索すると、それにふさわしい音楽がたくさん出てきますよ。その中のものをいくつか聞いていると、何となく好きだな、という音楽と出会えると思います。効果などは深く考えずに、その中でも自分にあったものを選んで瞑想を気軽に初めてみましょう。

音楽の例 YOUTUBEから

私が実際に瞑想をしている時に使っていたり、私のマインドフルネス教室の生徒さんが使いやすいと言っているものを下にいくつか紹介しています。YOU TUBEですので、あなたのスマホなどでも聞くことができます。

もちろんこの他にも様々な種類の音楽があります。今や、わざわざCDなど買わなくても、そして課金しなくてもYOUTUBEなどで気軽にお試しすることができます。(そこで気に入れば買ってもいいですしね)くどいようですが大切なことはあなたに合うかどうか。しかも合うか合わないかというのはものすごく直観的な要素が強いです。根拠などなくて大丈夫ですよ。あなたの直観、感覚を信じて、これだ、と思うものでマインドフルネス瞑想にトライしてみましょう。

マインドフルネス瞑想の際の音楽を聞くときの注意点

マインドフルネスの大前提は「今ここ」に注意・意識を向けるということです。「今ここ」に意識を向けるための道具の一つとして、音楽を活用するという考え方ができるのです。音楽の選び方は、先述のようにご自身が心地よいと思われれるもので良いのですが、そのあと、実際にマインドフルネス瞑想状態に入る時、ちょっとした工夫をすると瞑想が上手にできるようになります。

では、実際にどのようにして音楽を聴くのか、といいますと、音に意識を向けて注意深く聞くのですよ。ただ何となく流れてきて心地よいな、という状態からその心地よさを意識するのです。具体的に言うと、今音の波が自分の鼓膜をまで伝わって、それが頭蓋骨を伝わり、脳に音が聞こえていると認識させているな、ということを感じるのです。すこし難しいかもしれませんが、もっとかみ砕いて言えば、流れてくる音一つ一つに耳の穴を思い切りかっぽじって聞くという感じです。思いっきり聞くのです。そうしていると、別のことにも気付いてきます。実は音は耳だけで聞いているのではなく、身体でも聞いているのだということが。

耳で聞こえなくても音はなっている?

有名なものにモスキート音というものがあります。若者であればあるほどその音が聞こえて、年齢がいけばいくほど聞こえなくなるというもの。

いかがですか?このモスキート音はコンビニなどで若者が集まることを防ぐために使っているところもあるのだとか。あなたが聞こえた超音波みたいな音を若者だけが聞こえる周波数に合わせて流しておくのですね。そうすることで、若者には不快な音が聞こえますが、年を召された方には聞こえないという画期的なような、少し残念なような複雑なことが行われているのです。ここで分かること。それは、耳で聞こえる、認識できる音が全てでは無いということです。少し難しいかもしれませんが、このことをふまえて、瞑想中に音楽を聞いてみるといいかもしれません。耳だけを傾けるのではなく、身体、心も音に傾けるという感じでしょうか。

マインドフルネスで体が音に包み込まれる

そして、マインドフルネス瞑想が上達してくると(瞑想にも上手いとか下手とかがあるのですよ)音が体を包み込んでくれているかのような体感になります。もっと感覚が進んでくると、その音に縛られるとか、音に踊らされるとかそのような表現をする方もおられます。とにかく、私たちが普段耳で聞いている音としての感覚ではなく、一つの音の波として体全体でとらえるようになるのです。いきなりここまでの感覚を体感するというのは少し難しいかもしれませんが、マインドフルネス瞑想を続けていくとこのような感覚になるらしいな、ということは頭の片隅においていただいてもいいかもしれません。

マインドフルネス瞑想が上達してくるとこのような不思議な感覚も体感することができるようになってきます。そうなると瞑想自体がとても楽しいものになってきますよ。

まとめ

・マインドフルネス、瞑想に音はあってもなくてもよい。

・音を選ぶ際は、難しく考えずに自分が好きだったりリラックスできたりするものをチョイスする。

・マインドフルネス瞑想は上達する。音の聞こえ方も普段聞いている感じと変わってくるので、その変化を楽しむ。




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