マインドフルネス

マインドフルネス、瞑想で不安や恐怖が消えるって本当?その訳は?

投稿日:2017年10月23日 更新日:

マインドフルネスを行うと、ストレスが減少してリラックス効果が高いということが言われています。私の周りでも実際にマインドフルネスを実践して、その効果を感じられている方も多くいます。そして、そのストレスなどが減っていくのと同時に、不安や恐怖も徐々に小さくなってくるという魔法のような話も聞きます。本当にそんなことが起こるのでしょうか?


マインドフルネス瞑想で不安や恐怖が消えるよ

マインドフルネスは’今ここ’に意識を向ける技術です。ストレス対策にも効果を得ている、ということをお伝えしていますが、そもそもそのストレスの根源を考えてみると、多くが過去や未来の憂いからくるということでした。他の記事でも紹介しておりますが、今目の前で起こっていないことで、くよくよしたり悩んだりしてしまっているんですね。まず大前提としてそこをおさえておいて下さい。つまり、ストレスの根源、悩みや不安は今起こっていることではなく、過去に起こった出来事を反芻したり、そのことから未来を憂い自分で勝手に起こしている、ということをです。

マインドフルネスで不安が消えるメカニズム

ここで不安ということについて深く考察してみましょう。不安とはそもそもなんなのでしょうか?辞書には・・・

不安→何か悪いことが起こらないかと考え、心が落ち着かないこと

とあります。つまり、今起こっていないにも関わらず未来に何か起こるのでは、と予見して心が落ち着いていないという状態です。そして、もっと掘り下げて考えることができます。何か悪いことが起こらないか、とありますが、良い悪いは一体誰が決めているのでしょうか。法律の範囲や世間一般で言われいる公序良俗の部分は当然のこととしても、人それぞれに良い悪いの価値基準て違いますよね。実はここが大きなポイントになってきます。そのあなたが悪いと判断している現象は、もしかしたらあなたが勝手にそれを悪いと解釈しているだけのことなのかもしれない。本当に悪いことなのかもしれない。でももしかしたら、自分の価値基準の判断が合っているとは限らない、ということを自分に腑におとさせるのです。そのことで、その不安と言われているものに没頭することがなくなるのです。没頭しない、すなわち客観的に物事をみることができる。当然このことで不安指数が減少していきます。

不安の根源はあなたの記憶

そもそもその不安の根源は、あなたがこれまで経験してきた記憶から成り立っているということが最新の脳科学の研究で明らかになっているのです。例えば、全く同じプロジェクトを任されたとき、記憶の中に成功体験がたくさん入っている人からすれば、「任せておけ!」となるし、成功体験が少ない記憶がたくさん詰まっている人は「またどうせ私はダメだ」となるのです。ここなんです。同じプロジェクトの話なのに、人によって価値基準判断が違うのです。

でも、不安を感じている人はそのプロジェクトのせいにしてしまいますよね。あのプロジェクトのせいで私は不安・恐怖を感じているのだ、と。一方で全く同じ状況にも関わらず、それを自分のプラスに変えてしまっている人もいます。これは、あなたの記憶が全てを握っていたという根拠になります。


マインドフルネスで恐怖が消えるメカニズムも同じこと

同じく恐怖。

恐怖→自分の力を超えたものにおびえ、不安に思う気持ち

これも’今ここ’の話ではなく、自分の中のこれまでの記憶と照らし合わせ、未来に起こりうることに勝手に恐怖を感じているに過ぎない、ということができます。

そもそも、人間の脳は、現代では不安や恐怖という名前で言われる危機管理能力を持っているのです。人間が野生生物の一員として生きていた頃、過去の出来事を分析し、最悪の未来を想定することにより、危機から自分たちを回避するようにして生き延びてきたのです。ですので、心配性の民族の末裔が我々であるという研究結果もあるくらいなのです。

しかし、それは数千年、ヘタをすれば万年前単位のお話です。危機、つまり人間が種の保存をしていくための回避しなければならない飢餓や外敵からの防御のための能力だったのです。2017年現在、その能力は要りませんよね?この日本社会で、普通にしていればまず飢えません。外敵に食べられることもありません。このような状況にも関わらず、まるで飢えるかもしれない、襲われるかもしれないということと同等のように物事をとらえてしまっているのです。そこで恐怖と言った感情が起こるのです。これも不安と同じく、そうだよな、考えすぎだよなと気づくだけで客観視することができます。

マインドフルネス瞑想で扁桃体が小さくなる

このように、そもそも不安や恐怖はあなたが過去の記憶から勝手に物事を価値基準判断をして創り出したものにすぎないんですよ、ということを少し自分の中で確認するだけで、そこからのとらわれが小さいものになってきます。

それに加えて、マインドフルネス瞑想を定期的に行うと扁桃体と呼ばれる器官が小さくなることも分かっているのです。

感情を司る器官 扁桃体

脳の中に扁桃体と呼ばれる部分があります。ナッツくらいの大きさと言われていますが、人間は感情的になると、このナッツの大きさの扁桃体が大きくなることが分かっています。あなたが感情的になっている時、他の思考は停止して、怒りに没頭してしまうことがありますよね。これがまさに、扁桃体が大きくなっている状態なのです。他の理性が制御不能になり、後になってなんて馬鹿なことをしたのだ、という状態になってしまうのです。

ところがマインドフルネス瞑想を行うことで、この扁桃体が小さくなることが分かったのです。脳のレントゲンで見ても、感情的になる部分の器官(扁桃体)が小さくなる、すなわち感情的になることが少なくなるということが分かったのですね。不安や恐怖という感情は特に扁桃体にとって得意と言ってもいい感情なんです。それらの感情ってとても強いですものね。

扁桃体を制すれば人生を制する

扁桃体を制すれば人生を制するという脳科学者もいるくらい、扁桃体って重要なものなのです。扁桃体が活発化、つまり感情的になった時、人間は思考能力が低下するのです。昨今(2017年秋)話題になっている危険運転の話も全て扁桃体で説明することができます。冷静な時、だれもが高速道路の真ん中で車を止めたら危ない、ということくらいわかるはずです。でも、感情的になる、頭に血が上った状態になると冷静な判断ができず、馬鹿な決断をしてしまうのです。これ、実は高速道路の事故が特別なだけでなく、あなたの日常でも起こっているかもしれないことなのです。感情優位に人生を行動することで、思考停止状態に陥り、あとで考えたらとても馬鹿だなという選択をしてさらに悲観的な人生になる。このような人をたくさん目の当たりにしています。あなたの人生、扁桃体に左右されていませんか?つまり、不安や恐怖をきっかけに行動、選択をしていませんか??

 

まとめ

・マインドフルネス瞑想で不安や恐怖は消える。

・不安や恐怖の実態、根拠を探ること、それが自分を客観視していることになり、それらの感情に没頭しなくなる。

・マインドフルネス瞑想を続けていくことで、感情を司る扁桃体という部分が小さくなり、感情的になりにくくなる。

 

マインドフルネス瞑想を続けていくと不安や恐怖は消えていきます。でもまずその大前提として、あなたのその不安は本当に不安なのですか?ということを常に自分の中で問いかけてあげるといいかもしれません。

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