マインドフルネス

マインドフルネスで脳が変わる?脳が休息できる?

投稿日:2017年10月27日 更新日:

マインドフルネスは、瞑想などを行う際、脳がどのようになっているのか、ということを科学的観点からも証明し、それらを体系化しているものです。著書などでも”マインドフルネスで脳の休息を”とか”マインドフルネスで脳の変化を促す”ということが言われていますが、一体どういうことなのでしょうか。そもそも脳って変わるのでしょうか?


マインドフルネスで脳は変わります

一昔前までは、脳は生まれてから死ぬまで変わらないと言われていました。脳の研究もそれほどされていなかったのでしょうが、とにかく性格などをはじめ、持って生まれたものはどうしようもないという認識でした。一方、そのころ世界ではたくさんの脳の研究がおこなわれていました。AIの開発&発展の為ということが大きく関与します。AIといえば人工知能というくらいですので、人間の脳を研究して、その脳のように、そして脳自体を超えるようにしないといけません。そのような中では脳の研究が必須ですよね。そこで脳のことを思い切り研究したのですが、その時にまず大前提が覆されるような事実が分かったのです。それが・・・脳は変わる、という事実です。

脳の可塑性

脳の可塑性。可塑性とはあまり聞き慣れない言葉ですが、簡単に言うと”脳は変わるよ”ということです。付け加えて言うなら、マインドフルネスなどを使えば結構簡単に変わるよ、ということも研究で分かったのです。これは脳が力を加えると、その形のままもとに戻らない柔軟性を持っている(ニューロプラスティシティ)からなのです。この脳の可塑性という事実が、人類に大きな希望をもたらすことになったのです。

脳の可塑性の発見による希望

例えば、認知症。一度認知症になると、もう絶対に治ることはないとされてきましたが、脳の可塑性いう大前提があれば認知症と言われている状態から治癒することができると考えられます。現代の科学では、認知症になる原因の場所も特定されつつあるのですが、その部分をよりよく変えることができれば認知症を克服できるということですからね。実際に欧米諸国ではすでに認知症対策にマインドフルネスが導入され、どんどん成果を挙げているのだとか。日本でも早期の導入が待たれますね。

その他では、例えば老齢による能力低下。これも年を経れば体力が落ちてきて体のいうことがきかなくなる、という認識がこれまでの日本人の感覚でした。一昔前の30歳を思い起こしてください。テレビなどで放送されている昔の30代など、もういぶし銀の貫禄をかもしだしていますよね。その年齢でスポーツをやっているなんて当時ではほとんど考えれない状態でした。それが今、どうですか?プロ野球選手で40代はそれほど珍しいことでもないですし、40代のボクシング世界チャンピオンもいますよね。脳が分かってきたことで、年齢すら関係ないという認識になってきている現代では、その通り本当に年齢が関係なくなってきているのですね。


マインドフルネスによる脳の可塑性を示す例

マインドフルネス瞑想の話題にふれていると、必ず出てくる脳の器官に海馬と扁桃体というものがあります。それぞれ海馬は記憶を司るもの、扁桃体は感情を司るところです。どうしてこの部分がマインドフルネス関連の話題に上るかというと、なんとマインドフルネスを続けていくと実際に扁桃体が小さくなり、海馬が大きくなるということが分かったのです。これはハーバード大学の研究成果によるものなのですが、1日20分程度8週間マインドフルネス瞑想を行った結果から分かったことだとか。脳のレントゲンのようなもので見て、明らかにそれぞれの器官に変化があったことから、マインドフルネス瞑想が脳の変化に寄与しているということがわかったのです。加えて言えば、海馬は記憶を入れておく箱のようなものなので、その箱が大きくなるということは即ち記憶力がよくなるということが言えます。マインドフルネスが認知症対策や子どもたちの教育に取り入れられているのもうなづけます。また、扁桃体に関しては感情を司る器官で、人間が感情的になると、扁桃体が大きくなることが分かっています。その器官が小さくなる、即ち感情的になる幅が少なくなっていくと言えます。これもマインドフルネスの効果で挙げられている通りの効果です。これらの器官が、明らかにマインドフルネスを行った前後で変わってくるのですね。

マインドフルネスで脳が休息できる

また、マインドフルネスが脳を休ませることもできるという事実も明らかとなっています。”マインドフルネスで脳が休息状態になっている”ということをイエール大学の久賀谷亮博士が自身の著書「最高の休息法」で紹介しました。久賀谷教授と言えば、世界一受けたい授業でマインドフルネスの回にも出ていた、今ひっぱりだこの先生です。もともと長年マインドフルネスだけでなく脳の研究をしており、マインドフルネスを行っている際に、脳が休息できる仕組みを発見したのだとか。

 

上の本にも記載がありますが、その秘密はDMN(デフォルトモードネットワーク)というものなのだそうです。なんだかとても難しそうですよね。かいつまんで説明しますと、人間は何も考えていない時にでも常に脳が動いているのです。それがこのデフォルトモードネットワーク。何も考えていなくても、余計なことを思いついたり、それがきっかけとなって、どんどん不安や恐れが現れてくる時がありますよね。まさにこの時、デフォルトモードネットワークが働いて脳が休まることができないのです。

マインドフルネスでDMNを弱める

そこでマインドフルネスを行うのです。端的に言うと、何も考えないのではなく、一つのことに注意を向けるのですね。そうすることで、DMNが弱まり、脳が休息状態に入ることができる、というわけなのです。よくマインドフルネスや瞑想をした後、頭がスッキリします、とかすがすがしい気持ちなります、という意見を聞きますが、まさにその通り。全てこのことで説明できます。脳の中で、余計なことが頭をよぎっている時に浪費してしまうエネルギー消費をマインドフルネスによって抑えることができているのです。その抑えたパワー、エネルギーを他の有効な部分に活用することにより、世界のアスリートやトップビジネスマンは最大のパフォーマンスをその場その場で発揮させることができているのですね。

まとめ

・マインドフルネスを行うと脳は変わる。これは脳の可塑性という言葉で使われ、認知症予防などの科学的根拠となっている。

・マインドフルネス中、脳は休息状態に入っている。脳を上手く休ませてあげることで、次へのパフォーマンス向上につなげることができる。

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