梅雨の時期になると、雨の日が多くて洗濯物が乾かなかったり、家の中がじめじめしますよね。
じめじめが続くと気が付くとできているのが『カビ』です!
水まわりだけでなく、食べ物などにもカビが生えやすいので梅雨の時期にはカビに注意が必要なのです。
カビが生えないようにするためにはどんな予防対策ができるのか、カビが生えないように掃除する方法など詳しくまとめましたよ!今年の梅雨は、カビのない気持ちの良い家で過せるように早めに対策を始めましょう!
Contents
梅雨はカビが生えやすい?その原因とは?
カビはどうやってできるの?
カビは空気中のどこにでも漂っています。
カビがいることは自然なことで、人の皮膚にもいるといいます。
カビは生き物で、自分の種の保存のためにカビが育っていけそうな場所に付着して一つの胞子が芽を出します。
それがどんどん増えると集団になり、そうすると目に見える大きさの「カビ」なるのです。
カビは発育条件がそろうと芽を出して増えていきます。
【カビの発育条件】
・温度が0~35℃(特に20~30℃はカビが育ちやすい)
・湿度80%以上
・空気がある場所(酸素がある)
・栄養(垢、ホコリ、汚れ、石鹸カス、接着剤など)
※さらに風通しが悪いとよく育ちます
カビはそこまで強い菌ではありませんが、抵抗力の弱い小さい子供やお年寄りなどは、カビの影響を受けやすいと言われています。長期間吸い続けることで体にも悪影響がでる可能性がありますよ。
(肺炎、髄膜炎、喘息、皮膚炎など)
梅雨の時期にカビが多くなるのはなぜ?
梅雨の時期の平均湿度は70~80%くらいと言われています。
その年によって月の平均湿度は異なりますが、梅雨に入る6月~10月くらいまでは湿度が70%以上なところが多いようです。(参考:気象庁 相対湿度の月平均値)
6月~10月頃は、気温もカビが発生しやすい20~30℃ということもありカビが発生しやすくなります。
特に、梅雨の時期は雨が降るので部屋を閉め切り、換気をしなくなる家庭が多いのでカビが育ちやすくなります。
洗濯物を室内に干す方も多いので、その分部屋の湿度を高めているのも一つの要因になっているといいます。
7月中旬には梅雨が明けますが、日本の夏は高温多湿で湿気も多くなります。
梅雨に比べると、雨が降らない分換気ができるのでカビは発生しにくくなりますが、秋くらいまではカビが発生しやすい条件がそろっているので注意が必要なんですよ。
さらに住宅事情が良くなったことから冬でも室温が高く、結露することから1年中カビが生えやすいと言われています。
マンション住まいの方も増え、共働きで部屋を閉め切っている時間が長いとその分カビの住みやすい環境を作ってしまっていますよ。
現在の日本では、1年中カビが育てる環境がそろっているので日頃から気をつけておきましょう。
梅雨の時期にカビが生えやすい場所はどこ?
梅雨の時期はどの場所でも湿度が高くなっているのでどこでもカビが生える可能性がありますが、特にカビが生えやすい場所は以下の場所だと言われています。
【カビが生えやすい場所】
・水周り(お風呂、洗面台、キッチンシンク)
・窓ガラスのゴムパッキン
・エアコンの内部
・押入れ
・家具の裏
・脱衣所
・洗濯機の中
・壁
・畳、カーペット、じゅうたんの部屋
水周りは湿気やエサになる石鹸カスの宝庫です。
カビには最高の場所ですから、日頃から水滴を拭き取ったり、きれいを心がけておく必要があります。
画像引用:https://store.shopping.yahoo.co.jp/cleanart/9.html
風通しが悪く、普段使用していない場所でホコリが溜まりやすい場所も家の中には多くあると思います。
そういったところもカビが生えやすくなりますよ。
・湿度
・温度
・エサ
・風通しが悪いところ
この条件がそろうところはカビが生えやすいので気をつけましょう。
【こんなところにもカビは生えやすい!】
インテリアで観葉植物を置いている方も多くいらっしゃると思います。
実は家の中で1番カビが多いのは観葉植物の土の中ともい言われています。
適度に湿度があり、温かい土の中はカビにとってとても心地よい場所なんだとか。
これをこぼしたりすると空気中にカビが飛んでしまいます。
1日1時間ほど日光に当てることで、紫外線がカビを駆除してくれるので、観葉植物を置いている方はカビ対策をするようにしてくださいね。
梅雨のカビ対策!カビの掃除方法ご紹介!
それでは、梅雨の時期にカビが生えないようにするための対策や掃除の方法をご紹介していきます!
カビが生えたまま放って置くと、根がこびりついてなかなか除去することができなくなってしまいます。
まずはカビが生えないように対策を行いましょう。
【カビ対策】
室内の湿気を減らす
洗濯物を室内に干す時には、洗濯機である程度乾燥させてから干しましょう。
湿度が高い場合には、除湿器、エアコン、乾燥機などを利用して室内の湿度を減らしましょう。
カビのエサになる汚れを減らす
石鹸カスや食べ物の汚れが残らないように、シンクや浴室を使った後にはしっかり洗い流したり、掃除をこまめにするようにしましょう。
ホコリがたまるとカビも発生しやすくなります。
換気をして風通しを良くする
空気がこもるとカビが育ちやすくなります。
換気をして部屋の空気を循環させたり、家具の裏に隙間を作るなど風の通り道を作りましょう。
カビができやすい場所の掃除方法
カビができてしまたら、できるだけ早くに拭き取ることで根が張ることを防ぐことができます。
すぐに掃除することが重要ですよ!
カビができやすい場所の掃除方法をまとめました。
浴室
お風呂にできやすい黒カビは洗剤では死なないので、カビが出来ないような環境を作れるように心掛けましょう。
日頃からできるカビ対策としては、
・カビのエサになる石鹸カスを洗い流す(使用後に冷水シャワーをかける)
・窓を開けたり、換気扇を回して湿気を減らす
・水滴をふき取る
浴室の天井は特にカビが発生しやすくなります。
湯気と共に人の皮脂や汗を運んでくれるのでカビにとっては繁殖しやすい場所になっています。
天井にできたカビは、上から浴室全体にカビの胞子を飛ばしてしまう恐れがあります。
手の届く場所にできたカビは、浴室専用のカビ取りスプレーで取ることができますが、天井の場合はそれができません。天井を掃除する時には以下の方法がおすすめです。
天井のカビ掃除をする方法
【準備するもの】
・除菌ウェットティッシュ
・アルコールタイプの除菌スプレー
除菌ウェットティッシュを除菌スプレーで湿らせて、ゆっくりと拭き取ります。
手が届かない場合には、クイックルワイパーなどにウェットティッシュをつけて拭きとりましょう。
壁
意外とカビができやすいのでは壁です。
湿気の多い場所の壁紙にカビが生えてしまう場合があるので、気づいたらすぐに拭き取りましょう。
お風呂で使うカビ取りスプレーなどは室内では使用できないので、壁紙などには『エタノール』を使用してみてください。
薬局などですぐに手に入りますよ。
カビに直接スプレーして固く絞った濡れ雑巾で拭き取りましょう。
頑固なカビはメラニンスポンジでこすると、だいたいの落ちますよ。
使用したもの雑巾やスポンジは置いておくとカビの発生につながる可能性があるので捨てるようにしてくださいね。
カビ掃除が終わった場所は、最後にもう一度エタノールをかけるとカビの発生を防ぐことができますよ。
洗濯機の中
洗濯機の中はカビが育ちやすい温度、湿度、エサ(石鹸カス)があるのでカビが生えやすくなります。
目には見えにくいですが、洗濯槽の裏側にはビッシリとカビができてしまっている可能性がありますよ!
そんな洗濯機で洗濯すると、洗濯した衣類にもカビの胞子がついてしまいます。
使用していない時にはフタを開けてできるだけ湿気を少なくしてください。
洗濯黄の中のカビを防ぐためにも定期的に洗濯機の中を掃除すると良いでしょう。
市販で売られている洗濯槽クリーナーなどを使用すると簡単にきれいに掃除することができますよ。
その他
台所のシンクやゴムパッキンなどもカビができやすい場所です。
洗い物などをした後には水気を拭き取ったり、湿気がなくなるように乾燥機で乾かしたりカビの発生条件をなくしましょう。
他には、冷蔵庫の中でもカビが発生します。
冷蔵庫の中の水滴を拭き取ったり、汚れを取り除いたり冷蔵庫の中を清潔に保つことでカビの発生を防げます。
冷蔵庫の中をぎゅうぎゅうに詰めてしまうと空気が通らないので、隙間を開けて入れるようにこころがけてくだいね。
まとめ
梅雨の時期はどこの家庭でもカビが発生しやすくなります。
カビの発育条件を一つでも無くすことでカビができにくくなりますので、ご紹介した対策や掃除方法をおこなってみてくださいね。
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