梅雨の時期の洗濯物ってじめじめして、嫌な臭いがしませんか?
タオルで顔を拭いた時や、服を着た時に「くさっ」と思ったことがある方は、ぜひこの記事をお読みください!
梅雨の時期に洗濯物が臭くなる原因や対策方法をまとめましたので、この方法を実践されるとあの嫌な臭いが無くなるかもしれませんよ。
Contents
梅雨の洗濯物が臭くなる原因は?
梅雨の時期に限らず、雨の日や寒い冬の日は洗濯物が外では乾かないので室内で干すことが多いと思います。
部屋干しをするとどうして嫌な臭いがしてしまうのでしょうか?
その臭いの原因は、
・中鎖アルデヒト
・ケトン
・窒素化合物
・脂肪酸
などの物質です。
これらは洗濯で落ちなかった皮脂や垢などの汚れが変質して臭いを発します。
また、この残った汚れをエサにして『カビなどの雑菌』が繁殖するのも臭いの原因になっています。
カビは空気中のどこにでも存在しています。
カビは自分の種を残すために育ちやすい環境を見つけるとそこで増殖して、たくさんカビが増えることで目に見えるカビになったり臭いを発したりしているのです。
洗濯物は濡れていることに加え、服に付いている落としきれなかった皮脂や汚れがカビのエサになるので、カビにとって最高の場所なんですよ。
普段外で洗濯物を干す時には、日光によって殺菌されてカビも少なくなり臭いはしないのですが、梅雨の時期は室内で洗濯物が乾くまで時間がかかってしまい、濡れた洗濯物の上で雑菌が繁殖して臭いの原因となっているのです。
【カビの発育条件】
・温度が0~35℃(特に20~30℃はカビが育ちやすい)
・湿度80%以上
・空気がある場所(酸素がある)
・栄養(垢、ホコリ、汚れ、石鹸カスなど)
※さらに風通しが悪いとよく育ちます
梅雨の時期の部屋干しは、この条件が揃いやすくなりカビの発育を促してしまうので、あの嫌な臭いがしてしまっているのです。
梅雨の洗濯物が臭くなる原因の一つは『洗濯機』
梅雨の時期に洗濯物が臭くなるのは、洗濯物が乾きにくいので菌が繁殖しやすくなることだけが原因ではありません。
洗濯物を洗っている『洗濯機』に原因がある場合がありますよ!
実は、洗濯機は家の中でもカビが繁殖しやすい場所の一つなんですよ。
洗濯機の中は湿気、石鹸カス(カビのエサ)があることからカビなどの雑菌が大好きな場所なんです。
一見、洗濯機の中がきれいに見えても、洗濯槽の裏側にはビッシリとカビがついていることがあります。
こんな洗濯機で洗濯すると・・・想像するだけでゾッとしますね。
洗濯機の中でできるだけ雑菌が洗濯物にうつらないようにするにはどうすればよいのでしょうか?
洗濯機の雑菌を洗濯物につけないためには?
洗濯槽を掃除する
まずは、洗濯機の中を掃除して洗濯槽の裏側のカビを退治しましょう!
洗濯槽は外して洗うことができないので、市販の洗濯槽掃除の洗剤などを使って洗うようにしてください。
洗剤によって使用方法が異なるかもしれませんが、基本的には洗剤を入れた水を数時間~半日ほど置いて、洗い流す方法です。
できれば1~2か月に一度行うときれいな洗濯機が保つことが出来るでしょう。
最低でのも年に1回くらいは掃除した方がよいですよ。
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使用した衣類を洗濯機の中に入れておかない
使用した衣類を洗濯機にそのままいれていませんか?
洗濯物を入れっぱなしにしておくと、洗濯機の中で衣類にカビがつく可能性があります。
使っていないときの洗濯機の中でも適度に湿気があります。さらに、洗濯する前の衣類に付いている皮脂や汚れがカビのエサになるので洗濯機の中には入れない方が良いのです。
洗濯する直前までは、通気性のよい洗濯カゴなどに入れておくようにしてください。
洗濯が終わったらすぐに洗濯物を出す
洗濯が終わっているのに、洗濯物をずっと洗濯機の中に入れておくとどんどん雑菌が増えていきます。
洗濯が終わった後の洗濯機は、高温多湿でカビなどの雑菌にとって最高の場所になります。
洗濯が終わったらできるだけ早く洗濯物を取り出して干すようにしてください。
濡れた状態が長くなるほど嫌な臭いがする原因になりますよ。
梅雨の洗濯物が臭くなくなる対策方法をご紹介!
では、梅雨の時期でも洗濯物ができるだけ臭くならないような方法をまとめましたので、ぜひできることから実践してみてください。
お風呂の残り湯を使わない
節約のためにお風呂の残り湯で洗濯をされている家庭もあるかもしれませんが、お風呂の残り湯は雑菌が多くなっていますので、洗濯に使用すると雑菌もつきやすくなってしまいます。
臭いが気になっているのであれば、水道水を使用する方が良いですよ。
部屋干し用の洗剤・柔軟剤を使用する
部屋干し用の洗剤や柔軟剤には、除菌成分が含まれているので普通の洗剤で洗うよりも洗濯するだけで除菌することができます。干す前に菌をできるだけ除外しておくことで、干している間に菌が繁殖することを防ぐことができます。
しかし、部屋干し用の洗剤を使用しても濡れたままの時間が長くなると、臭ってきてしまう可能性があるので早く乾くような対策はした方が良いでしょう。
洗濯機にたくさん衣類を入れ過ぎない
洗濯機の容量以上に洗濯物を入れて洗うと、しっかり洗えず汚れが残るので臭いの原因になります。
水流でしっかりと洗えるくらいの量にし、多い場合は数回に分けて洗濯してください。
また、粉の洗剤をたくさん入れ過ぎると溶け切らず衣類に洗剤が残ってしまうことがあります。
洗剤が残るとそれが雑菌のエサになってしまいますよ。洗剤の量を守って洗濯してくださいね。
できるだけ早く乾かす
洗濯物が濡れている時間が長くなればなるほどカビなどの雑菌が繁殖します。
早く乾かすことで臭いを防げるので干し方に工夫したり、扇風機や除湿器などを使用すると早く乾くようになりますよ。
早く乾かせるコツや方法はこちらをご参考に!
梅雨で洗濯物が乾かない!部屋干しでも臭わずカラッと乾かす方法はある?
お湯で洗濯する
40度くらいのお湯で洗濯することで落ちにくい汚れや皮脂などが落ちやすくなり、臭いの原因となる物質が少なくなります。
熱に弱い生地の衣類にはおすすめできませんが、タオルなどで試してみると良いと思います。
すでに臭い洗濯物の臭いを消すには?
洗濯物を洗濯機に入れっぱなしで干すのを忘れていて臭くなってしまっている場合など、乾かす前からすでに臭い場合にはどうすればよいのでしょうか?
臭いの原因である雑菌などを除菌することで臭いの元はなくなります。
いくつか方法をご紹介しますので一度試してみてください。
①漂白剤を使用する
洗濯用の漂白剤をお湯に溶かし、そこに浸して1時間ほどつけおきします。
その後に普通に洗濯すると臭いがスッキリとれますよ。
②お湯で煮沸する
大きな鍋などにお湯をわかし10分ほどしっかり煮沸します。
その後、取り出し脱水してから干してください。
煮沸することで除菌されますよ。
③除菌スプレーをかける
衣類用の除菌スプレーを洗濯後の衣類にかけ、その後しっかり乾かしましょう。
乾いた洗濯物が臭い時にも有効な方法です。
まとめ
臭いの原因であるカビなどの雑菌が増えないように洗濯して、乾かすことが重要ですよ!
梅雨の時期でも、洗濯物が臭わないように日ごろから洗濯機の掃除を定期的に行うと良いかもしれませんね。
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