孫や甥や姪が小学校を卒業し、中学校に入学する時には入学祝いをする方がよいのでしょうか?
私が中学校に入学する時には特にお祝いをしてもらった記憶はないのですが、自分があげる側になった時には気になる方もいるのではないでしょうか?
親しい間柄の子どもが中学校に入学する時にはお祝いをする必要はあるのか、お祝いをするならどれくらいの金額渡せば良いのか、物をプレゼントするのであればどんなものが喜ばれるのか、など気になることをまとめました。
渡し方のマナーなども一緒に確認していきましょう!
Contents
中学の入学祝いの相場はいくら?
中学入学のお祝いは必要?
小学校に入学する時にはランドセルや学習机などを買ってプレゼントとして贈ったり、『学校』に通い始める節目ということで多くの方がお祝いをされているようです。
では、中学校に入学する時にはお祝いは必要なのでしょうか?
中学校の入学祝いについてはいろんな考え方があるようです。
- 公立中学は義務教育だしお祝いは必要ない
- 私立中学は受験を頑張ったしお祝いするもの
- 成長の節目として中学入学もお祝いを渡すのが一般的
など他にも様々な意見が・・・。
中学校の入学祝いは必ず必要ではありません。
しかし、親戚の中でお祝いをいただいたり、贈ったりするような習慣がある方はお祝いをする方が良いと思います。逆に「お互い負担になるからお祝い金はやめておこう」というような方は必要ないと思います。
中学に入学するお子さんとの仲の良さや関係性にもよると思いますが、「成長の節目としてお祝いしたい」と思うのであれば、気持ち程度でもお祝いを渡すと喜ばれると思いますよ。中学校の準備品も何かとお金がかかりますので。
お祝いをするのは三親等まで
小学校入学のお祝い金の金額は、入学する方が自分にとってどういう立場なのかによって値段が変わってきます。
一般的に中学校入学祝いは三親等以内の親族に贈るのがマナーといわれています。
- 一親等:両親、息子、娘
- 二親等:祖父母、孫、兄弟、姉妹
- 三親等:叔母、叔父、姪、甥
三親等以上離れていても、中学入学をするお子さんとの仲の良さや関わりが深いのであればお祝いをすると良いと思います。
中学入学祝いの金額相場
一般的な相場は以下の通りです。
自分の子ども 相場なし
孫 1万~5万
甥・姪 5千~1万
それ以外の親戚 3千~5千
(いとこなど)
知人など 3千~5千
両親からは中学の準備品などでいろいろ費用がかかってくるので、それがお祝いの代わりとなっている方が多いので、お祝い金などの相場はありません。兄弟もまだ未成年の方が多いので相場なしです。
やはり、孫に対しては大きな額を渡している方もいらっしゃるようですね。
おこずかいとして1万円を渡したり、入学準備の費用を助けるという意味も込めて5万円、10万円を渡している方もいらっしゃるようです。
中学校入学のお祝いは本来身内で行うものです。特に親しい間柄でなければ、現金や贈り物をする必要はないですが、入学する子どもやご家族に会った時には一言お祝いの言葉を伝えるのがマナーですよ。
子どものお祝いにはお返しがない
一般的に子どもに贈るお祝いには内祝いのようなお返しは必要ないと言われています。
ですから、たくさんあげれば喜んでもらえそうだし何かに使ってもらえる!と思って高額な金額を入れたり、プレゼントしたりするとかえってもらった相手気を遣わせてしまうことにもなることも。
多く入れ過ぎないように相場を参考にお祝い金を準備してください。
中学の入学祝いを渡す時期は?
お祝いは入学前に!
お祝い金やプレゼントなどを渡すのは、入学前が良いとされています。
一般的には入学する2~3週間前(3月初旬)が渡す時期としては目安になります。入学前の準備などには何かとお金がかかりますので、3月中には渡したいところですね。
また、プレゼントで文房具や学校生活で使うものをいただいた場合、いただいたものを使うことが多いので買わなくても良くなります。ですから早めにいただけると嬉しいと感じる方が多いようです。
早くにもらって困るということはないと思いますので、お正月に親族で集まった時などに早めに渡す方もいるようですよ。なかなか会わないようなら、郵送で贈るよりも手渡しの方が嬉しいので、1月に渡してもマナー違反にはなりません。
直接わたせない時は?
相手が遠方に住んでいてなかなかすぐに会えないようなら、事前に郵送して送るか、親戚に託けるなどして渡すようにするのが良いでしょう。
もし、渡すのが遅くなってしまった時には、気づいた時点で「入学おめでとうございます。お祝いが遅くなり申し訳ございません」と伝えて渡せば問題ありません。
遠方に送る場合も同じように手紙に書いて送れば大丈夫です。
お祝い金の渡し方は?
お祝い金を渡す時には、必ずお祝儀袋に入れて渡します。
親しい仲であっても現金そのまま渡すということはマナー違反!もらった方も気持ちが良くありません。
お祝儀袋は 紅白蝶結びの水引の祝儀袋を使いましょう。
袋だけ立派で中身とつり合いが取れていないと不格好ですので、包む金額に合った袋を用意してください。
また、子どものお祝いのお金を入れてわたしますので子ども用の可愛らしいデザインの袋に入れて渡すのもおすすめですよ!子どもの文房具売り場などに行くと販売されていることが多いので探してみてください。
表書きには
・御入学祝
・祝御入学
・入学御祝
・祝入学御祝
などと書きましょう。
また、お祝いで渡すお金ですので必ず新札を用意して包むのがマナーです。間に合わないからと折れたお金を入れないように、早めに準備しておくと良いでしょう。
袋にお札を入れる時には、ご祝儀袋の内袋の表の上側に偉人の肖像がくるようにお札を包みましょう。
「ご祝儀は表向き」「不祝儀は裏向き」でお札を入れるが一般的です。
親と子どものどちらにわたす?
お祝いですが、子どもに渡すのか、親に渡すのが良いのか迷いませんか?
基本的には入学する子どもではなく、子どもの両親に渡すのが一般的です。
子どもに渡す場合には、親も一緒にいる時にわたすのがベストです!親がいないところで、子どもに渡してしまうのはマナー違反になります。
子どもに渡した場合には、親にお祝い金やプレゼントをもらったことを言わないことがあります。親としてはお祝いをいただいたらお礼を伝えたいと思うことがほとんどです。
子どもから聞いていなかったからお礼を言えずトラブルの原因になってしまうこともあるので注意が必要ですよ!
中学の入学祝いとしてプレゼントを贈るなら?
中学生らしく、長く使える物
お金以外の方法でお祝いをしたいと思っている方は、どのようなものにしようか迷っているのではないでしょうか?
プレゼントを選ぶときに、どんなものが良いか迷った時には、以下のようなことを参考に決めると良いと思います。
学校で使える実用的なもの
公立か私立によっても学校で使えるものが異なります。文房具や部活動で使用するもの、習い事に使えるものなど実用的はいただいて困ることはないでしょう。
大人になるまで長く使えるもの
自分では買いにくいけど、いただくと嬉しく大人になるまで長く使えるものも喜ばれます。中学生にふさわしくないハイブランドのものなどは避けましょう。
本人の好みに合ったもの
せっかくプレゼントをしても、本人の好みではないものは使ってもらえない可能性があります。中学生は流行に敏感だったり、好みがはっきりしているので事前にどのようなものが好きなのか聞いておくと無難です。
両親教育方針にも合わせる
あまりに高額のものや、ブランド品をプレゼントされ良く思わない方もいます。贈る物が心配なら事前に両親に相談すると良いと思います。
どんなプレゼントがおすすめ?
では、具体的にはどのようなものをプレゼントにされているのか、一般的におすすめといわれているものをまとめてみました。選ぶときの参考にしてみてください。
【中学校入学のお祝いのプレゼント】
・電子辞書
・自転車
・定期入れ
・財布
・リュック、かばん
・靴
・部活用品
・腕時計
・文房具
・図書券 など
まとめ
・お祝い金は子どもとの関係性によって金額が変わる!多すぎても少なすぎてもだめなので相場を参考に
・お祝い金やプレゼントは入学までに渡しておくのが◎。
・お祝いは子どもではなく両親に渡しましょう
・本人の好みに合ったもの、中学生らしく長く使えるプレゼントを選びましょう!
喜んでもらえるように、お金やプレゼントのお祝いを考えて準備してくださいね。
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