花粉症

妊婦の花粉症対策!薬を使わず食べ物・飲み物で乗り切るための方法は?

投稿日:2018年12月17日 更新日:

 

 

毎年花粉症に悩まされている方が妊娠した場合の花粉症の対策はどのようにすれば良いのでしょうか?

妊娠中はおなかの胎児のことを考えて薬などは使用することができない場合が多いことは、妊娠されている女性であればよくご存じだと思います。

 

薬なしで花粉症を安全な方法で乗り切るためには、毎日の食事や飲み物などで花粉症に強い体をつくると花粉症の症状も抑えられるといわれています!

そこで、具体的にはどのような食べ物、飲み物が花粉症に効果的なのか、妊娠中でもOKなものをまとめましたので参考に毎日の食生活に取り入れてみてください。

 




妊婦の花粉症対策!胎児に影響がない安全な対策は?

 

妊娠中はママとおなかの胎児は一心同体ですね。

食べたもの、飲んだものは赤ちゃんにも届けられますので、もちろん薬なども影響してくることから妊娠中の薬はできるだけ使わないようにされていますね。

 

 

お腹の胎児に影響が少なく安全に花粉症を抑える方法としては以下のようなものが考えられます。

  • 腸内環境を整えて花粉症の症状が出づらい体にする
  • 抗アレルギー作用のある食べ物、飲み物で症状を軽減する
  • 花粉との接触をできるだけ少なくする
  • 鼻うがい、目を洗う など

 

順に説明していきます。

 

 

腸内環境を整えて花粉症の症状が出づらい体にする

 

花粉が飛び始める前から花粉に強い体を作ることで花粉症の症状が出づらくなることが分かっています。

 

そもそも花粉症は一種のアレルギー反応です。

体に入った花粉を「異物」と判断して、体の外に出そうとすることでくしゃみや鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状が起きています。

 

体の免疫バランスが崩れていると花粉に対して過剰に反応してしまい、必要以上に体の中でヒスタミンなどの化学物質を放出してしまうので花粉症の症状が起きやすくなるのです。

 

免疫バランスを整え、体質改善することで花粉に対して過剰に反応することが少なくなり花粉症の症状が抑えられるということにつながります。

 

 

免疫バランスはどうすれば整うのか、それは腸内環境を整えることです!

 

腸には、体の7割ほどの免疫細胞が存在しています。

腸は体の免疫に大きく関わっているので、腸内環境を良くすことで免疫力が高まりアレルギー症状が起きづらい体にすることができるのです。

 

参考:NHKスペシャル「人体」 万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった

 

 

免疫力の高め方は詳しくこちらで紹介しています▼

 

 

抗アレルギー作用のある食べ物、飲み物で症状を軽減する

 

食べ物、飲み物の中には、アレルギーの症状や炎症を抑えてくれる働きがあるものがあります。(抗アレルギー作用、抗炎症作用)

 

花粉症の原因になるヒスタミンなどの化学物質が体内で作られることを押さえたり、鼻や目などの粘膜を強くすることで花粉症の症状が起きづらくなります。

 

 

毎日の食事に取り入れていくだけで花粉症の症状が抑えることができるとのでとても手軽に始められます。

ただし、人によって効果は異なるので、どの食品や飲み物が自分に合うのかいろいろ試してみると良いでしょう。

 

(後ほど詳しくおすすめを紹介します)

 

 

花粉との接触をできるだけ少なくする

 

花粉症の症状を抑えるのには、体内に花粉を入れないことです。

花粉との接触をできるだけ避け、家の中に持ち込まないのが1番です。

 

  • 花粉の多い日はできるだけ外出を控える
  • 外出するときには完全防備で!(マスク、めがね、帽子など)
  • 玄関に入る前に花粉を落とす
  • 家に帰ったら、手洗いうがいをする
  • 洗濯ものは室内に干す
  • 布団は干さない(掃除機をかける)
  • 空気清浄機で花粉を除去
  • 掃除で花粉を除去する

 

など家に入れないようにし、入ってしまった花粉もすぐに取り除けば花粉症の症状も起こりづらくなるでしょう。

 

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鼻うがい、目を洗う

 

鼻の中や目の粘膜についてしまった花粉を落とすことでも花粉症の症状は抑えられます。

鼻水が止まらない場合も、一度鼻うがいをおこなうことでスッキリして過ごしやすくなりますよ。

 

水道水で行うと鼻が痛くなると思いますので、専用の液を使うのも良いでしょう。

妊娠中であっても鼻うがいや、目の洗浄液は使用することができます。

 

本品は鼻をうがいするもので洗浄液は医薬品ではありませんので、妊娠中や授乳中にもご使用いただけます。

鼻うがいをすることについてご心配なことがあれば、かかりつけの医師にご相談することをお勧めします。
また、製品の香りが合わない場合はお控えください。
ご使用方法が難しいため、無理に口からだそうとすると咳き込んでしまうことがあります。
鼻からゆっくり液を流し込み、その液を口からではなく「鼻から」出すことをお勧めします。

引用:ハナノアQ&A

 

 

妊娠中の花粉症に薬は使えない?

一般的な花粉症の治療では内服薬や点鼻薬、点眼薬などがあります。

妊娠している場合は基本的には薬は使用できません、妊娠時期によっては産院で花粉症対策で漢方薬などを処方してもらえる場合もあるようです。

 

しかし、できる限り薬は使用をしない方が良いので産院によってその判断は異なるようですので、主治医に相談してみると良いでしょう。

特に、妊娠初期は胎児の体や臓器など大切な部分を形成している時期ですので、薬の影響を受けやすいといわれています。

 

妊娠中は、漢方薬であっても安易に市販薬などを使用しないようにしてください。

 

 

点鼻薬目薬などの局所の使用するものであれば使用することもできる場合が多いです。

薬が粘膜から血液に流れこむ量も少ないとされているので赤ちゃんへの影響も問題ないといわれています。

 

市販で売られているものも多くありますが、妊娠中にはできるだけ耳鼻科や産婦人科で処方されたものを使用するほうが安全です。

 

市販の薬と処方される薬は成分が異なる場合もありますので、より安心して使えるものを選んで使用してください。

 

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妊婦の花粉症は食べ物で抑える!花粉症に良いおすすめの食べ物は?

 

花粉症の症状を抑える働きのある成分は、以下のようなものです。

 

ポリフェノール
アレルギーによるヒスタミンの生成を抑える働きがあります。近年、花粉症などを緩和する成分として期待されています。

 

カテキン
緑茶などに多く含まれ、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンが過剰になると、それを調整する働きがあります。

 

乳酸菌
腸内の環境を整えて免疫力を高める働きや、免疫バランスを整える働きがあります。

 

ビタミンC
アレルギー症状を抑える抗酸化作用があります。(活性酸素はかゆみを引き起こさせます)

 

ビタミンB6・EPA・DHA
免疫機能を正常に保つために必要な栄養素です。

 

これらの成分が含まれてる食べ物や飲み物が花粉症の症状を抑えてくれる効果がが期待できます。

花粉症に良いといわれる食べ物には以下のようなものがあります。

 

  • シソ
  • レンコン
  • ヨーグルト
  • 青魚
  • トマト
  • 納豆
  • ブルーベリー
  • キャベツなど

 

 

シソ

 

シソにはロスマリン酸・ルテオリン(ポリフェノールの一種)が含まれており、炎症を抑えてくれる働きがあります。

体内でEPAやDHAにかわるαリノレン酸も含まれています。抗炎症作用と免疫機能を改善する働きがあります。

 

赤しそ、青しそどちらも効果があるといわれていますよ。

 

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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レンコン

レンコンには、タンニン(ポリフェノールの一つ)が豊富に含まれているので花粉症に効果があるといわれています。

ムチンという粘膜を保護する成分や食物繊維が豊富なので整腸作用もあります。

 

1日40g、輪切りで3つほどを2週間食べ続けると効果が出るそうです。

 

 

ヨーグルト

 

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸内環境をよくしてくれることが分かっています。

免疫力を高めるのに効果的だとされていますが、すぐに効果は現れませんので早めから毎日食べて体質改善をしていく必要があります。

 

詳しい食べ方や種類などはこちらで紹介しています。

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青魚

背の青い「青魚」に含まれている良質な脂にはEPA・DHAが豊富に含まれており、アレルギー反応を抑える効果があると言われています。

  • さば
  • いわし
  • あじ
  • さわら

などを食事に取り入れましょう。

 

 

トマト

トマトの皮にはナリンゲニンカルコン(ポリフェノールの一使う)に抗アレルギー作用があり
ます。

ビタミンも豊富に含まれているので、粘膜を強くして炎症を起こしにくくする働きもあります。

 

 

納豆

納豆のねばねばに含まれる「レバン」「ポリグルタミン酸」という成分が免疫細胞を活性化させてくれます。

他には、皮膚の粘膜を丈夫にしてくれる働きもありますので、鼻水の症状は抑えられる期待ができます。

 

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飲み物でも花粉症対策ができる!妊婦でもOKなおすすめ飲み物は?

 

食べ物だけでなく飲み物でも花粉症対策を行うことができます。

 

食べ物と同じように、

  • ポリフェノール
  • カテキン
  • 乳酸菌
  • ビタミンC

などが含まれているものが花粉症の症状を抑えてくれるといわれています。

 

妊娠中はカフェインの摂りすぎに注意が必要ですので、飲めるものも限られてきますね。

カフェインの摂りすぎは赤ちゃんが低体重児になったり、流産・死産のリスクが上がったり、胎児の発育を阻害する可能性があると言われています。

 

コーヒーであれば1日1杯程度のカフェインであれば問題ないとされています。

 

妊娠中に飲めるもの(ノンカフェイン、低カフェイン)で、花粉症に効果があるといわれるものは以下のようなものです。

  • 甜茶
  • ルイボスティー
  • べにふうき茶
  • なたまめ茶
  • じゃばら
  • 赤しそ

 

順番に説明していきます。

 

 

甜茶

 

バラ科の甜茶にはポリフェノールが豊富に含まれています。

花粉症の原因のヒスタミンの放出を押さえてくれる働きがありますよ。

カフェインは0で妊婦さんにも安心です!

 

5分ほどしっかりと煮出したものを飲むと良いでしょう。

1日に400㎖ほど飲むと良いといわれているので、食事や水分補給の時に飲むと良いと思います。

甘くて飲みやすいですよ!

 

 

 

 

ルイボスティー

 

フラボノイドというポリフェノールがたっぷりと含まれています。

しっかりと煮出すことでフラボノイドがたくさんでますので10分は煮出した方が良いです。

こちらもカフェイン0です!

 

1日にコップ2~3杯ほど飲むのが良いので、こちらも食事の時などに飲むと良いと思います。

活性酸素を除去してくれ、免疫力を高め、美肌にも効果があると言われていて妊娠中におすすめのお茶といわれています。




 

べにふうき茶

 

べにふうき茶は緑茶より渋みがあるお茶ですが、カフェインは一般的な緑茶の半分~1/3ほどなので妊娠中でも問題なく飲むことができます(飲みすぎるとカフェインも多くなるので注意が必要)

低カフェインのべにふうき茶もあるようです。

 

べにふうき茶の「メチル化カテキン」には高い抗アレルギー作用があることが分かっています。

 

メチル化カテキンは摂取して3~4時間ほど体内にとどまり、徐々になくなってしまうので、一度に大量に飲むのではなく、こまめに飲むと良いそうです。

1日4~5回を目安に飲むと効果があるといわれています。

 

 

 

 

なたまめ茶

 

カフェイン0で妊婦さんにおすすめです。

なたまめ茶には、カナバニンという抗炎症成分が含まれており、鼻づまりや鼻水を軽減する効果があるので鼻炎がひどい方におすすめです。

 

多く飲み過ぎると下痢や吹き出物などの副作用が起こる可能性があるようです。

コップ1杯から始めてみて、1日2~3杯程度にしておくと良いと思います。




 

じゃばら

 

じゃばらは柑橘類の一種です。

酸味が強いのが特徴で、他の柑橘類に比べてナリルチンが多く含まれています。

ナリルチンはフラボノイドの一種でポリフェノールになります。

 

アレルギー反応を抑えてくれる働きがあります。

果肉や果汁よりも、皮に多くナリルチンが含まれているそうです!

 

果皮が含まれているジュースも販売されていますので、そちらを飲んでみると良いと思います。



 

 

口コミ

毎年、くしゃみ・鼻水・鼻詰まりで悩まされていました。昨年秋から「じゃばらじゃばら」を飲み始めましたが、現在は時々目が痒くなる程度におさまっており本当に喜んでいます。

引用:Amazon

 

 

赤しそ

 

シソにはロスマリン酸・ルテオリン(ポリフェノールの一種)が含まれており、アレルギー症状を抑えてくれます。

青しそよりも赤しその方がこのポリフェノール成分が多いので、赤しそジュースならしっかりと取り入れることができますよ。

 

甘くてカロリーが気になる方は、無糖タイプもあります。
こちらは飲みやすい果糖タイプです。

 

 

まとめ

 

妊娠中でも花粉症対策はおこなうことができます。

できるだけ、赤ちゃんへの影響が少なく安全に行えるものから始めてくださいね。

 

免疫力を高めるためには早めの対策が必要ですので、花粉が飛び始める数か月前からスタートすると良いと思います。

妊娠中にはホルモンの変化で花粉症がひどくなる方もいるようですので、無理をしないように必要な場合は医師に相談して漢方薬などを使用するなど対策を考えてくださいね。

 

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