花粉症になるとつらい症状に悩まされる方も多いですね。
花粉症の症状をできるだけ軽くするために、様々な対策をおこなっている方もいると思いますが、薬の使用は眠たくなる場合もありますし、体への影響も心配だという場合もあるでしょう。
花粉症は食べ物や飲み物で症状を改善することができるということは、最近では皆さんよくご存じのことだと思います。
そこで今回は、薬を使用せずに花粉症の症状を改善できるように、花粉症に効果的な食べ物・飲み物についてご紹介します。
実際に効果のあった方もたくさんいますので、まずは試してみる価値あるかもしれませんよ!
Contents
花粉症は早めの対策で薬なしで改善することができる?
そもそもなぜ花粉症になるのか
そもそも、なぜ花粉症になるのでしょうか?
同じ家に住んでいても花粉症になる人とならない人がいますが、その原因は人によってそれぞれ免疫力が違うからです。
花粉症は、主にスギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカンバなどの花粉が体内に入ることで起こるのですが、体内に入った花粉を異物と判断した体は、体内で化学物質(ヒスタミンなど)を放出して花粉を体外に出そうとします。
免疫バランスが崩れている人は、ヒスタミンなどを必要量以上に多く放出しすぎて体にくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの花粉症の症状が出てしまうようです。
花粉症は薬なしで改善することはできるのか?
答えはYESでしょう。
私の身の周りの人を見てみても、薬を使用せずに花粉症が軽くなったというかたはけっこういます。
薬を使用すると花粉症の症状がなくなるように感じますが、薬によって一時的に症状を軽くしているだけなので根本的な治癒にはならないと思います。
花粉症は免疫力を高めることで症状が軽くなると言われています。
免疫力が高くなり、免疫バランスが整うと花粉が体内に入ってきても、過剰にヒスタミンなどが放出されなくなるので鼻水、くしゃみなどの症状も出づらくなると言われています。
免疫力を高めるためには、食事や生活習慣の改善が欠かせません。
花粉が飛び始める前から体を整えて、免疫力アップすることで花粉症になりづらい体にすることができるかもしれませんよ。
早めの花粉症対策で体質改善!具体的な方法は?
花粉症の対策は花粉が飛び始めてからでは遅いです。
体の免疫力を高めて、体質改善をするためには遅くても3か月前には始めた方が良いでしょう。
体質を改善するには赤血球が生まれかわる期間と同じ日数が必要だと言われています。
その期間は、最低でも3~4か月は必要だと言われているんです。
赤血球が生まれ変わると、血液の質自体が改善されるのでホルモンなども変化し体質改善をすることができます。
免疫力を高めるためには、以下の方法があると言われています。
- 体温を高める
- ストレスのない生活
- 睡眠をしっかりとる
- 腸内環境をよくする
花粉症に効くと言われる食べ物や飲み物を摂取したけど効果が感じられなかった
という方は、食べ物、飲み物以外に免疫力を低下させるような生活習慣を送っている可能性があります。
それぞれ説明しますので、自分の生活はどうなのかチェックしてみてください。
体温を高める
体温は高いほど免疫力が高まります
画像引用:http://acshop.main.jp/sp/chichana-ganbanyoku.html
基本的な体温が高まるように普段から冷たい飲み物を飲みすぎないようにしたり、運動をして血液の循環を良くしたりしましょう。
お風呂では、普段からシャワーで済まさずお湯につかることで基礎代謝も高まると言われています。
ストレスのない生活
「病は気から」という言葉があるように、ストレスは免疫力を低下させることが分かっています。
ストレスを強く感じると、自律神経のバランスが乱れ免疫力を低下させる原因になります。
楽天的に考え、ストレスを感じないように過ごすことが良いとされています。
たくさん笑うことも免疫力を高めることができるので、楽しいことをしていっぱいおなかの底から笑えることをしてください。
参考:免疫力低下の理由
睡眠をしっかりとる
睡眠時間が6時間以下人で、睡眠時間が短い人ほど免疫力が低下することが分かっています。
7時間以上睡眠をとるのが理想的で、睡眠の質が良いとなお良いといわれています。
寝る前にはスマホやテレビなどを見ずに、深い睡眠がとれるように寝る環境もしっかりと整えてくださいね。
腸内環境をよくする
腸は「第二の脳」ともいわれています。
免疫細胞の約7割は腸に存在しているといわれており、腸内細菌のバランスが良いと免疫力は高くなります。
反対に言うと、腸内細菌のバランスが悪くなると、免疫力が低下したり便秘になったりといろいろ体に悪い影響を与えると言われています。
腸内細菌のバランスは、
善玉菌20%:日和見菌70%:悪玉菌10%
が良いと言われています。
腸内環境には、食べ物や飲み物が大きく影響しています。
甘いもの、加工食品、ジャンクフードなどばかり食べていると悪玉菌のエサになるので、悪玉菌が増えて腸内環境が悪くなってしまいます。
基本的な食事は、栄養バランスの良い食事を摂るように心がけましょう。
そして、善玉菌のエサになるような
食物繊維、オリゴ糖などが含まれている食材、菌が生きている発酵食品
などが腸内環境をよくするためには食べると良いといわれている食品です。
次で、詳しくどのような食品や飲み物が良いのかを説明していますので、参考に毎日の生活にとりいれてみてください。
薬なしで花粉症を軽減する!おすすめの食品・飲み物は?
薬に頼らずに花粉症を軽減するには、免疫力を高めることが大切であると説明しました。
食べ物や、飲み物で対策を行うと薬と違い、副作用の心配がありません。
食べ物や飲み物の中には、花粉症の原因になる「ヒスタミン」やアレルギー症状を抑制する働きがある栄養や成分があります。
免疫力を高め、花粉症の症状が出づらくなるという成分には、以下のようなものがあると言われています。
ポリフェノール
アレルギーによるヒスタミンの生成を抑える働きがあります。近年、花粉症などを緩和する成分として期待されています。
カテキン
緑茶などに多く含まれ、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンが過剰になると、それを調整する働きがあります。
乳酸菌
腸内の環境を整えて免疫力を高める働きや、免疫バランスを整える働きがあります。
ビタミンC
アレルギー症状を抑える抗酸化作用があります。(活性酸素はかゆみを引き起こさせます)
ビタミンB6・EPA・DHA
免疫機能を正常に保つために必要な栄養素です。
これらの成分が含まれている食品や飲み物を続けて毎日摂取していくことで体質改善につながり、花粉症の症状が出づらくなる期待ができます。
花粉症対策におすすめの食べ物
花粉症には以下の食品がおすすめです。
発酵食品
・ヨーグルト ・納豆
・キムチ ・漬物など
食べ物に乳酸菌やビフィズス菌などが含まれているので、腸内の善玉菌のエサになるので、腸内環境がよくなります。
ヨーグルトの詳しい食べ方などはこちらの記事をお読みください▼
れんこん
タンニンというポリフェノールが含まれています。
1日40gほどずつ毎日食べてみましょう。
じゃばら
柑橘類の一種です。
じゃばらにふくまれているナリルチンという成分がアレルギーや花粉症の症状を抑制してくれます。
ナリルチン:フラボノイドの成分の一種(ポリフェノールの一つ)
キャベツ
胃や腸の粘膜を強くするビタミンUが含まれていて、アトピー性皮膚炎や花粉症の体質改善に効果があるようです。
エリンギ・マイタケ
花粉をブロックするigA抗体を増やすのにはエリンギが効果的です!
マイタケには、アレルギーの原因物質のヒスタミンの分泌を防ぎ、炎症を促す働きも抑えてくれる効果があります。
ブルーベリー
アントシアニンが豊富に含まれています。(アントシアニン=ポリフェノールの一種)
マウスの実験では、アントシアニンを食べたマウスのヒスタミン量が60%も減少したことが明らかになっています。
こちらで紹介した材料を使ったレシピを紹介しています▼
花粉症対策におすすめの飲み物
飲み物では、ポリフェノール、カテキン、乳酸菌の入っているものがたくさんあります。
これらは毎日飲むことで効果がありますので、食事の時や水分補給として飲むと良いと思います。
花粉症対策には以下の飲み物がおすすめです。
ハーブティー(レモンバーム、カモミール)
良い香りでリラックス効果もある、レモンバームやカモミールのハーブティーですが、高い抗アレルギー作用もあると言われています。
ポリフェノール成分が多く含まれています。
乳酸菌飲料
飲むヨーグルトやヤクルトなど乳酸菌が含まれている飲み物があります。
これらに含まれている乳酸菌は腸内で善玉菌のエサになり、腸内間環境を良くします。
甘いものは飲みすぎに注意しましょう。
甜茶
バラ科の甜茶には、カルシウムやカリウム、マグネシウム、鉄などのミネラルやポリフェノールが含まれています。
甜茶に含まれる「甜茶ポリフェノール」には、アレルギーの原因物質「ヒスタミン」の過剰分泌を抑制する効果があります。
べにふうき茶
メチル化カテキンという成分が多く含まれています。メチル化カテキンの作用は、炎症物質や抗体を作ることを抑える働きがあるため、アレルギー反応を抑える効果があります。
ルイボスティー
抗酸化フラボノイドの成分が豊富に含まれており、花粉症などのアレルギー症状を抑えるのに良いと言われています。
シジュウム茶
シジュウムにはポリフェノール類とフラボノールが豊富に含まれています。
免疫力を強化する作用があり、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンやロイコトリエンなどを抑制することが確認されています。
はと麦茶
利尿作用により体にたまっている毒素を体外に排出させます。
アレルギー抑制、抗菌、抗ウィルス効果があります。花粉症などのアレルギー予防や症状の軽減効果が期待できます。
緑茶
緑茶はカテキンを含み、ヒスタミンが過剰になるとそれを調整する作用があります。
カテキン類にアレルギーを抑える効果があります。
こちらで紹介したお茶の種類や飲み方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています▼
まとめ
今年は花粉症を薬に頼らずに改善したいと思っているのであれば、早めに生活習慣を改善して体質から変えていけるように過ごしていきましょう。
毎日の食べるもの、飲むものもとても大切です。
免疫力アップを目指して毎日続けて摂取できるように心がけて花粉症対策に取り組んでくださいね。
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