花粉症

花粉症に漢方は効果があるの?体質改善ができるって本当?市販でおすすめのものは?

投稿日:2017年12月9日 更新日:

花粉症になるとくしゃみや鼻水、頭痛など様々な症状がでます。これは、体内に花粉が入りそれを外敵と判断した体が戦っている証拠なのです。

しかし、できることなら花粉症のつらい症状は少しでも楽にしたいと思っている方がほとんどです。
花粉症の症状を緩和させるために漢方が良いということを聞いたことがある方もいるかもしれませんが、それって本当なのでしょうか?

どんな漢方が花粉症に効くのかもまとめましたので参考にご覧ください!




花粉症に漢方は効果があるの?

漢方は眠くならない、体にやさしい治療

漢方は自然の生薬を用いて作られており臭くて苦いイメージがありますよね。効き目があまりないように思いそうですが、花粉症の方が漢方を使ってみて即効性を感じている方が意外に多いそうです。

薬でも言えることですが、一人ひとり体に合う合わないがありますので、効き目には差があり、どの漢方が効果があるのかは試してみないと分からないと言われています。

多くの薬には副作用があり、眠くなる成分が入っているものが多いようです。しかし、漢方の良いところは薬と違って眠くならない成分が入っていないこと!自然由来のもので作られているので、副作用が少なく体にやさしいのが漢方の魅力ですね。

お仕事をしていたり、学生の方でも眠くなってしまうのは困ると思うので、そういった方にも漢方で花粉症の症状を緩和させるのがおすすめだと思います。

漢方薬は早めの使い始めが◎

花粉症の症状といえば、目のかゆみ・鼻水・くしゃみ・鼻づまりなどがありますが、これらの症状は身体に花粉がはいってきて、異物を排出しようとしている自然な働きなのです。

これを繰り返しているうちに、体の防衛反応が強くなり、花粉に対して過剰に反応してしまっているので辛い花粉の症状がでてしまっています。

漢方には、花粉症の症状を緩和するものと、体質を改善するものがあります。

花粉症の症状に合わせて効果がある漢方薬があるので、病院を受診すると処方してもらえます。しかし、症状が強くなってからは漢方薬の成分も強くなってしますようなので、症状が出始めて頃にすぐに漢方の服用を始めることが良いと言われています。初期の段階で漢方薬を使うと効果が高いようなので、早めに使い始めるのがおすすめです。

症状が強くなると、漢方の力だけでは効き目が感じれないこともあるので、さらに効き目の強い西洋薬との併用もすすめられるようです。

身体に自然でない薬を入れたくない、体の持つ自然治癒力で緩和したいのであれば、早めに服用するように!



漢方薬で花粉症の体質改善ができるって本当?

免疫バランスがくずれると症状が出やすい

花粉症の症状が出るのは身体の免疫バランスが崩れている証拠なんですよ。
日々の生活の中で、生活のリズムの崩れ・睡眠不足・ストレスなどで体の免疫機能が弱くなっている方は花粉症の症状も強くでると言われています。

私たちの体は免疫というバリアで守られています。漢方ではこのバリアのことを「衛気」と呼ばれています。この「衛気」を強くすることが花粉症の症状を緩和することにもつながると言われています。

身体の免疫を高めるには、体の中を整えると良いのですが、特に胃腸の働きを高めることが体の免疫力アップにつながるのです。

身体の中を強くするためにはしっかり休養をとり、栄養のあるものを食べるのが1番ですが、自然の薬の漢方の力を借りることもおすすめです。

 

漢方の力で体の免疫力をアップ!

漢方薬で胃腸の働きを高めて体の免疫力を上げると良いと分かりましたが、これは花粉症の症状が出てからでは遅いんです。

花粉症の症状が出る前から、日々体の調子を整えておくことで症状の出にくい体を作ることができるということが言えます。身体の免疫バランスが整っていると花粉症だけでなく、風邪のウイルスや細菌にも強い体になります。

バリア力の強い体をつくるためには「気」・「水」・「血」のバランスが大切で、どれか一つでも不足したり、流れが悪くなると体の不調につながると言われています。

漢方薬の種類にもよりますが、漢方薬を服用することにより、体温を上げたり、胃腸の調子を整えることで、気・水・血のバランスを整えることを助けることができると言われています。

 

 

体質改善に良いとされる市販薬で買えるものは、後ほど紹介します。



花粉症に効く市販でおすすめの漢方薬は?

市販薬は効き目が弱い?

市販薬でも漢方薬は売られているので、手軽に買えて便利ですよね。しかし、市販で売られている漢方薬は病院で処方してもらうものより含まれている成分が少ないと言われています。成分少ない=効き目が弱い、ということになりますね。

また、自分の症状を見て市販で漢方薬を買っても、もしかしたら体に合わず効果があまり感じられないこともあるそうです。自分の身体に合ったものに巡り合えれば、その漢方薬で良いと思いますが、よりしっかりと花粉症の症状を抑えたいと考えている方や、時間に余裕があるなら医療機関で一度診察して漢方薬を処方してもらう方が良いでしょう。

医療機関によっては漢方薬を扱っていないところもありますので、事前に調べたり、電話で確認してから受診することがおすすめです。

 

市販の漢方薬でおすすめは?

すぐにでも花粉症の症状を緩和させたいけど、仕事で病院に行けない、時間がない、なんて方は薬局で手軽に薬を買いたいと思いますよね。効き目があるといわれている漢方薬をまとめましたの、参考に購入して服用してください。

ただし、体に合わないと効果が感じられないこともあるようなので試す程度に始めは少量購入してくださいね。まとめて買って失敗した!なんてことにならないように…。

【花粉症の症状に効く漢方薬】

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

最も一般的な花粉症の漢方薬です。くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどをはじめとするほとんどの体質の人によいとされる漢方薬です。特に水っぽい鼻水が出る方にはオススメです。

身体の血行を良くするので、特に冷え性の人に良く効くそうです。

 

葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)

花粉症やアレルギー鼻炎で鼻づまりが強い方におすすめです。やや白くて粘り気のある鼻水がでるならこちら。呼吸がしづらくなっている方も改善するかもしれませんよ。

 

荊がい連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

慢性的に鼻づまりがあり、粘り気のある濃い鼻水が出る方におすすめです。鼻水がたまると鼻がむくみ、顔に余計な熱がこもるので目が充血したりかゆくなったりします。

こちらを服用すると余分な熱を追い出し、鼻の通りをよくするといわれています。

 

【体質改善に効果がある漢方薬】

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

体力がなく、元気が無く胃腸の働きが弱い方はこちら。胃腸の働きを整えることで免疫力を高めていきます。

「気」の不足やめぐりが悪いと精神的にも、体力的にも疲れがでやすくなり免疫力を落とす原因になります。その「気」を全身にいきわたらせる効果もあると言われています。

 

麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)

体力が虚弱で冷え性の人、サラサラした鼻水が止まらない方にも向いている漢方。
身体を温める機能が弱い人は、体の中から冷えが生じるのでそれを改善してくれる効果があるそうです。

 

市販でしたら、クラシエやツムラの漢方薬が種類も豊富なので試してみると良いと思います。

眠くならない成分が含まれていなかったり、効き目も優しいので体に負担がないように思いますが、副作用が全くないわけではありませんので、他の薬と併用する場合は組み合わせてはいけないものもありますので、心配な方は医師に相談するようにしましょう。

 

 

まとめ

・漢方薬は、体の自然治癒力を高めて花粉症の症状を緩和することが期待できるもの

・花粉症の症状が出る前から漢方薬で体質改善することが症状軽減につながる

・鼻水や鼻づまりには効果がある漢方が多い

・漢方は一人ひとりの体に合ったものがあるので、効き目も人それぞれ

 

自分に合う漢方が見つかれば、自分の身体の力で花粉症の症状を緩和できるかもしれませんよ!時間があるなら一度医療機関で診てもらって処方してもらう方が良いとおもいますよ。

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