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春分の日はいつ?由来は?何をする日なの?

投稿日:2018年1月13日 更新日:

『春分の日』ってどんな日かご存知ですか?祝日ということは知っていると思いますが、何をする日なのか、いつなのかなど知らない方もいると思います。

お子さんなどに聞かれた時に知らない、なんてことにならないように春分の日について知っておくと良いと思います。




春分の日はいつ?

春分の日とは?いつ?

春分の日は、毎年3月20日(年によって3月21日)にある日本の祝日です。
春分の日は、1948年に制定された国民の祝日で、自然をたたえて、生物をいつくしむ」という意味があるそうです。

春分の日は、太陰暦と春夏秋冬の季節を分かりやすくするために24の日に分けた『二十四節気(にじゅうしせっき)』の一つです。

こちらの画像を見ていただくと分かるように、夏至・秋分・冬至などもこれに含まれます。

春分の日は漢字の通り、冬と夏を春を境に分けているのです。冬は日が暮れるのが早いですよね?
この春分の日を境に、日照時間が長くなると言われています。

春分の日・秋分の日は『昼と夜の長さが同じになると言われている日』と言われています。
実際には厳密に言うと、若干昼の方が長いようです

 

春分の日はどうして年によって日が違うの?

春分の日は年によって3月20日だったり、21日だったりします。

内閣府が公開している「国民の祝日に関する法律」でも春分の日は「春分日」と記載されていて、月日は決められていません。
毎年2月1日(2月の第一平日)に、国立天文台が、官報で公表して翌年の春分の日が定められます。それまでは確実な日は分からないのです。

国立天文台の観測と、複雑な計算方法によって数年後のだいたいの春分の日・秋分の日はわかるようになっています。

なぜ前年の2月にならないと確定しないかというと、春分の日は太陽の動きを計算して決めるからです。

 

図を見ていただくと分かるように、春分の日とは、地球の赤道と黄道(太陽の通り道)と交わる春分点を太陽が通り過ぎる時間を含む日を指しているのです。

【春分の日が違うわけ!】

地球は365日かけてゆっくりと太陽の周りをまわりますが、厳密に言うと太陽の周りを1周するのに365.25636日かかるそうです。何年も経つと時間がどんどんずれていってしまうので、4年に1度うるう年があり日を調節しているのです。
それと同じように春分点を太陽が通り過ぎる時間も、少しずつずれて行ってしまうので、年ごとに3月20日や21日に変わっているそうです。

そういうわけで、春分の日は毎年同じ日にはならないのです。



春分の日の由来は?

春分の日の意味は?

はじめの方にお伝えしたように、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という意味がある国民の祝日です。

昔の人は、自然に感謝し春を祝福する日だと感じていたようです。
長い間冬眠をしていた動物たちが春の訪れと共に動き始め、人々もやる気に満ち溢れている時期だったようです。

現在では、国民の祝日の一つで、春分の日はご先祖様に感謝をする日と言われています。
法律では、「自然を称え、将来のために、努力する日」として定めています。

 

春分の日の由来は?どうやってできた?

春分の日は、1948年国民の祝日に関する法律(祝日法)によって制定されました。
春分の日と呼ばれる前は、『春季皇霊祭(しゅんきこうりょうさい)とよばれる祝日でした。

【春季皇霊祭(しゅんきこうりょうさい)とは?】

春季皇霊祭という祭日は、明治11年、太政官布告23号で定められたのが始まりです。
この日に皇室で行われる歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る儀式のことでした。

昔から仏教では、真西には極楽浄土があると言われており、太陽が真西へ沈む春分の日と秋分の日は、一年で最も極楽浄土に近付く日と考えられたという説があります。
なので、春分の日にはこういった行事が行われていたのだと思います。

この春季皇霊祭は皇室の行事で、宮中で祖先を祭る日としてましたが、昭和23年7月20日に「国民の祝日に関する法律」が制定されるときに、「春分の日」と改められ祝日になったようです。



春分の日は何をする日なの?

春分の日には、どのようなことをするのでしょうか?

一般的には次のようなことが行われます。

・お墓参りをして先祖を供養する
・ぼたもちを食べる
種まきをしたり豊作を祈願する

などが行われるようです。順番に詳しくお伝えしていきます。

お墓参りをして先祖を供養する

春分の日は彼岸の中日とも言われており、春分の日の前後3日間を合わせた7日間をお彼岸と言われます。

春分の日は、昼と夜の時間がほぼ同じで先祖のいるあの世と現世が1番近くなる日だと言われています。
お彼岸ではいつもより丁寧にお墓掃除をしたり、お祈りしたりしてご先祖を敬います。

 

ぼたもちを食べる

お彼岸のお供え物として一般的な『ぼたもち』。

ぼた餅に使われる小豆の赤色には、災難から身を守る効果があるとされており、「邪気を払う」という意味から、先祖の供養にぼた餅を供えるようになったといわれています。

地方によっては、ぼた餅のほかにお団子や天ぷらを食べるというところもあるようです。
この季節に旬を迎える食材として、アサリ、白魚、サヨリなどの春らしい魚介類がありますので、伝統的なぼた餅とあわせてそういった季節の恵みを楽しむのも、春分の日の過ごし方として良いのではないでしょうか?

種まきをしたり豊作を祈願する

春分の日には、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という意味があります。
本来は「自然に触れて、その素晴らしさを知る」という意味が込められているそうです。

農業が生活の中心だった昔は、作物を育てるという視点から、作物の豊作を祈願していたそうです。

現在でも、農家では春分の日の前後が種まきの時期にあたり、京都の平安神宮などいくつかの神社では、この日に五穀豊穣を祈る神事が行われるそうですよ。

農家でない方々は、あまり普段行かないような、山・海・川などの大自然に行き、自然のありがたみを感じるのも良さそうですね。

まとめ

・春分の日は、先祖を敬い、自然をたたえ、生物をいつくしむ日

・毎年3月20日か21日が春分の日で、年によって日が変わる

・春分の日には、ご先祖のお墓参りに行き、自然に感謝をしましょう

 

年に2回のお彼岸でもあるので、この機会にしっかりとご先祖様や自然の恵みに日頃の感謝の気持ちを持ちましょう!

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