七夕には、お願い事を書いた短冊や、手作りした七夕飾りを笹に飾りますよね。
笹があるだけで七夕感がアップするので、本物の笹を準備される家庭も多いと思います。
この七夕の笹はいつ頃まで飾っておいて良いのかご存知ですか?
また、使用した笹はどのようにして後始末すればよいのでしょうか?
そんな七夕が終わったあとの笹飾りの後処理方法についてまとめていますので、参考にしてください。
Contents
七夕の笹飾りを飾るのはいつまで?
七夕の笹飾りはデパートや商店街などでは長い期間飾られていますよね。
本来であれば、七夕の飾りつけは7月6日の夜に行うものとされています。
そして、7月7日の当日には笹を取り外します。
早いところでは、7月7日の朝、遅くても夜に取り外すのが昔から七夕のやり方です。
七夕の笹飾りは『一夜飾り』なんです。
*神社などで七夕の祭事が行われる場合は、6日の夜~7日の夜の間で祭事を行い笹を処分してしまいます。
七夕の前日の夜に飾られ、7月7日に取り外す理由は七夕が始まった頃の風習からきているとされています。
■7月6日に神様に捧げるための織物を織り、神様を迎える準備をしていた
⇒ 現在では七夕飾りを作って飾り付けることで、神様を迎える準備をします
■7月7日の夕方頃に禊を行う(水で体を清め、厄を祓う)
⇒ 笹を水に流し、厄を祓い清める
(昔は川に流していていましたが、現在は禁止されているところが多いので別の方法でお祓いしましょう)
詳しく七夕の由来について知りたい方はこちらをご覧ください↓
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七夕の笹の後始末の方法は?
七夕で使用した笹はどのように後始末すればよいのか、分からない方もためにいくつかの方法をご紹介します!
1番やりやすい方法で笹の片づけを行ってください。
川に流す
画像引用:http://www.tokaiinfo.net/large_photo/pics744.html
昔は水でお清めするという意味も込めて川に笹飾りを流していました。
最近でもイベントなどで笹を川に流す場合があるようですが、全国的にはゴミの問題があるので禁止されています。(イベントでも笹は回収して、しっかりゴミ対策が行われています)
七夕が終わって海や川に笹飾りを流すことを「七夕送り」や「七夕流し」と呼ばれています。
これは正月飾りを捨てるための「とんど焼き」と同じような儀式になります。
七夕の始まりの地である中国の伝説では、川や海の果てには空にある天の川があり、七夕飾りを海や川に流して神様のところまで届けるという意味があるそうです。
近くで「七夕送り」「七夕流し」のイベントが開催されるのであれば、そちらで川に流して処分してもらうと良いでしょう。
神社でお焚き上げをしてもらう
画像引用:http://dc-masuda.com/
お焚き上げとは、粗末に扱うことができない神仏にかかわるものを、お寺や神社の庭で焼いて供養することをいいます。
燃やした時の煙が天に昇り、神様に届くようにという意味があるそうです。
七夕の日に、近所のお寺や神社に笹飾りを持って行くとお焚き上げをしてくれる場合がありますので、そちらに持って行くと良いでしょう。
中には、お焚き上げをしていない場合もありますので事前に確認しておく方が良いですよ。
家の庭でのお焚き上げには注意が必要!
田舎の地域では家庭でゴミを燃やしても良い場所もありますが、家の庭で物を燃やすと煙や臭いなどで近隣の方の迷惑になりトラブルにつながる恐れもあります。
家でのゴミを燃やす行為が禁止されている地域も多いですし、家で燃やす場合には火事などにも注意が必要ですのでやめておいた方がよいと思います。
燃えるゴミとして捨てる
画像引用:http://www.homes-edu.com/
ゴミとして捨てるのは何だか忍びないですが、悪い方法ではありません。
罰が当たるわけではありませんので心配せずに処分して構いません。
笹や竹はゴミ袋に入る大きさに切り、袋から飛び出さないように捨てましょう。
お願いごとを書いた短冊などは捨てにくい、という場合もあると思いますが半紙などの白い紙に包んでから袋に入れて処分すると丁寧ですよ。
(和紙が好ましいですが、ない場合はコピー用紙やキッチンペーパーなどでもOKです)
白い紙には、それまでの運気を断ち切るという意味があります。
さらにしっかりと運気をリセットしたい、浄めたいという場合は塩をかけるといいと言われています。
画像のように、「願い事が叶いますように」「ありがとうございました」のように一言書けばゴミとして捨てても何だか悪い気がしないですね。
七夕の短冊や七夕飾りの後始末の方法は?
笹に飾り付けていたお願い事を書いていた短冊や七夕飾りの後始末の方法は、
笹と一緒に先ほど紹介した方法で処分するとよいでしょう。
しかし、中にはお子さんと一緒に作った思い出のある飾りや、今年の願いを書いた思い入れのある短冊があったりと処分するのが惜しいという場合もあると思います。
そういった場合には、子供の成長や思い出として大切にとっておくというのも一つの方法だと思います。
- 笹飾りと一緒に写真を撮って、短冊に書いた願い事を忘れないようにする
- 七夕飾りをアルバムなどに入れて保管する
という方法が良いと思います。
毎年笹飾りを残していくと保管場所も必要になりますので写真で撮って残しておく方法が個人的にはおすすめです!
まとめ
本来の意味を考えると、6月6日の夜に飾り付けて7日には片付けるのが正しい飾り方になると思います。
せっかくなので七夕飾りを長く楽しみたいという方は、そろぞれの家庭の楽しみ方もあると思いますので、笹が枯れる頃には紹介した方法で後始末されると良いと思います。
短冊の願い事が叶うようにしっかり片付けまで行ってくださいね!
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