筆者にはもうすぐ2歳になる子どもがいます。
先日ずっと前から抜きたかった親知らずを4本抜歯してきました!
やっと抜歯できてよかったと思っていますが、産後で子供がいるのに歯医者に通うのはとても大変でした…。
こんなことなら妊娠前に抜歯しておけば良かったと思いましたので、私と同じようにならないためにも女性のみなさんは妊娠前に親知らずを抜歯しておいてほしいと思い今回親知らずの話題で記事を書いてみました。
親知らずが生えて何ともない方も、後々後悔しないように私の体験も参考にして頂ければと思います。
Contents
そもそも親知らずは抜歯した方が良い?
親知らずとは?
画像引用:https://www.jda.or.jp/park/trouble/wisdom-tooth.html
親知らずとは、永久歯の中でも最後に生えてく最も奥に位置する歯のことをいいます。
正式名称は、「第三大臼歯」といい、「智歯(ちし)」とも呼ぶそうです。
『親知らず』という名前の方が馴染みがある方が多いと思いますが、この名前の由来はこの1番奥の歯が生える時期がだいたい10代後半~20代前半で、親が知られることなく生えてくるからこのように名前がついたと言われています。
人によって親知らずが生えない人がいたり、2本、4本など生える本数に個人差があるのも特徴です。
ちなみは19歳の頃に生え始め、上下左右に全部で4本の親知らずが生えました。
親知らず抜歯しなくても良い場合
親知らずは必ず抜歯しないといけないということはありません。
私も、親知らずが生え始めたことにちょうど歯医者に通っていましたが、「まっすぐ生えてるから抜かなくて大丈夫」と言われて今まで何もせずに過ごしていました。
ですから、まっすぐときれいに親知らずが生えていれば抜歯の必要はありません。
また、多少斜めに生えていたも歯磨きがしっかりできており、噛み合わせに問題がなければ抜かなくても良い場合がありますよ。
歯が出てきておらず、中に埋まってでてきていない場合もすぐに抜く必要はないようです。
親知らずの抜歯をした方が良い場合
親知らずを抜歯した方が良い場合は以下のような時です。
- 親知らずが横向きに生えている
- 歯並びに影響が出てきた時
- 親知らずが虫歯になった時 など
親知らずは、人によってはまっすぐに生えずに横向きに生えてしまうことがあります。
横向けに生えてしまうと、他の永久歯に影響がでてしまうことが多々あるようです。
生える場所がなく、きれいに生えていた歯を押して歯並びを悪くしたしてしまったり、歯が重なっている所がうまく歯磨きできずに虫歯になりやすかったりします。
抜歯した方が良いのか、そのままで良いのか詳しく知りたい方はこちらのサイトに詳しく説明されているので参考によんでみてください↓
抜歯するか、しないかは歯の専門医である歯医者さんに相談するのが1番ですよ。
親知らずや歯並びなどを見てもらい判断してもらうのが安心です。
抜かなくて大丈夫と思って放置しておくと、後で後悔するかもしれませんので早めに歯医者さんに相談しましょう!
産後に親知らずの抜歯するのは大変?
私が親知らずを抜歯しようと思った理由
私が最近になってようやく親知らずを抜歯したのには理由があります。
私の親知らずは上下左右に1本ずつ生え、全部で4本あります。
どれもまっすぐきれいに生えていたので「抜かなくて大丈夫」と言われそのままにしていました。
特に生活に支障がありませんでしたが、ある時気付いたのが「歯並び」です。
私は歯並びが良く他の人にも褒められるほどだったのですが、ふと鏡を見た時に下の前歯が内側に入りこんでいることに気が付きました。(ちょうどこの頃に妊娠していました)
考えられる理由は「親知らず」しかなかったので、すぐに歯科衛生士をしている友達に相談しました。
たぶん「生える場所がなくて他の歯が押されている」とのことだったのですが、妊娠中ということもありいろいろ影響も心配で産後まで待つことにしました。
そして、ようやく先日4本とも抜歯することができました。(抜こうと思ってから2年以上経ってしまいました)
前歯が内側に向いてしまう理由を歯医者さんで見てもらって聞いたろころ、親知らずの影響もあるけど、加齢で徐々に歯は前に押されるようになるといわれていました。
どっちにしても抜いた方が良いということだったので、抜歯することになりました。
産後に親知らずを抜歯するのが大変だと感じたこと
産後に小さい子供がいる時に親知らずの抜歯をするのが大変だと感じました。
抜歯をすると、痛み止めや菌の繁殖を抑えるために抗生物質を処方されます。
薬の服用ということで、授乳中はできるだけ避けた方が良いと感じ、子どもに授乳中の期間は抜歯をしないことにしました。
子供が1歳を過ぎた頃から歯医者に行こうと思っていましたが、子供を預けて行かなくてはいけませんよね。
歯医者に行くだけでも、誰かに子守をしてもらわないといけないということでなかなか歯医者にいくことが出来ませんでした。
保育園などに行かれているなら仕事を早退していくことが出来るかもしれませんが、私の場合は専業主婦でしたので歯医者だけのために預けるといえば主人か義父母にお願いするしかありませんでした。
お互いの予定を確認して預けにいくということがなんとも面倒に感じ、妊娠する前なら自分の都合だけでいつでも行くことができたのに、と感じることがありました。
親知らず抜歯までの流れや料金の相場は?
私の場合は、全ての親知らずを抜き終わるまでには、計7回歯医者に通いました。
痛くなるのが嫌だったので、1回につき1本ずつ抜歯しましたが、歯医者によっては2本ずつ抜歯するところもあるようです。
1回目:親知らずの状態の確認、歯科検診
2回目:1本目抜歯(右上)
3回目:2本目抜歯(左上)
4回目:3本目抜歯(左下)
5回目:虫歯の治療
6回目:4本目抜歯(右下)
7回目:抜けた跡の確認、歯石取り
という感じでした。
(1本抜くだけなら、30分ほどで終わります)
1本抜歯する料金は、保健適用で自己負担額が3000円ほどでした。
(抜歯したことのある姉、友人の話をきいたところだいたい3000円ほどでした)
だいたい、どこの歯医者でもこれくらいなんですね。
ですから、初診料、4本の抜歯代、虫歯の治療代、歯石取りをしても3万円もかかっていません。
(親知らずの生え方によってはもう少し値段が高くなる場合も)
親知らずの抜歯は痛い?抜歯後の過ごし方は?
親知らずを抜くのは痛そうなイメージがあり、なかなか踏み出せずにいる方も多いと思います。(私がそうでした)
親知らずの抜歯をする時には、麻酔をするので全く痛くありませんでしたよ。
麻酔をするときに少しチクッとする程度だったので、虫歯の治療より痛さはありません。
私の親知らずはまっすぐ生えていたので、抜くのも簡単だったようです。
「もう抜いたんですか?」と聞いたしまったほどにすぐに歯は抜けてしまいます。
その後、歯茎が腫れたりすることもありませんでした。
横向きに生えていたり、歯茎に埋まっている場合は歯茎を切ったり、親知らずを削って取り除いたりしないといけないようで痛いということを聞きます。
私が通っていた歯医者でも、歯の生え方によっては抜くことが出来ないと言われていましたし、人によっては親知らずの抜歯の後に入院をしないといけないという場合もあるようです。
どんな場合にせよ、一度は親知らずの状態を確認してもらわないといけないので、歯医者で診てもらう必要があると思います。
抜歯の後は、歯茎に大きな穴が開き、1~2日はその穴に血が溜まります。
ある意味「傷口」を作っていることになりますので、血を溜めておかないと傷の治りも遅くなりますし、痛みが出るとこのことでした。
抜歯後は、普段通りに食事をしてもOKでしたので、子どもの預けやすい夕方頃に預けて帰るとすぐに夕食の支度をして食事も普段通りにとっていました。
注意しないといけないのが、「うがい」と「食べ物のカスが穴に入る」ということです。
歯磨きなどでうがいをするときにいつもの調子でブクブクとしてしまうと、せっかく穴に溜まった血のフタが取れて治りが遅くなってしまいます。
抜歯したその日の夜などは、口に水を含んで揺らす程度で十分です。
食事の後には歯を抜いた穴にお米や小さなカスが入りやすくなります。
つまると違和感がありますが、自然と出ていくまでは触ってはいけません。
取る事で、傷口の血が取れてしまうことがあるので血が出やすくなってしまいます。
1週間ほどで血がでなくなり、歯茎が盛り上がってきますので、1ヶ月もすれば穴は塞がりましたよ。
親知らずの抜歯をするなら妊娠前がおすすめ!その理由は?
妊娠中にも親知らずは抜歯できるのか?
女性の方なら、妊娠前に親知らずの抜歯をすることがおすすめですが、妊娠中はどうなのでしょうか?
まず、結論から言うと抜歯することは可能なようです。
しかし、妊娠中はお腹で赤ちゃんを育てているのでいろんな影響が気になる方も多いでしょう。
妊娠中の抜歯で心配になることをあげてみました。
- レントゲンによる被爆
- 歯茎への麻酔
- 痛み止め、抗生物質などの飲み薬
レントゲンは顔周りだけなので、直接赤ちゃんに当たることはありませんので心配いりません。
麻酔は、局所麻酔で薬液の使用量も少ないので、その場所で分解されるので赤ちゃんに影響することはないとされています。
痛み止めや抗生物質も比較的安全に使用できるものを処方されるので大丈夫とのことでした。
★詳しくはこちらのサイトをご確認ください↓
歯医者のよっては妊娠中は勧めていないところもあるので、歯医者で診てもらい相談するとよいですね。
また、授乳中に薬の服用は控えた方が良いので、授乳中に抜歯をしたい場合も歯医者で相談した方がよいですよ。
妊娠前に抜歯をするのがおすすめな理由は?
妊娠中も大丈夫ということですが、やはり薬を服用したりするとなると100%安全でないのでは?と心配になる方もいると思います。
何かあってからではいけませんので、絶対に今抜かないといけない!というようなよっぽどのことがない限りは妊娠中の親知らずの抜歯は避けた方が安全ですよね。
妊娠前であれば、
- 自分の予定の開いている所でいつでも歯医者に行ける
- 薬の服用や麻酔、レントゲンの心配もしなくて良い
- 比較的自分にお金を使いやすい
というメリットがあります。
また、妊娠中はつわりなどで食事のが規則正しく食べられない方もおり、ちょっとずつ食べることで口の中がネバついたり、不潔な状態になりやすくなります。
つわりで歯磨きが出来なくなる方もいます。
そういった時に、親知らずを抜いてしまっておけば、奥まで磨きやすいので楽です。
親知らずはしっかりと歯磨きをしているつもりでも、磨き残しがある場合が多いです。
奥の方で歯ブラシが届きにくくケアしにくいので虫歯になりやすいのです。
私も親知らずを抜いた時には、抜いた親知らずの内1本には虫歯があり、他の歯にも歯石がついていたりしていたので、いかにしっかり磨けていなかったのかを実感することが出来ましたよ。
親知らずを抜いてからは歯磨きやしやすくなりましたし、口臭を気にすることがなくなりました。
歯の磨き方や手入れの方法も歯医者で教えてもらえたことで、以前よりも歯磨きも丁寧に行うようになり親知らずは抜いて良かったと感じています。
気になっていた歯並びはまだ変化はありませんが、これ以上悪化することがなくなっただけでも安心です。
自分の歯磨きがにがてなところを教えてもらったり、虫歯にならないようにするための食事についてなども歯医者で教えていただけで定期的に歯医者に行くことは大切だと感じたりもしました。
まとめ
親知らずは、まっすぐに生えている場合であれば抜歯する必要はないかもしれません。
しかし、私は親知らずを抜いて良かったと思っていますので、妊娠前に抜いておこうか考えている方は、一度歯医者で診てもらうようにしましょう。
抜かない場合でも、数か月に1度美容院で髪のメンテナンスを行うように、歯のメンテナンスも定期的に行うのがおすすめだと思いますよ。