女性の方でもお酒が好きだという方は多いでしょう。
はじめは友達などと食事の時に1,2杯のビールや酎ハイなどを飲んでいたという方も、気づけば一人で家で飲むようになっていたり、飲み放題で飲みまくるようになっていたりと飲酒量が増えていっている方がいるようです。
女性は美意識が高く、食べ過ぎないように気をつけている方も多いですが、お酒を飲みだすと気分もよくなり、つい食べる量も多くなってしまう方がいます。
また、女性は男性よりも身体が小さく、体脂肪の割合が高いためアルコールの血中濃度も上がるので、男性と同じ量のアルコールを飲んでいくと、男性よりも早く健康障害やアルコール依存症の発症が早まる危険があると言われています。
体のためにもお酒を控えようと思っているけど飲む量が減らせない、お酒のやめ方がわからないという女性のために、禁酒するとどのような効果があるのか、お酒をやめるためにはどういったことを実践すればよいかをまとめました。
禁酒をすると女性の体や肌にどんな良い効果がある?
お酒をやめると女性の体や肌などをはじめ、どのような効果があるのでしょうか?
私自身、20歳頃から働き出してからお酒を飲むようになり友人や同僚との飲み会をよくしていました。
お酒も大好きになり、はじめは酎ハイだけしか飲めなかったのですが、次第にビールやワインが美味しく感じるようになり一気に飲む量が増え、家でも仕事終わりに一人で飲むようになりました。
結婚をし、妊娠したことがきっかけでお酒をやめ、そこから今まで2年以上は全くお酒は飲んでいません。
お酒を飲まなくなると、体や肌、それ以外にもいろんな効果が感じられましたので、実体験を交えながらお伝えします!
禁酒でしっかりとした睡眠がとれるようになる
寝る前の飲酒は脳のα波を増加させるということがわかっています。
α波は通常、起きている間に休むと出てくる脳信号なので、眠りが妨げられてしまうそうです。
お酒を飲んでアルコールを摂取すると眠たくなる人がいるように、アルコールには短い時間で深い眠りに就ける効果があるものの、それ以降の睡眠リズムはめちゃくちゃにしてしまいます。
寝ている間も体の中では肝臓がフル活動してアルコールを分解してくれているので体がしっかり休まることがありません。
また、アルコールを分解されると「アセトアルデヒド」という物質がつくられ、これは頭痛や気持ち悪さなどを引き起こす原因になります。
朝起きて頭痛や、二日酔いで気持ち悪くなるのはそういった理由がありますよ。
しっかり睡眠が取れず、二日酔いや頭痛があると次の日の気分や集中力、知的能力にも影響を及ぼしてしまいます。
お酒を飲まなくなると毎日しっかりと眠ることができ、心身ともに疲れをとることができるので、次の日が気持ちよく迎えられます。
肌の潤い感がアップ!肌がきれいになる
お酒をやめるとカサカサ乾燥肌や、気になっていた顔の小じわや吹き出物などが改善されてお肌がきれいになります。
お酒を飲むと、摂取したアルコールは肝臓で分解されるのはご存知だと思います。
肝臓でアルコールを分解する時に「アセトアルデヒド」という物質が発生するのですが、この物質は老化の原因になる「活性酸素」や肌の弾力を奪い肌を固くしてしまう「AGE」という物質を体の中で作ってしまいます。
「AGE」はお肌のコラーゲンに絡みついて肌の弾力を失わせてしまうそうです。
「活性酸素」とは、簡単にいうと『体のサビ』で、体が錆びると細胞やお肌のコラーゲンにダメージを受けます。するとシワの原因になってしまうので、肌の弾力もなくなり顔が老けていくことにつながるんです。
また、アルコールは利尿作用があるので、お酒を飲み過ぎると体内に水分がいきわたらずに乾燥肌の原因にもなってしまいます。
禁酒すると、睡眠もしっかりとれるようになるということも加わり細胞の生まれ変わりも早くなり、肌がきれいになっていきますよ!3週間ほどすると効果が感じられるといいます。
浮腫みにくくなり、顔や体がスッキリする
お酒を飲むとトイレが近くなり、尿もたくさんでますよね。
アルコールには利尿作用があるので、体の余分な水分を排泄する働きがあります。
しかし、お酒を飲むと必要以上に水分が排出されてしまうので、逆に体が脱水状態になってしまいます。
体が知らず知らずの内に脱水状態になっているので、その結果余分にお酒やお水、お茶などを飲んで水分を摂りすぎてしまうので体が浮腫むことになります。
また、女性の場合は運動量や筋肉量の少ないことから体のむくみが起こりやすくなっています。
お酒を飲んだ翌日は顔だけではなく、足をはじめとした体もむくんでしまっていることが多いでしょう。
むくんだままの状態が続くと、足が太くなったり、顔が大きく見えてしまったりします。
お酒を飲まなくなると、夜遅くに食べたり飲んだりすることも少なくなり、結果的に浮腫むことがほとんどなくなりました。
お酒を飲んでいた時間を自分磨きの時間にあてられるので、お風呂にゆっくり入ったり、足のマッサージをしたりお酒をやめると美しくなる近道になります。
体重が減って、痩せやすくなる
お酒はやっぱりカロリーが高いので太ってしまう要因になります。
生中ジョッキ1杯で約200㎉、低カロリーなウーロン杯でも1杯約100㎉ほどあります。
*ちなみにご飯1杯分のカロリーはおよそ235㎉だとされています。
飲み物+お酒のつまみも食べるとカロリーが多くなってしまうということは冷静になって考えると容易にわかることです。
アルコールを摂取すると、脳は視床下部が活性化され食べ物のにおいに敏感になり食べる量が増えるという研究結果もあります。実際に私の周りでもお酒を飲むとついつい食べ過ぎてしまうという方が多くいます。
食事の時の飲み物をお酒から水やお茶に変えるだけでも摂取カロリーはかなり違ってきます。
また、素面だとどれくらいの量の食事を食べたのかも自分でしっかり把握することができるので、食べ過ぎることも少なくなるでしょう。
【その他にも嬉しい効果が…!!】
お酒をやめるとお金が増えます!
お酒は家で飲んでもお金がかかりますが、外で飲むとさらにお金がかかります。
安い発泡酒や缶チューハイであれば1本100円ほどですが、毎日1本ずつ飲んだとしても1か月3000円はかかります。家の中と外でお酒にかけているお金を計算してみれば、びっくりするかもしれませんよ。
また、お金がかかるのはお酒だけではなく一緒に食べる食事やおつまみにだってお金はかかります。
お酒をやめると、飲んでいた分のお酒代は確実に自由に使えるお金になります。何かお金を貯める予定があるなら、禁酒するとすぐに貯まるかもしれませんよ。
禁酒をすると女性にとって悪い効果はある?
今までお酒を飲んでいた人が急に禁酒をすると、何か悪い効果があるのでしょうか?
お酒をやめると良いことが多いですが、人によっては悪い効果がでてしまう人もいるようです。
甘いものを食べたくなる
お酒をやめると多くの方が甘い食べ物を食べたくなるといいます。
禁酒するとなぜ甘いものが欲しくなるのかというと、お酒には糖分が含まれているので、今までお酒から摂取していた糖分が急になくなることで他の食べ物から糖分を摂取しようとするからだと言われています。
また、アルコールを摂取すると幸福感をもたらす物質である「ドーパミン」が作られます。しかし、アルコールを摂取しなくなるとそれが感じられなくなります。
砂糖を摂取するとアルコールと同じようにドーパミンが作られ、快い感情を強めることがわかっています。体がアルコールの代わりになるものを求めることから甘いものを食べたくなると言われています。
太りたくないと思っている方は、甘いものの食べ過ぎには注意しないといけませんが、この甘いものが食べたくなるという欲求はある程度の期間が過ぎると自然となくなっていると言われています。
禁酒とドーパミンについて詳しく説明されている動画がありました▼
ストレスがたまる
お酒が大好きだった人がお酒をやめるということは我慢をするということになります。好きなものを我慢すると誰でもストレスがたまってしまうものです。
そのストレスから頭痛が起こったり、動悸がしたり体に何らかの影響が出てしまう人もいます。
お酒を日常的に大量に飲んでいた人ほどそういったストレスを感じ、体に症状の出やすいと言われています。
ストレスが溜まってしまわないように、お酒の代わりになる飲み物や食べ物を食べたり、運動をしたりなど自分に合った方法でストレス発散をすると良いでしょう。
イライラしたりキレやすくなる
他の人がお酒を飲んでいるのを見ると羨ましく思ったり、お酒を飲むことを我慢することでストレスがたまってしまいます。
多くの人はお酒を感情を和らげるために使っているので、飲むのをやめるとイライラしたり落ち着かなくなったりすることがあります。
なにかうまくいかなかったりすると家族や親しい人に強くあたってしまう人もいるようです。
瞑想などを行うと、自分自身と向き合うことができイライラが治まりリラックスすることができるのでおすすめです。
女性が禁酒をするための対策や方法は?
私のように、妊娠するとお腹の赤ちゃんのことを考えてお酒を飲む気が自然と起こらなくなる方も多いと思いますが、中にはどうしてもお酒をやめることができない、飲みたくて仕方がない、という方もいると思います。
禁酒をするためにはどのような方法があるのかまとめましたので、ご自身のやりやすい方法を生活に取り入れてみてください。
ノンアルコール飲料を飲む
禁酒し始めて人の多くの方がまずはじめるのが、お酒の代わりになる飲み物で対応するということ。
現在では、様々なノンアルコール飲料がでており、味も本物のお酒に近いものも多くなってきています。
お酒を飲む気分が味わえますが、飲みすぎることもありませんし、酔うことももちろんありません。
ノンアルコール飲料の他には、炭酸水などもおすすめです。
炭酸水は、ビールが好きだったが禁酒をしたい人におすすめです。ビールの魅力はあの喉越し!
強炭酸水なら、その喉越しが味わうことができます。
飲み過ぎたって、炭酸が入っている水なので体に悪いということもありませんよ。
禁酒の本・ブログ・メルマガなどで禁酒の意識を高める
禁酒について知識がまだない、まずは自分自身で情報収集すると禁酒への意識が高まります。
禁酒についての本や実際に禁酒をしている人のブログ、メルマガなどは多くあり、実際にアルコール依存症レベルまで飲んでいた人がお酒をやめた方法やその時の心境、離脱症状などがかかれていてためになると思います。
本気でお酒をやめたいと思っている方は、そういったところから情報を得ると一人で禁酒に取り組むよりも成功しやすいですし、なにより相談相手がいることは心強いと思います。
おすすめの禁酒の本
お酒がいかに体に良くないかがわかります!お酒が自然と飲みたくなくなりますよ。
おすすめの禁酒ブログ
禁酒のブログはたくさんありますが、中には日記のようなもの、ポエムのようなものも多くあります。禁酒の方法や、情報をたくさん配信されている方のブログがおすすめですのでいくつか載せておきます。
一度見てみてください!
美しく健康になっている自分をイメージする
お酒をやめる理由は人それぞれだと思いますが、お酒をやめると以前の体より美しく健康になる方がほとんどです。
お酒をやめている自分の姿をイメージし、また「お酒は体に毒」ということを考えられる脳にしていくとお酒がやめやすいですよ。
イメージをする時に、瞑想を行うと自分自身に向き合うことができリラックスもすることができ効果が高まると言われています。
瞑想と聞くと”怪しい”と思う方もいるかもしれませんが、最近よく聞くようになった「マインドフルネス」も瞑想の方法の一つで、グーグル社など大手の企業でも取り入れられているもので、スポーツ選手など多くの著名人も行っているものです。
集中力が高まり、自分の心と身体を整えるために効果があるので、禁酒のストレスやイライラも抑えられる効果があるといわれています。
禁酒することに明確な目標を持つ
何のために禁酒をするのか、明確な理由や目標がないと、何かがきっかけでまたお酒を飲んでしまうことも少なくありません。
一度禁酒した人がまたお酒を飲むと、今までお酒をやめていた反動で今まで以上に飲むようになってしまい、アルコール依存症につながることもあります。
- 子どものため
- 痩せるため
- お酒をやめないと仕事や生活に支障が出る
など何か明確に理由をもって禁酒すると良いですよ。
禁酒をがんばる自分にご褒美をあげる
人によっては簡単にお酒をやめることができる場合もありますが、飲む量が多かったりお酒が大好きだった方はなかなかやめられない場合もあります。
今まで大好きだったものを我慢するのですから、そんな頑張っている自分になにかご褒美を買うというのもやる気が出てよいと思います。
今までお酒に使っていたお金で好きな洋服やバッグなどを買ったり、美味しいものを食べにいったり自分の好きなものをご褒美にするとがんばれると思いますよ!
まとめ
お酒は美味しく楽しい気分になるので、好きな方も多いと思います。
飲む量がどんどん増えている方はやめるのが大変かもしれませんが、お酒をやめると体が健康的になりますし、肌がきれいになったりと女性にとって嬉しい効果が期待できますよ!
やめ方は人によって合うものが異なると思いますので、こちらの記事でご紹介したものを参考に自分に合った方法でおこなってみてください。