お酒で失敗してしまったり、家族や周りの人に迷惑をかけてしまったという経験がある人は少なくないと思います。
お酒を少しだけ飲もうと思っていても、飲む量を減らすことができず、お酒の飲む量もいつの間に増えてしまい、次第にアルコールがないと生活できなくなるという場合もあります。
自分では自覚がなくてもアルコール依存症になってしまっている方も…。
お酒をやめたいと思ったことがあるなら、その方法を知っておくと少しずつ生活に取り入れて飲む量を減らしてやめていくことができるかもしれませんよ!
Contents
禁酒・断酒をすると良いことがいっぱい!
適量のお酒は体に良い?
アルコールは適量飲むと寿命が長くなったり、食欲が増したりと体に良い影響を与えることが分かっています。
その適量はどれくらいかご存知ですか?
男性で1日で平均「純アルコールで約20g」程度とされています。
(女性は男性に比べてアルコール分解速度が遅いの男性の1/2~2/3程度が適当)
純アルコール20gに相当する酒量
- ビール:ロング缶1本(500ml)
- 日本酒:1合(180ml)
- ウイスキー:ダブル1杯(60ml)
- 焼酎(25度):グラス1/2杯(100ml)
- ワイン:グラス2杯弱(200ml)
- チューハイ(7%):缶1本(350ml)
*健康日本21より
思っている以上に少ないと感じた方が多いのではないでしょうか?
飲み過ぎるとガンをはじめとした病気のリスクを高めてしまいます。
禁酒・断酒をした方が良い人とは?
お酒は自分で飲む量が調節できる人であれば、やめる必要はないと思います。
しかし、自分でお酒をコントロールできなくなっている方はアルコール依存症である可能性があります。
アルコール依存症とは、お酒の飲み方(飲む量、飲むタイミング、飲む状況)を自分でコントロールできなくなった状態のことをいいます。飲むのはよくないことだとわかっていても、脳に異常が起きて飲むことをやめられなくなります。
アルコール依存症にかかるとお酒の飲み方のコントロールができなくなり、生活習慣や人間関係に悪い影響を与えてしまう恐れがあります。
そうなってしまわなうように、早めにお酒をやめて自分の身体と健康、家族などを守る必要があるのではないでしょうか?
禁酒・断酒した方が良いとされているのは以下のような人です。
- アルコール依存症で命の危険がある場合
- 病気などでやめないといけない人
- お酒を飲むと記憶がなくなり失敗ばかりする人
- 妊娠中、授乳中の方
- お酒で破産してしまっている人 など
自分自身ではアルコール依存症ではないと思っていても、実はアルコール依存症になりかけていることもありますので、自分のことを診断してみてください。
禁酒・断酒によるメリット
今まで毎日のようにお酒を大量に飲んでいた人が禁酒・断酒をしてお酒を飲まなくなると、様々なメリットがあります。
主な禁酒、断酒によるメリットは以下のものがあります。
- しっかり眠れるようになる
- 病気になるリスクが下がる
- お金と時間が節約できる
- ダイエットになる
- 肌がきれいになる
飲酒量や飲酒の頻度にもよりますので、効果を感じられるかどうかには個人差があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
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では、禁酒・断酒をしようと決めた方は一体どのようにするとお酒をやめることができるのでしょうか?
お酒をやめることは決して簡単ではありません。
また、飲酒歴が長ければ長い程、たくさん飲む人ほどお酒をやめるのが大変だとされています。
一人でお酒をやめることができる人もいますが、多くの人は一人ではまた飲酒してしまったりしてやめることができないようです。
そういった時には、禁酒・断酒をサポートしてくれるところもありますので、上手に活用するとお酒をやめる手助けになると思います。
禁酒・断酒をするための方法
- ノンアルコール飲料を飲む
- 禁酒の本・ブログを読む
- 瞑想で自分自身に向き合い、禁酒のストレスを発散する
- お酒に使っていたお金で自分へのご褒美を買う
- 断酒会に参加する
- 医療機関で禁酒・断酒の相談をする
- 抗酒薬・飲酒抑制薬を医療機関で処方してもらう
ノンアルコール飲料を飲む
最近では、様々な種類のノンアルコール飲料ができています。
風味も味も本物のお酒を同じような感じなので、飲酒欲求が出てきた時に飲むとアルコールは入っていなくても飲んだ感じがします。
お酒を飲む気分が味わえますが、アルコールが入っているものに比べると飲みずぎることもありませんし、酔うことももちろんありません。
ノンアルコール飲料の他には、炭酸水などもおすすめです。
主人も断酒を始めてからというもの、お風呂あがりの炭酸水が欠かせないようです。
家に作る機械があるといつでも飲みたい時に炭酸水が作れますよ。
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禁酒・断酒の本やブログを読む
禁酒や断酒についての本やブログが多くあります。
お酒についての知識や、お酒をやめるとどうなるのかなど詳しく書いてあるので、今までお酒を飲むことが当たり前だった人にはショックな内容もあるようです。
禁酒や断酒をした方が書いているブログは参考になるだけでなく、自分の悩みなどを相談することもできるようです。
他の禁酒・断酒をしている人の交流の場になったりしているようなものもありますよ。
自分の空いている時に読んで禁酒・断酒への意欲を高められるのが本やブログの良いところだと思います。
おすすめの禁酒の本
お酒がいかに体に良くないかがわかります!
お酒が自然と飲みたくなくなりますよ。
禁酒セラピー 読むだけで絶対やめられる / アレン カー 【新書】
おすすめの禁酒ブログ
禁酒のブログはたくさんありますが、中には日記のようなもの、ポエムのようなものも多くあります。
禁酒の方法や、情報をたくさん配信されている方のブログがおすすめですのでいくつか載せておきます!
一度見てみてください!
瞑想で自分自身に向き合い、禁酒のストレスを発散する
お酒をやめると、お酒を飲みたいのに飲めない、というストレスが起こる人がいます。
ストレスがたまると、頭痛が起こったり鬱っぽくなったり良いことはありません。
瞑想やヨガなどで自分自身に向き合うとリラックスもすることができ、飲酒欲求が抑えられるようです。
瞑想と聞くと”怪しい”と思う方もいるかもしれませんが、最近よく聞くようになった「マインドフルネス」も瞑想の方法の一つで、グーグル社など大手の企業でも取り入れられているもので、スポーツ選手など多くの著名人も行っているものです。
習慣化することで集中力が高まり、自分の心と身体を整えるために効果があるので、禁酒のストレスやイライラも抑えられる効果があるといわれています。
お酒に使っていたお金で自分へのご褒美を買う
お酒を飲まなくなると、今までの酒代や外での飲み代などが節約されます。
いままで大好きだったお酒を我慢するのですから、節約したお金で頑張っている自分になにかご褒美を買うというのもやる気が出てよいと思います。
今までお酒に使っていたお金で好きな洋服やバッグなどを買ったり、美味しいものを食べにいったり自分の好きなものをご褒美にすると禁酒・断酒も頑張れるでしょう!
断酒会に参加する
画像引用:http://www16.plala.or.jp/yokopaso/dansyu/reikai.html
断酒会に参加すると、禁酒・断酒している他の方と話をすることができ、辛い思いをしているのは自分だけではないということを感じることができます。
仲間ができることで、禁酒・断酒へのやる気がも高まり、飲酒欲求も少なくなるとされています。
断酒会(だんしゅかい)は、酒害(アルコール依存症、問題飲酒)から回復し、自力更生するための、相互援助団体(自助会)である。
酒害者が飲酒の問題について経験を分かち合い、そのときだけは飲酒をせずにいられた、ということによって広がっていった互助団体である。 断酒会では酒害の回復のために、例会を行う。 断酒会は日本各地にあり、例会はさまざまな場所で毎日行われている。
引用:wikipedia
断酒会の他にも、同じような団体で『AA(Alcoholics Anonymous アルコホーリクス・アノニマス)』というものもあります。
AAとは、さまざまな職業・社会層に属している人々が、アルコールを飲まない生き方を手にし、それを続けていくために自由意志で参加している世界的な団体です。AAのメンバーになるために必要なことは、飲酒をやめたいという願いだけです。会費や料金は必要ありません。
「断酒会」と「AA」は同じようなものですが、AAは会費や料金が必要ないというのが特徴です。
断酒会は会費が必要になってきますよ。
医療機関で禁酒・断酒の相談をする
会社などで健康診断を定期的にされている方は、肝臓が悪くなっていたり体の異変があれば気づいて病院などでお酒の相談もできそうですが、そうでない人が医療機関で相談するは面倒に感じることもあるようで、お酒のことで医療機関に相談する人はまだまだ少ないそうです。
多くのアルコール依存症の方は、自分が依存症であることに気付いていない場合が多いので、病院にいくほどでもないと思っている人が多いようです。
医療機関に相談することで、専門家から治療について意見をもらうことができ、断酒のための抗酒薬を処方してもらうこともできます。
抗酒薬・飲酒抑制薬を医療機関で処方してもらう
抗酒薬は、服用するとお酒を飲んだ場合に下戸の人が飲酒したときのように心臓の激しい動悸(どうき)や吐き気を催し、飲酒を抑制する効果があるとされています。
抗酒薬には「ノックビン」、「シアナマイド」の2種類があります。
シアナマイドは肝障害の副作用が出ることがあり、初めての人はノックビンを使う方が良いとされています。
人によっては、肝臓や心臓への負担が大きく、副作用が出ることもあることから、最近ではより緩やかに症状の改善が期待できる「飲酒抑制薬」もできたそうです。
この飲酒抑制薬は、脳の中枢神経に作用して飲酒欲求を抑えるという薬です。
抗酒薬と飲酒抑制薬を併用すると良いとされています。
現在は、抗酒薬や飲酒抑制剤は市販では買うことはできません。
しかし、大塚製薬が飲酒抑制剤の製造販売承認を厚生労働省に申請しているので、審査が下りれば市販でも買えるようになるようです。2018年度にも国内販売を始める見込みだそうですよ。
こちらから、アルコール依存症の相談ができる最寄りの医療機関を見つけられます↓
アルコール依存症の相談ができる医療機関/アルコール依存症治療ナビ.jp
まとめ
禁酒・断酒はかんたんにできることではありません。
途中で再飲酒してしまう人もおり、一度リバウンドしてしまうと今まで以上にお酒を飲んでしまい、人生がむちゃくちゃになってしまうという話を聞きます。
一人ではお酒をやめることが出来ないという人は、断酒会や医療機関などを活用してサポートしてもらうことも必要だと思いますよ!
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