春になるとうさぎや卵で飾り付けられ、春の訪れを感じられる『イースター』
キリストの復活祭で海外ではクリスマス以上に盛り上がる大切なお祝いですよ。日本でも知られるようになってきて、イベントに参加したり家庭でホームパーティーをされる方が増えてきました。
日本でもイースターを楽しもうと思っている方もいると思いますが、イースターにはどんな食事をしているのでしょうか?
ホームパーティーで料理を準備しようと思っている方は気になるところだと思います。
海外ではどのようなものを食べられているのか、日本でイースター料理をするならこんなものがおすすめ!というものをご紹介していきたいと思います。
Contents
イースターはおいしい食事でお祝いしよう!
イースターにはおいしい食事が欠かせない
画像:アメーバニュース
イースターはキリスト教の国では祝日になるところが多く、大型連休になったり、会社が休みになるところも多いそうです。
お休みに家族で集まりイースターをお祝いする食事をしたり、教会に礼拝に行ったり、イースターイベントに参加する方がほとんどですよ。クリスマスのように恋人と過ごす方も多いのだとか。
そんな大切なお祝いのイースターには美味しい食事は欠かせないようです。
イースターの日はちょうど断食が終わるころで、それまで食べられなかったものをたくさん食べるのが一般的。
西方教会と東方教会では、伝統的に四旬節および大斎の期間中禁じられていた肉、乳製品、卵(東方教会では魚肉も)が復活祭の日に初めて解禁になるため、復活祭の正餐の食卓にはこれらの動物性食品が並ぶ。
また、卵、バター、乳などをふんだんに使った復活祭独特の菓子パンやケーキが作られる。家禽を飼っている家庭では、四旬節および大斎の期間中に生まれたために食べられずにたまっていた卵をまとめて消費するという理由もある。
引用:wikipedia
食べられなかった、砂糖や卵がたっぷり使われたお菓子もたくさん食べるのだとか…。
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イースターの食事には卵や肉料理を
イースターの食事は国によって違いがあるようですが、多くの国では卵をたくさん使った料理や牛・子羊・豚・ソーセージなどの肉料理がメインになるようです。
こちらはフィンランドの食卓▼
画像:wikipedia
卵は、昔から長い期間を経てから新しい生命が誕生することから「生命の象徴」と考えられてきました。見た目には動かない卵から新しい生命が生まれ出ることから、死と復活を象徴していると言われており、復活祭には欠かせないものです。
イースターには特別に装飾された「イースターエッグ」がたくさん飾られますよ。
この時期になると、卵やうさぎの形のチョコレートや焼き菓子、うさぎの形のパンなどイースターらしい商品がたくさんお店に並ぶそうですよ。
イースターにうさぎのモチーフがよく使われるのは、うさぎは「豊穣の象徴」だからです。うさぎは子供をたくさん産むことから子孫繁栄を表わしているので、イースターには欠かせない存在になっています。
イースターのうさぎを「イースターバニー」といいますよ。
卵やうさぎなど、詳しくはこちらの記事にまとめています▼
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海外ではイースターに何を食べる?イースターの伝統料理とは?
実際に海外ではどのような料理をイースターに食べているのでしょうか?
国によって違いがあるようなので、代表的なものをいくつかご紹介していきます。卵料理は一般的ですので、それ以外のものを載せています。
オスターブロード
画像:wikipedia
『オスターブロード』とは、ドイツのイースターの時に食べるパンのことです。
こちらの画像の下に写っているものは「ウサギ」の形をしています。こちらは、オスターハーゼ(ウサギ型のパン)というそうです。
このパンはイースターの朝ご飯やおやつの時などによく食べられるものです。
オスターブロードについて詳しく説明されていました。
卵で黄色くしたパンの形は丸くて、上にXの形をした切り口があります。
丸い形はイエスキリストが磔になって殺されたゴルゴタ山を、パンの上のX切りは十字架を意味しています。また、黄色い色は、イエスが太陽であることを意味するシンボルです。甘いドライフルーツ入りのパンで、受難節を終わらすために食べられているパンです。
引用:イーコムドイツ語ネット
画像:イーコムドイツ語ネット
こちらにパンの作り方も載っているので作りたい方は参考に作ってみてください。
ラム肉
イースターのメイン食材となることが多い『ラム肉』。子羊の肉のことです。
キリストは、「世の罪を取り除く神の小羊」だと、ヨハネによって紹介されました。キリスト教の過ぎ越しの祭には、ラムを食べる習慣があり、大切な晩餐の時にはラム肉食べることが多いそうです。
ホットクロスバンズ
『ホットクロスバンズ』は、十字の模様が入っているパンです。
中にはレーズンが入っていますよ。十字はキリスト教のシンボルで、このパンはイースターの2日前の金曜日「グッドフライデー」(キリストが十字架にかけられた日)に食べるのが伝統です。
マギリッツァ
出典:https://greekfood.exblog.jp/20718586/
ギリシャでは、羊の内臓を使って作る「マギリッツァ」というスープを断食明けに食べる習慣が全国的にあります。
内臓やねぎやディルなどのハーブ、米などを加えて煮込みます。これを前もって作っておいて、食べる直前に卵とレモンを溶いたものを加えて食べるようです。
こちらのサイトに材料と作り方が載っていますよ。
シムネルケーキ
画像:exblog
丸いフルーツケーキの上にマジパンが上に飾られています。マジパンはケーキの間にも挟まっています。
ケーキの上のマジパンのボールにも意味があり、イエス・キリストの弟子である十二師徒のうち、ユダを除いた十一人の弟子を象徴しているということで11個あるそうです。
イギリスでは、イースターに食べるケーキですが、もともとはイースター前の断食の真ん中の日曜(レント)に、食べられていました。
イースターにおすすめレシピをご紹介!
イースターの伝統料理の一部をご紹介しました。日本でも作りやすいイースターのお祝いにピッタリのメニューのレシピをご紹介したいと思います。
家族や友人とイースターパーティーをしようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
ラム肉のロースト
イースターの定番料理です。おいしいお肉が手に入ったらシンプルにローストするのがいいですね。
ラム肉が苦手な方、手に入らない方は牛肉や、豚肉を代用してみると良いと思います。
材料 (3人分)
骨付きラム肉9本
ローズマリー 15本くらい
にんにく 3かけ
岩塩 少々
黒コショウ 少々
じゃがいも 中2個
人参 1/2本
ズッキーニ 1本
レモン 1/2個
ラード 適量
塩、こしょう 少々
作り方はこちらから▼
ゆで卵のミートローフ
茹で卵が入っている肉料理なので、イースターにピッタリです!作りやすくて美味しいと評判のレシピなので、ぜひ作ってみてください。
材料 (CeraBakeパウンド型 1個分)
合いびき肉 350g
玉ねぎ(小) 1個
人参(小) 1本
バター 大さじ1
卵 1個
牛乳 1/2カップ
パン粉 40g
塩コショウ 少々
ナツメグ 少々
ゆで卵 3個
■ ソース
ケッチャップ 大さじ3
ウスターソース 大さじ2
作り方はこちら▼
キッシュ
卵や生クリームがたっぷり入っているキッシュもイースターにおすすめ!中に入っている野菜を春野菜に変えると春らしさが出て良いと思いますよ。
材料 (18cm丸型1台分)
冷凍パイシート 2枚
卵 2個
牛乳 100ml
パルメザンチーズ 大さじ1
ブロックベーコン 80g
しめじ 80g
玉ねぎ 1/2個
ほうれん草 1/2束
コンソメ 1個
塩 適量
粗挽き黒胡椒 適量
オリーブオイル 適量
作り方はこちら▼
オムライス
何品も作るのは大変ですので、オムライス一つでも華やかな食卓に。春野菜をたくさん使って春の訪れを祝いましょう!
ホワイトソースには乳製品もたっぷりなのでイースターにぴったりですよ!
材料 (2人分)
ご飯 お茶碗2杯
バター 10g
玉ねぎ 1/4玉
ケチャップ 大さじ2
■ クリームソース
バター 20g
鮭の切り身(皮なし)1枚
にんじん 1/2本
しめじ 1/2袋
薄力粉 大さじ2
牛乳 300cc
コンソメ 6g
■ ゆで野菜
アスパラガス 2本
きぬさや 6枚
オクラ 2本
■ オムレツ
卵 4個
☆粉チーズ 大さじ2
☆牛乳 大さじ2
☆塩コショウ 少々
サラダ油 大さじ2
作り方はこちら▼
まとめ
・イースターは断食明けのお祝いなので、卵や乳、お肉などで盛大に食事を楽しむのが一般的。
・伝統料理にはキリストにちなんだ由来があるものが多く、現在も食べ続けられているものが多い。
・日本でも春の訪れを祝う食事を楽しみましょう!
家族や友人などと集まって食事をすることが大切なようです。イースターの食事を作ってみんなで楽しい食事の時間をすごしてみてはいかがでしょうか?
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