京都が全体が観光地です。
どこを見て廻るか計画をしないと時間が無駄になってしまいます。
一度行くと何度も行きたくなってしまう不思議な街ですね。
毎回違うコースを作って季節を変えて訪れると、京都の魅力的な雰囲気にのめり込んでいってしまいます。
私の義理父もその一人です。
紅葉の季節になると毎週のように京都に出かけるほど大の京都好き!
(京都検定2級保持、現在1級に向けて猛勉強中です)
今回はそんな京都好きの義理父が勧める、あまり時間のない方におすすめの半日紅葉コースをご案内します。
Contents
京都駅周辺を半日で楽しめるおすすめ紅葉コース
遠方から来られる方の玄関口になることも多い『JR京都駅』
京都駅の周辺で半日で紅葉が楽しめますよ!
旅行やお出かけでは、行きたいところや他の目的もあるかもしれませんが、そんな時に半日でも京都の紅葉が楽しめるなら嬉しいですよね。
京都駅周辺のおすすめ半日紅葉コースは、
①西本願寺→②東本願寺→③渉成園
この順番で回るのが時間を有効に使うことが出来ますよ。
西本願寺の紅葉おすすめポイント
西本願寺とは、土真宗本願寺派の本山で、古都京都の文化財であり世界遺産です。
西本願寺では、京都市の天然記念物にも指定されている樹齢400年のイチョウの木があり、紅葉の季節にはきれいな黄色に色づきます。
御影堂(ごえいどう)門をくぐった先にある大銀杏(天然記念物)が見事です。
銀杏といえば、背が高い大木を想像しますが、この大銀杏は低い位置から多方向に伸びているのが特徴的です。
一度見ると忘れないような独特の形状をしています。
また、阿弥陀堂の前に巨大な銀杏があります。
銀杏の高さに圧倒されます。
紅葉の見頃は、例年11月中旬~12月上旬頃です。
京都は紅葉の時期はどこも観光客が多くなります。
清水寺、高台寺、金閣寺などの知名度の高い紅葉スポットなどに比べると、比較的人は少なくゆったり見ることが出来ると思います。
西本願寺は敷地も広く、人が多い時間帯でもゆったり見れることが多いですが、より混雑を避けるなら、
- 開門直後
- 閉門前
などの時間帯が空いているということです。
西本願寺には、イチョウの木の見逃してほしくない建造物が沢山あります。
唐門
唐門(国宝)は、桃山時代の建築を見事に表しています。
伏見城の遺構と言われています。
黒塗門に、絢爛豪華な彫刻がほどこされています。
美しさに見とれてしまい、日が暮れるのを忘れてしまうため「日暮しの門」とも呼ばれています。
(2018年6月より2020年3月まで修復予定)
御影堂(ごえいどう)
御影堂(ごえいどう)(国宝)には、親鸞聖人坐像の木造が安置されています
阿弥陀堂
阿弥陀堂(本堂)(国宝)には、ご本尊のご阿弥陀如来像を安置しています。
現在修復中ですが、(2022年3月までの予定)参拝には問題ありません。
書院・能舞台
書院・能舞台(国宝・重要文化財)も見ごたえがあります。
書院の中の襖絵や天井絵の煌びやかさに驚いてしまいます。
また、対面所の東にある虎渓の庭は桃山様式を伝える枯山水の庭です。
中国江西省の廬山にある「虎渓」の景観を模しています。
(参考URL: https://www.hongwanji.kyoto/)
西本願寺の紅葉の口コミ
紅葉お薦めスポット❗京都西本願寺✨
黄金に輝く大銀杏。
散ったあとのキラキラ絨毯もいい感じですよ😃✨ pic.twitter.com/n4p9zX8LL0— yuki (@kucinyuki) 2017年11月7日
西本願寺といえばイチョウですよね。青空に黄金色の葉が輝き本当に美しかったです。銀杏を見て、おー!と言ったのははじめてです。^ ^#京都 #kyoto #紅葉 pic.twitter.com/KauUFs1raC
— トコトコト (@tokotokotocom) 2016年11月26日
京都西本願寺のいちょうの紅葉🍁は素晴らしかった💛
樹齢400年らしい… pic.twitter.com/BS7pcfQ2IR— 犬の天使 (@Tetutaro12sai) 2017年12月5日
西本願寺の基本情報・アクセス
所在地:京都市下京区堀川通花屋町下ル
TEL:075―371-5181
拝観時間:5:30~17:30(11月~2月は~17:00まで)
拝観料:無料
公式HP:西本願寺
交通アクセス
- JR京都駅より 徒歩15分
- JR・近鉄「京都駅」より
市バス「京都駅前」から「西本願寺前」より徒歩すぐ - 阪急「七条駅」より
市バス「七条京阪前」から「七条堀川」より徒歩約5分 - 阪急「河原町駅」より
市バス「四条河原町」から「島原口」より徒歩約7分 - 阪急「大宮駅」より
市バス「四条大宮」から「島原口」より徒歩約7分
駐車場:あり(西本願寺北境内地駐)
※車場の入出は、花屋町通側となっています。
東本願寺の紅葉おすすめポイント
真宗大谷派の本山の通称で、正式名称は「真宗本廟」です。
広大な敷地があり、境内には高さ28mの壮大な伽藍が建っています。
御影堂は高さ38mと巨大なスケールで、堂内の柱が90本という世界最大の木造建築です。
本尊阿弥陀如来像を安置する阿弥陀堂も日本屈指の大規模なものです。
御影堂門は、南禅寺、知恩院の門と並び京都三大門とされている彫刻が見事で可憐な美しさを醸し出しています。
紅葉のみどころはこの銀杏です。
見ごろは11月中旬~12月初旬です。
明治に建てられた築地塀に周囲を囲まれていますが、その内側に銀杏の木が植えられて、並木になっています。
烏丸通り沿いから見てもとても綺麗です。
また、御影堂門前に大きな銀杏が圧倒される高さで聳え立っています。
東本願寺の紅葉の口コミ
うちの年寄りを参拝に連れて行った"ついで"に撮ってきました。
銀杏の絨毯が綺麗になっていました。#紅葉#京都#東本願寺 pic.twitter.com/tvUK8aNR6C— イノっちー (@alley_ismade) 2017年11月12日
東本願寺の基本情報・アクセス
所在地:京都市下京区烏丸通七条上ル
TEL:075-370-9210(午前9時~午後17時まで)年中無休
拝観時間:5:20~17:30(3月~10月)
6:20~16:30(11月~2月)
拝観料:無料
公式HP:東本願寺
交通アクセス
- JR京都駅より徒歩約7分
- 地下鉄「五条駅」より徒歩約5分
- 市バス「烏丸七条」より徒歩約1分
★駐車場:なし
渉成園の紅葉おすすめポイント
東本願寺の飛池境内(別邸)です。
石川丈山が作庭したとも言われ、かつては枳殻(からたち)の生垣があったため、別名「枳殻邸」と言われています。
池泉回遊式庭園となっていて、印月池を中心として四季折々の花を楽しむことが出来ます。
紅葉のみどころは、園内に植えられている楓、銀杏、桜の色とりどりの紅葉です。
印月池の他、傍花閣(ぼうかかく)、臨池亭(りんちてい)、滴翠軒(てきすいけん)など至るところで、見事な景色を堪能することが出来ます。
渉成園の基本情報・アクセス
所在地:京都市下京区烏丸通七条上ル
TEL:075-370-9210(午前9時~午後17時まで)年中無休
拝観時間:5:20~17:30(3月~10月)
6:20~16:30(11月~2月)
拝観料:庭園無料
ただし、一般¥500以上の協力寄付金(高校生以下は¥250以上)を納めて頂いた方には、「渉成園ガイドブック」を贈呈しています。
公式HP:渉成園
交通アクセス
- JR京都駅より徒歩約10分
- 地下鉄「五条駅」より徒歩約5分
- 市バス「烏丸七条」より徒歩約1分
※駐車場:なし
渉成園の紅葉の口コミ
東本願寺、渉成園。人いなかったー紅葉の穴場だった。 pic.twitter.com/aZPEAwz8Ng
— ユカチョコ (@yukachocolate3) 2015年12月11日
京都駅前、東本願寺の渉成園。紅葉もまだまだきれいでした♪#京都 #紅葉 pic.twitter.com/xLkshWXt5O
— ぷるーと (@10pluto29) 2016年12月2日
二条城周辺を半日で楽しめるおすすめ紅葉コース
もう一つの半日で楽しめるおすすめの紅葉コースは「二条城」の周辺です。
二条城周辺のおすすめ紅葉半日コースは、
①二条城→②神泉苑→③真如堂
この順番で歩くのがおすすめです!
二条城の紅葉おすすめポイント
見どころは沢山あります。日本の歴史が大きく変わった幕末の第15代将軍徳川慶喜が1867(慶応3)年、大政奉還をこの二の丸御殿の大広間で発表し、政権が朝廷に返上されました。
約265年の江戸幕府に幕がおろされた場所です。
紅葉のみどころは、一番良い頃は11月中旬から12月上旬にかけてでしょう。
多くの落葉樹が植えられているので、色とりどりの赤や黄色が楽しめます。
サクラ、モミジ、イチョウ、ドウダンツツジなどが順に色づいていきます。
時期的には10月下旬から12月、そして翌年1月まで季節の移ろいを楽しむことが出来ます。
・唐門(重要文化財)
伏見城からの遺構といわれており、切妻造りで檜皮葺(ひわだぶき)の四脚門です。屋根がとても美しく、装飾が豪華絢爛で「唐」の雰囲気がよく出ています。(2013(平成25)年修復)
・二の丸御殿(国宝)
江戸時代の代表的な書院造りです。中でも大広間の一の間・二の間が大政奉還を発表した場所です。全体で3000面以上ある狩野派の手による障壁画に圧倒されます。
・本丸御殿
内堀に囲まれた部分を言います。創建当初は二の丸御殿に匹敵するほどの規模で狩野派の障壁画が飾られていました。
現在の本丸御殿は明治になってから京都御所の旧桂宮邸の御殿を移築したものです。
・庭園
・二の丸庭園は江戸時代、家康の頃に作庭されたもので、小堀遠州作の書院造りとされています。多方向からの眺めを考慮しており、「八陣の庭」とも言われています。
・本丸庭園は、明治に本丸御殿が移築された時に、枯山水庭園として作られました。
・清流園は、昭和40年に和洋折衷の庭園として作庭されました。東半分が芝生の洋風庭園、西半分は池泉回遊式山水園です。旧角倉了以の屋敷の一部や庭石、植木などや全国から集めた銘石等を使用し、昭和の名手小川治兵衛の手で完成させられました。
二条城の紅葉の口コミ
二条城の紅葉と銀杏が綺麗すぎてびっくりでした😳💕
春だけじゃなくて秋も綺麗だと今日知りました😂笑 pic.twitter.com/s0Wfy3IpY1— まーちん (@maatinkyoto) 2017年11月23日
二条城の紅葉。名所と呼ばれる紅葉スポットほどではないけれど、敷地内のあちこちで木々が色づいていました pic.twitter.com/gxbbYwye4i
— ロプロス (@ropross) 2017年11月18日
二条城の基本情報・アクセス
元離宮 二条城(世界遺産)
所在地: 京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
TEL:075-841-0096
開城時間: 午前8時45分~午後4時(閉城 午後5時)
二の丸御殿観覧受付時間:午前8時45分~午後4時10分
休城日及び二の丸御殿観覧休止日
・休城日 年末 12月29日~31日
・二の丸御殿観覧休止日
毎年12月・1月・7月・8月の毎週火曜日,1月1日~3日,12月26日~28日
※当該日が休日の場合は二の丸御殿を観覧いただけますが,その翌日に二の丸御殿の観覧が休止になります。
入城料金:
一般 600円
中学生・高校生 350円
小学生 200円
二の丸御殿観覧休止日は,一般 400円、中学生・高校生 200円,
小学生 200円になります。
※小学生未満は無料です
交通アクセス
- 地下鉄東西線「二条城前駅」より徒歩約5分
- 市バス「二条城前」より徒歩すぐ
- 阪急 烏丸駅から「二条城前駅」より徒歩すぐ
- 京阪 三条駅で地下鉄東西線「三条京阪駅」に乗り換え、「二条城前駅」より徒歩すぐ
駐車場
○第1駐車場(二条城東側)
- 営業時間 8:15~18:00※1
- 収容台数 乗用車 120台
- 10月のみ乗用車 34台
- 駐車料金 乗用車 2時間まで1,000円 以降1時間ごと 200円
○第3駐車場(二条城南側)
- 営業時間 8:15~18:00※1
- 収容台数 乗用車20台
- 駐車料金 2時間まで800円 以降1時間ごと200円
○駐輪場(二条城南側)
- 営業時間 8:15~18:00※1
- 収容台数 バイク10台 自転車83台
- 駐車料金 バイク 2時間まで400円 以降1時間ごと200円
- 自転車 2時間まで200円 以降1時間ごと100円
※イベント等の際は、二条城営業時間に合わせて時間変更をする場合があります。
神泉苑の紅葉おすすめポイント
真言宗寺院で、平安京造営時に設けられた宮中付属の禁苑で、桓武天皇以来、天皇の行幸、遊宴が行われた庭園です
空海の雨乞いや静御前と源義経の出会いの場とされている話でも有名になっています。
法(ほう)成(じょう)橋(ばし)を渡る時に、願い事を想っていると願いが叶うと言われています。
紅葉の見ごろは、1月中旬から下旬にかけてです。
桜の紅葉と法成就池(ほうじょうじゅいけ)の周りのカエデが綺麗な赤を作り出します。
水面に映る紅葉が素敵です。カエデの本数は多くはないのですが、法成就池(ほうじょうじゅいけ)や朱塗りの法成橋の景観が素晴らしいです。
紅葉の時期でも割と人出が少なく、隠れスポットです。
神泉苑の紅葉の口コミ
お散歩は、平安京神苑の面影を今に伝える神泉苑に。
弁天池に映える紅葉が美しいです。
池にはアヒルさんもいました😊#京都 pic.twitter.com/J4Rbpm9mw1
— なかっちょ@京都 洛北 (@nakkacho901) 2017年11月23日
神泉苑に来てます。
晩秋から初冬にきたことがないので知らなかったんですが、紅葉🍁の穴場かも(^.^)#京都#紅葉 pic.twitter.com/LX227C4TM3
— なかっちょ@京都 洛北 (@nakkacho901) 2016年12月4日
今日行った神泉苑はモミジが綺麗に色付いてました。京都で綺麗な紅葉を見たのは今年初だったわ🍁 pic.twitter.com/d9xt7VOXFa
— みやび (@miyabi_koto) 2015年12月6日
神泉苑の基本情報・アクセス
所在地:京都市中京区御池通神泉苑町東入る門前町166
TEL:075-821-1466
拝観時間:8:30~20:00
拝観料:無料
交通アクセス
- JR二条駅より徒歩約10分
- 阪急四条大宮駅より徒歩約10分
- 地下鉄東西線「二条城前駅」より徒歩約2分
- 市バス「神泉苑前」よりすぐ
- 市バス 「堀川御池」より徒歩約5分
駐車場: なし
真如堂の紅葉おすすめポイント
正式には真正極楽寺といい、延暦寺の阿弥陀如来を安置したのが始まりです。
多くの重要文化財を収めている寺院です。境内の紅葉のみを散策するのであれば無料なので、11月後半は人気の場所です。
紅葉の見ごろは11月下旬~12月初旬です。
参道の両側にカエデが立ち並び、カエデの中に三重塔があるように見えます。
本堂前から紅葉がトンネルのようになっていて、カエデ、モミジと常緑樹のコントラストが見事です。
夕日が差し込む時間帯が息を飲むような美しさになります。
真如堂の紅葉の口コミ
【京都情報】#MK秋2017
左京区『真如堂』
見事に紅葉はオレンジや赤でイチョウも黄色で見応えありかと。
2017.11.26 撮影 pic.twitter.com/o0Tju5Dxuc
— MKタクシー (@MKofficial_PR) 2017年11月28日
2017年京都紅葉リアルタイム速報
本日の#真如堂 の紅葉です。
真如堂の紅葉は、とてもきれいでした~♪日陰も多くまだ紅葉していない場所もあるので、今週末も楽しめると思います。
その他写真は、下記にて公開中https://t.co/rGqLQw4iej pic.twitter.com/b4JhNTyJjt— 京都プレス || 地域密着型情報サイト (@kyotopress1) 2017年11月21日
真如堂の紅葉の基本情報
所在地:京都市左京区浄土寺真如町82
TEL: 075-771-0915
駐車場: 5台(紅葉期間中の駐車場の利用不可)
拝観時間:9:00~16:00(拝観受付15:45)
拝観料:境内のみは無料
(本堂・庭園):一般、大学生¥500 高校生¥300 中学生¥200
交通アクセス
・市バス「真如堂前」または「錦林車庫前」より徒歩約8分
※駐車場なし
まとめ
今回は半日で廻れることが出来る京都の紅葉観光コースをご案内しました。
なかなか良いのは、拝観料がほとんどかからなく京都駅からも近いため、仕事で出掛けた隙間時間にも見ることが出来ます。
是非、京都に行かれた際にお立ち寄り下さい。
*参考文献
春夏秋冬 京都四季めぐり
八巻考夫 発行
株式会社 小学館 発行
マップル京都
前家 修二 編集
昭文社 発行
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