京都の紅葉はどこを歩いても見事です。
ピンポイントに地域を絞ってゆっくりと巡って行かれるのがよいでしょう。
京都の紅葉の名所である永観堂は、近年では「モミジの永観堂」として有名でベストシーズンには多くの観光客の方が訪れています。
こちらでは、永観堂のライトアップと哲学のみちを歩いて行く間に見ることができる紅葉のスポットをご紹介します。
Contents
永観堂の紅葉2018年の見頃は?
永観堂の紅葉について
永観堂は、平安初期から「古今和歌集」に詠まれている紅葉の名所です。
近年では、「モミジの永観堂」と言われているぐらいです。
本尊は、本堂に安置されている「みかえり阿弥陀如来」(重要文化財)と呼ばれる美しい立像で、肩越しに振り返るように見えます。
また、戻ろうかなと呼ばれているようなうっとりとする如来様です。
ライトアップは11月初旬から約1か月間で行われます。
(この期間中は、「寺宝展」も開催される予定です)
敷地内にイロハモミジやオオモミジなど約3000本が植えられています。
入り口から弁天池周辺はドウダンツツジやイチョウのハーモニーでとても見事です。
永観堂の紅葉の見ごろは?
画像引用:https://kosublog.com/kyoto-autumn-leaves-day1-part2-201411/
紅葉の見ごろは11月中旬~下旬と言われています。
南禅寺からも近いので、人が多いのは覚悟をしておいた方がよいでしょう。
ベストシーズンには、境内一帯が深紅に染まり、見ごたえのある美しい紅葉を見ることが出来ますよ。
追記
先日11月5日に永観堂にいってきましたが、所々色づいていました!
まだ見頃というには早いような感じですが、きれいなところもありましたよ。
やはり、今年も例年通り11月中旬~下旬頃にきれいに多くのカエデなどが色づくと思いますよ。
11月5日に撮影した写真です。
参考にご覧ください▼
永観堂の基本情報
永観堂に行かれる方のために基本的な情報をまとめました。
住所:京都市左京区永観堂町48
TEL:075-761-0007
拝観時間:
通常拝観 9:00~17:00
夜間拝観 17:30~21:00(最終受付20:30)
※昼夜入替あり
拝観料:一般¥600、小中高校生¥400
寺宝展期間:(11/3(土)~12/2(日)¥1000
障害者手帳をお持ちの方は割引制度があります。手帳をご提示下さい。
拝観対象:諸堂及び庭園(一部を除く。また、諸行事により一部の堂宇の拝観ができない場合があります。)
HP:永観堂
アクセス方法・近隣駐車場
電車の場合
地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約15分
市バスを利用する場合
・「南禅寺・永観堂」 徒歩約3分
・「東天王町」から徒歩約8分
・「宮ノ前町」から徒歩約8分
※車で行かれる方は、紅葉シーズンは混雑することが予想されますのでご注意ください。
永観堂の駐車場は20台分の用意はありますが、寺宝展期間中は利用不可となっています。
近隣にコインパーキングはいくつかありますが、収容台数が少ないので早い時間に行かないと満車になっている可能性は大きいですね。
出来るだけ公共交通機関の利用にご協力下さい。
▼近隣の駐車場の場所はこちらよりご確認いただけます
永観堂紅葉のライトアップ!開催時期・時間、おすすめルートは?
永観堂のライトアップ開催期間、時間
永観堂の紅葉ライトアップ期間は以下のとおりになります。
開催期間:11/3(土)~12/2(日)
開催時間:17:30~21:00(受付終了:20:30)
※昼の拝観とライトアップで入替が行われます。
同時に寺宝展が開催されます。
永観堂の紅葉のライトアップの口コミ
永観堂の紅葉のライトアップに行かれた方の生の感想が分かるように、口コミをいくつかご紹介しておきます。
参考に読んでみてください。
紅葉の名所と自ら名乗るだけのことはあると感じました。随所にある紅葉が赤く染まった風景を想像するだけで、ここの美しさを思い描くことができました。広い境内でのんびりとくつろいで散策ができました。
庭園を吹き抜けて行く風も湿気を伴ったものでなく、爽やかな涼しいものであり秋の訪れが近いことを伺わせてくれました。
南禅寺も清水寺も有名で紅葉も見ることができますが、最も多く紅葉を見ることができるのはここ永観堂ではないでしょうか。
入口は小さいのですが、中は大変広い境内で山の斜面を利用した建物も立体的に広がっているので見どころは多いです。
紅葉の季節には大変な数の観光客で賑わいますが、その中でも思ったよりもゆったりと紅葉を鑑賞できたので大変満足でした。
紅葉の永観堂と言われるだけのことはある、本当に一面赤、黄、橙、緑の綾なす素晴らしいお庭でした。紅葉の時期は大変な人出ですが、並んででも参拝する価値があります。池の周りの光景もよいですし、階段はきついですが塔から眺める京都の街並みも素晴らしい。
以上引用元:トリップアドバイザー
永観堂の紅葉のライトアップの見どころ・おすすめポイント
画像引用:http://www.rojipo.jp/kyoto-akinoyonaga/
境内の最も高い所にある「多宝塔」からの紅葉が最も綺麗と言われています。
境内全体を眺めることができるので、階段がきついと口コミにもありますが見る価値はありそうですよ。
また、極楽橋から見る「放生池」に映り浮かぶ紅葉やイチョウの美しさが幻想的です。
行けに反射して、ライトアップの時には何とも幻想的できれいな風景が見られます。
急斜面にある岩垣には、岩垣紅葉の散る風情がなんとも言えず見とれてしまいます。
永観堂の紅葉を見るおすすめルートは?
永観堂の紅葉ライトアップでは、指定ルートはないため自分の見たい場所でゆっくりと紅葉を眺めることも出来ます。
(他の寺院では、混雑するのでルートが決められているところもあります)
見ていただきたい紅葉ポイントをお伝えしますので、ぜひこちらは通って紅葉を楽しんでいただければと思います!
総門を入ってから中門を通り、そのまま「石畳の道」を歩きます。
灯篭が並び、灯篭の両脇には紅葉の木が並ぶので、紅葉のアーチになっていて感動の美しさです。
画像引用:https://valuenews7.com/archives/8639.html
「多宝塔」は夜間拝観ができないので、ライトアップに照らされた紅葉とともに遠くから幻想的な空間を眺めて下さい。
時間が許せば、釈迦堂から紅葉を眺めて自分の世界に入ってしまうのもよいでしょう。
阿弥陀堂(本堂)にて、見返り如来像を忘れずに拝観して頂きたいです。
とても美しいお顔をされています。
そのあとは、ライトアップされていて幽玄の世界に誘っていただけるような「極楽橋」に立って放生池を眺めて下さい。
池の中心にある弁天社が浮かび上がってきますし、紅葉が水面に映り込む風情は見逃さないようにしましょう。
さらに、池の反対側を左手にゆっくりと「和の道」を歩いていきますと「画仙堂」があります。
この時期にしか見ることができない障壁画が拝観できます。
与謝野晶子の歌碑「秋を三人 椎の実なげし 鯉いずこ 池の朝 かぜ手と手つめたさ」を通り過ぎて、中門の方へ戻っていきます。
夜の紅葉ライトアップ!できるだけ混雑を避けるなら?
混雑を出来るだけ避けるには、2つ方法が考えられます。
①開門前に早めに並んで入る
②閉門前の時間帯に入る
このどちらかの時間帯で訪れると、比較的混雑は避けられます。
永観堂の紅葉のライトアップは、昼と夜の拝観で入替が行われます。
夜のライトアップの拝観は17:30から21:00です。
17:30には受付を終わらせた方が、開門を待つために長蛇の列になっています。
開門時間30分くらい前にはどんどん人が並び始めますので、どのみち待つのであれば早めに到着する方が無難です。
17時頃に到着すると比較的待ち時間は短いと思います。
中に入るのに、1時間ほど待ったという口コミなどもありましたので、待ち時間が寒くないように防寒対策もしっかりしていってください。
または、閉門前の時間も比較的待ち時間は少ないでしょう。
紅葉が見れるのは21時までですが、最終受付が20:30ですので20時以降にいくのがおすすめです。
自分が見たいと思っているという事は、他の方々も同様の思いを持つので、行動バターンは同じになってしまいます。
土日は避けて、平日に行くという事で少しは混雑緩和になるのではないでしょうか。
永観堂の周辺おすすめ紅葉スポットは?
せっかく紅葉を見にいかれるのであれば、周辺のきれいな紅葉スポットにも足を運んでみてはいかがでしょうか?
永観堂周辺のおすすめ紅葉スポットもご紹介しておきます!
ぜひ、時間を調整して訪れてみて下さい。
おすすめの散策ルート
法然院をスタートに、哲学のみちの桜の紅葉を愛でながらゆっくり安楽寺、南禅寺、余裕があれば昼間の永観堂へと足を運び、南禅寺を見てからライトアップの永観堂へ戻ってみるのはどうでしょうか。
南禅寺
画像引用:http://souda-kyoto.jp/travel/koyo/index.html?idk=0000458
紅葉の見ごろは、10月下旬~11月中旬です。
南禅寺は、足利義光によって京都五山とされた中の最上位のお寺です。
高さ22mの三門(重要文化財)は、是非上に昇って景色を眺めて頂きたいです。
紅葉の時期には、壮大な三門の柱を額縁に見立てて紅葉を眺めることができ、その風景がまるで絵画のようだと言われています。
6つの石を虎の親子に見立てた、小堀遠州作の枯山水の名園は必見です。
大きな石をつれて川をわたるように見えることから「虎の子渡しの庭」と呼ばれています。
境内のどこを歩いても紅葉がきれいで、時を忘れてあちこちを散策してしまいそうです。
時間が許すようであれば、中の塔頭(たっちゅう)も紅葉がきれいですので見ていただきたいですね。
南禅寺の基本情報
画像引用:http://souda-kyoto.jp/travel/koyo/index.html?idk=0000458
住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町
TEL:075-771-0365
拝観時間:8:40~17:00
※12月~2月は16:30まで(最終受付 閉門20分前まで)
拝観料:
方丈庭園 | 一 般 高校生 小中学生 |
500円 400円 300円 |
---|---|---|
三門 | 一 般 高校生 小中学生 |
500円 400円 300円 |
南禅院 | 一 般 高校生 小中学生 |
300円 250円 150円 |
南禅寺へのアクセス
電車
地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約10分です。
市バス
「東天王町」から徒歩約10分です。
「南禅寺・永観堂道」から徒歩約2分です。
法然院
画像引用:http://www.kyotolove.com/kview.php?Select=hounen-in8
法然上人が弟子とともに修行を行ったお寺です。
行事のない限り本堂前までの参道を開放していますので、境内は自由に散策できます。
本堂内へは入れませんが、縁側から本尊阿弥陀如来像にお参りすることは可能です。
紅葉の中を通りながら、参道を進むと、茅葺きの山門があります。
山門の階段下から奥を眺めると、額縁の中に納まっている風景のように見え、紅葉が周囲と見事に調和しています。
ここを通り過ぎると、「白砂壇(はくさだん)」を見ることが出来ます。
砂で季節を描いたもので、心身を清めると言われています。
本堂や方丈を背にして庭園の撮影は問題ありません。方丈庭園の石橋の奥で善(ぜん)気(き)水(すい)が湧き出しています。
池の水がとても綺麗です。
法然院の基本情報
住所:京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420
拝観時間:6:00~16:00
入山料:無料
大方丈庭園や方丈の襖絵、中庭の三銘椿等の拝観は、4月1日~4月7日と11月1日~7日の伽藍内特別公開の期間のみとなります。
特別公開期間:昼¥500 夜¥800
法然院へのアクセス
市バス
「南田町」から徒歩約5分です。
「浄土寺」から徒歩約10分です。
安楽寺
画像引用:http://www.imamiya.jp/haruhanakyoko/colored/info/anraku.htm
紅葉の見ごろは、10月下旬~11月中旬です。
後鳥羽上皇の寵姫(ちょうき)、松虫、鈴虫の伝説で知られています。
春と秋の一定期間のみ一般公開される臨済宗南禅寺派の門跡尼寺です。
門前の石段を散り紅葉が覆い、その落葉が幽玄の模様を創作しています。
茅葺きの門と重なることによって日本画を見ているような景色を作り出しています。
法然上人が弟子とともに修行を行ったお寺です。
行事のない限り本堂前までの参道を開放していますので、境内は自由に散策できます。
本堂内へは入れませんが、縁側から本尊阿弥陀如来像にお参りすることは可能です。
紅葉の中を通りながら、参道を進むと、茅葺きの山門があります。
山門の階段下から奥を眺めると、額縁の中に納まっている風景のように見え、紅葉が周囲と見事に調和しています。
画像引用:http://blog.livedoor.jp/minafumi0820/archives/42169433.html
ここを通り過ぎると、「白砂壇(はくさだん)」を見ることが出来ます。
砂で季節を描いたもので、心身を清めると言われています。
本堂や方丈を背にして庭園の撮影は問題ありません。
方丈庭園の石橋の奥で善(ぜん)気(き)水(すい)が湧き出しています。池の水がとても綺麗です。
安楽寺の基本情報
住所:京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21番地
TEL:075-771-5360
拝観時間:9:30~16:30
拝観料:一般¥500 中学生以下無料
安楽寺へのアクセス
市バス
「館林車庫前」から徒歩約5分
まとめ
京都の紅葉はどこを巡ってもとても綺麗です。
そのため、紅葉の時期の人出が多いのは避けて通れないので覚悟していってくださいね。
紅葉スポットは足元に石段があったり、紅葉の葉が積もっている時には、滑りやすくなっているのでご注意下さい。
ライトアップは時間も限られているので、何カ所もと思わずに場所を絞って、光の中の幻想的な景色を堪能してみてはいかがでしょうか。
関連記事
清水寺の紅葉2018!見頃やライトアップ時期は?混雑を避けるならいつがベスト?
京都嵐山の紅葉2018年の見頃時期やライトアップ情報!周辺おすすめ紅葉スポット紹介!
高台寺の紅葉2018!見頃やライトアップ時期は?混雑を避けるならいつがベスト?