赤ちゃんの離乳食も終わり、幼児食が始まるとそろそろ歯磨き粉を使った方が良いのかな?と思い始める方も多いようです。
しかし、うがいができないお子さんの場合だと歯磨き粉を使うと飲み込んでしまう心配があります。
ドラッグストアなどで探すと、うがいができないお子さんにも使える「飲み込んでも大丈夫」な歯磨き粉がありますが、本当に飲み込んでも大丈夫と疑問に思い方もいると思います。(私自身がそうでした)
そこで、今回は成分もしっかりチェックしたうがいなしで飲み込んでも大丈夫な安全な歯磨き粉をご紹介したいと思います。
おすすめの歯磨き粉も紹介していますので、ぜひ選ぶときに参考にしてください!
子供にはいつから歯磨き粉が必要?
歯を磨くときには歯磨き粉をつけることが当たり前になっていますが、そもそも歯磨き粉は必要なものなのでしょうか?
大人の場合だと、歯磨き粉を使うことでお口の中がさっぱりして口臭や虫歯の予防につながりますが、子供の場合も同じなのでしょうか?
しっかり磨けていれば歯磨き粉は必要ない?
歯磨きは健康な口内環境を保つために毎日行うことが必須です。
虫歯や歯周病などになると痛いだけでなく、体にも悪影響を与えてしまいます。
小さい頃から歯を磨くことが習慣になっているので、「虫歯にならないように」と歯磨き粉も使っている方が多いと思います。
しかし、歯をしっかりと磨けていれば歯磨き粉は必ず必要なものではありません。
歯垢がしっかりと取り除かれていれば、歯磨き粉がなくても虫歯を予防することができます。
子供の場合は、自分ではうまく磨けない場合が多いと思います。
親が仕上げ磨きをしっかり行えるのであれば、歯磨き粉はなくても大丈夫だと言われています。
仕上げ磨きは乳歯(子どもの歯)から永久歯(大人の歯)への生え変わりが進む9歳頃まで行うことが大切です。小学生になっても毎日チェックしてあげるのが理想的です。
子供に歯磨き粉を使うメリット
仕上げ磨きがしっかりとできていれば子供に歯磨き粉は必要ないのですが、歯磨き粉を使うことでメリットもあります。
子供に歯磨き粉を使うメリット
- 歯磨きが好きになる
- 口内環境が良くなる
歯磨きが好きになる
子供用の歯磨き粉はイチゴやぶどうなどの甘い味や香りがついているものが多くあります。
美味しい味がするので子供は歯磨きをするのが楽しみになり、歯磨きを嫌がることも少なくなりますよ。
乳歯が生えそろう2歳半から3歳頃からは、自分で磨くようにうながしてあげることで歯磨きを自分でする習慣もついてきます。
歯磨きをすることが楽しみになれば、歯を磨く習慣も付きやすいので虫歯予防につながりますね。
小さいころから歯磨きが好きになれば、自分から進んで歯を磨くようになれるでしょう。
口内環境が良くなる
歯磨き粉の中には、キシリトールやソルビトールなど虫歯予防に効果的だとされている成分が配合されているものがあります。
キシリトール、ソルビトールなどは、歯垢の中の酸を中和させたり、虫歯の原因になるミュータンス菌を増えづらくする働きがあります。
また、自然な甘みがあることで唾液の分泌も促進され、虫歯のできにくい口内環境に導くことができると言われています。
2~3歳頃の早めの歯磨き粉デビューで虫歯を予防しよう!
厚生労働省の「平成28年歯科疾患実態調査」によると、 2歳頃からでも虫歯ができてしまうお子さんはいるようです。
4歳頃になると虫歯の割合も増えていることが分かります。
以前に比べると虫歯の割合は低くなっていっていますが、大人の目が届きにくくなる8~9歳頃が1番虫歯の割合が多くなっていますね。
虫歯を予防するためには、毎日の歯磨きの習慣がとても大切です。
小さい頃から歯磨きを進んでできるようになるためにも、歯磨き粉を使うのも良い方法だと思います。
4歳頃から虫歯が増えるので、これくらいを目安に歯磨き粉を始めるのが良いと思います。
早い時期からしっかりと虫歯予防を行いたいという場合は、乳歯が生えそろう2~3歳頃からスタートすると早くから歯磨き粉にも慣れることができると思います!
2~3歳頃になればうがいをできるようになる頃なので、うがいが必要な歯磨き粉も使えるようになりますよ。
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うがいなしでOKのものであれば1歳からも使用OK!
歯磨き粉の中には、「うがいなしOK」というものもあります。
これは、天然成分100%で作られているので飲み込んでしまっても体に影響がないのでうがいをしなくても大丈夫ということになります。
うがいが必要ないものであれば、乳歯が生えたばかりの1歳未満の赤ちゃんでも使用することができます。
赤ちゃん用のものは、歯に塗りやすいジェルタイプになっているものが多く、ガーゼなどにつけて歯を拭くだけで簡単に使用することができます。
口の中に歯ブラシを入れることに抵抗がある赤ちゃんもいるので、ガーゼなどで拭い少しずつ歯磨きにつなげていけると、歯磨きの習慣もつきやすいと思います。
安全に使える子供の歯磨き粉の選び方や注意点
子供に使う歯磨き粉は、より安全なものを選たいと考える方も多いと思います。
ドラッグストアなどに行くと赤ちゃん用や子供用の歯磨き粉がいくつも販売されています。
パッケージを見ただけではどれを選べばよいのかわからないですし、「本当に安全なの?」と疑問もあると思います。
子供用に安全な歯磨き粉を選ぶポイントをまとめました。
化学物質が使われていないもの
ドラッグストアなどに販売されているよく泡立つ歯磨き粉には、化学物質が使われているものがほとんどです。
発泡剤や研磨剤、合成界面活性剤、着色料、香料などその成分のほとんどが化学物質で作られているもの多いです。
研磨剤は、歯のエナメル質まで磨き落としてしまい、知覚過敏や虫歯のリスクを高めてしまうのです。
合成界面活性剤である「ラウリル酸ナトリウム」が発砲剤として入っている商品が多くありますが、刺激も強いので歯磨き直後は舌にある味蕾(味覚を感じるところ)が傷つき、一時的に味覚が麻痺してしまいます。
また、発がん性も否定できないと言われています。
特に、口の中は粘膜なので吸収率が高く、皮膚の約13倍も吸収してしまうと言われています。
吸収された化学物質は体に蓄積されていくと言われています。
子供用として販売されているものも、大人の歯磨き粉とさほど変わりない成分で作られています。
天然の甘味料が使用されているもの
子供用の歯磨き粉には、子供が好んで使えるようにイチゴやぶどうなどの甘くておいしい味や香料がついているものが多いです。
中には、人口甘味料が大量に使われているものもたくさんあります。
使用するのであれば、天然成分で作られた甘味料を使用しているものを選びましょう!
人口甘味料の中でも、サッカリンやアステルパームなどは毒性の強いものだといわれており、日本でも使用が制限がされています。
しかし、歯磨き粉は「口から出すもの」という前提で考えられているため使用している商品がとても多いのが現状です。
参考に、安全な天然甘味料と注意が必要な人口甘味料をまとめました。
安全な甘味料
- ソルビトール
- エリスリトール
- キシリトール
- マルチトール
- ラクチトール
- ステビア
- 甘草(グリチルリチン)
- ラカンカ など
注意が必要な人口甘味料
- アスパルテーム
- スクラロース
- アセスルファムカリウム
- サッカリン
- サッカリンナトリウム など
フッ素は入っていないものがより安全?
フッ素は歯の再石灰化をして歯に良いイメージがありますが、海外ではフッ素の危険性も指摘されています。
フッ素を摂取する年齢が若ければ若いほど発がんの危険が高まるということです。フッ素は、特定の部位の発がん率を上げるのではなく、全体としてがんの発生を増加させるといわれています。
引用:https://biz-journal.jp/2015/06/post_10380.html
特に6歳以下の子供が大量に摂取してしまうと、体に毒性をもたらせてしまうという発表もあるようです。
オーガニック製品には「フッ素不使用品」がとても多い傾向にありますので、安全性が気になる方はフッ素を使用していないものが安全だと言えるでしょう。
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子供の歯磨き粉はフッ素なしが良い?フッ素の影響と子供に安全なおすすめの歯磨き粉4選!
うがいなしでもOKな歯磨き粉がより安全
赤ちゃん用など歯磨き粉の中には、うがいなしでOKのものがありますが、天然成分で作られていて飲み込んでしまっても大丈夫な成分で作られています。
食べても大丈夫なくらい安全な成分を使用しているという証拠ですので、より安心して使うことができると思います。
ジェル状のものや、粉末のものなど様々なタイプの歯磨き粉がありますので、使いやすいタイプを使用すると良いと思います。
うがいなしで安全に使える!子供におすすめの歯磨き粉5選!
それでは、食べても大丈夫な天然成分で作られ、うがいなしでもOKな歯磨き粉をご紹介したいと思います。
化学成分を使用していないので、安心して赤ちゃんにもつかうことができるものばかりですよ!
アロベビー 歯みがきジェル
価格:1,566円(税込み)
- ジェルタイプ
- オレンジ味
無添加・無着色で100%商品由来の成分で作られているので安心です。
植物由来のキシリトール、乳酸菌などが配合されているので健やかな口内環境に導いてくれますよ。
合成甘味料・合成香料・界面活性剤・研磨剤・パラベン・アルコール・フッ素不使用です!
開発から製造まで日本でおこなっているところも安心できるポイントですね。
口コミ
この歯磨き粉にしてからハブラシを催促してくるようになりました。
磨くのは相変わらず嫌がりますが、それだけでも助かります。
高いですが安心して使用出来るのがいいですね。引用:https://review.rakuten.co.jp/item/1/303383_10000305/d5bh-i0nh7-1t9x_2_1592758987/?l2-id=review_PC_il_body_05
楽天・Amazonでも購入できます!
はっぴーす
価格
通常価格 4980円(税込み)
定期購入 初回 1980円(税込み)
※2回目以降1個当たり3489円(30%OFF)
- ジェルタイプ
- フルーツミックス味
全て食品成なので飲み込んでも大丈夫!
無添加処方で11のフリーです!
(合成着色料、合成界面活性剤、パラベン、アルコール、発泡剤、殺菌剤、シリコーン、酸化防止剤、漂白剤、鉱物油、フェノキシエタノール)
健やかな口内環境に導いてくれる乳酸菌も配合しています。
公式サイトの定期便は90日間の返金保証もあります。
口コミ
毎日嫌がって泣いていたのに!今では自分から歯磨きをしています。
子供を叱ることも減りましたし、何よりその姿に感動してしまいました。引用:https://www.hugkumiplus.net/happeace/lp/a8/?ad_code=hphp100008
ブリアン
価格
通常価格 8,424円(税込み)
定期購入 初回2,980円(税込み)
※2回目以降 4200円(税込み)
- 粉タイプ
- いちご味
歯磨きをしながら生きた善玉菌『ブリス菌』をとることができる粉末タイプの歯磨きです。
口内にブリス菌摂取されることで、菌バランスが整い虫歯になりにくい環境を作ります。
ブリス菌は非常に細かい粒子で、ブラッシングでは届きにくい歯の隙間にも届いて歯垢をしっかりと取り除いてくれます。
全て食べられる成分で作られているのでうがいは不要で、安心して使うことができますよ。
ブラッシングをしなくても舐めるだけでも虫歯予防効果があるので、1歳未満の乳歯の赤ちゃんに舐めさせてあげるだけでもOKですよ。
国内の工場で作られており、公式サイトで購入すれば60日間の返金保証つきで安心して購入できますよ。
口コミ
2歳の子に使用した時、他のものより嫌がらなかったので、リピ買いしました。上の子は虫歯で大変でしたので、出費は多くなりますが、後で後悔しないために続けようと思います。
引用:https://review.rakuten.co.jp/item/1/305427_10007367/dnrb-i0hr1-girm4l_1_1083714682/?l2-id=review_PC_il_body_05
公式サイトからの確認はこちら▼
アラウベビー はみがきジェル
価格:648円
- ジェルタイプ
- みかん味
食品用原料で作られているので、うがいの必要がなく1歳未満の赤ちゃんから使用できます。
※石油系合成界面活性剤、合成香料、着色料、防腐剤、保存料、研磨剤、発泡剤が無添加です!
自然な甘みのみかん味(天然精油100%)なので嫌がることがなく、歯みがきの習慣づけにもぴったり。キシリトールも配合されてます!
他に比べると安いので試しやすいのが良いところですね。
口コミ
子供の歯みがきデビューに購入しました。
できるだけ変な成分が入ってないものをと思い、こちらを選びました。
子供はみかん味で気に入ったようで、歯みがき好きになったので良かったです。
自分でも試しに使ってみましたが、甘すぎなくて良いと思います。引用:amazon
ジャックアンドジル 歯磨きジェル ブルーベリー
価格:907円(税込み)
- ジェルタイプ
- ブルーベリー味
オーガニック志向の強いオーストラリア産のオーガニック歯磨きジェルです。
主原料はキシリトールで、天然成分のみで作られているので安心です。
合成界面活性剤、防腐剤、保存料、着色料、フッ素なしで、うがいなしでOKですよ。
ストロベリー、カシス、ラズベリー味もありますよ。
口コミ
子供があまり歯磨きがあまり好きではないので、困って何か良いものはないかと探していたところ、
この歯磨きジェルがオススメと友人から聞き購入しました。
パッケージが可愛く、さっそく子供に歯磨きしてもらいました。
泡があまりたたないので、不思議な感じがしましたが味も甘めで美味しいと気に入ってくれました。日本の歯磨き粉はフッ素配合のものが多いですが、ナチュラル志向の家の方にはオススメです。
引用:amazon
まとめ
うがいの必要がない歯磨き粉は、口に入って食べてしまっても大丈夫な成分でできているので、安全性も高いので1歳未満の赤ちゃんの頃からでも使うことができますよ。
おすすめの歯磨き粉は少し値段が高いものもありますが、虫歯の作りづらい口内環境にするために口内の菌バランスを良くすることが大切だということが分かっています。
虫歯になってから治療にお金をかけるより、予防に使う方がよいですよね。
子供も痛い思いをしなくてもよいので、お子さんの将来のためにも早いうちからの虫歯対策をおこなってくださいね。
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