関西花の寺としても知られる「岩船寺」は、木々に囲まれた趣のあるお寺です。
境内には様々な種類のあじさいは植えられており、見頃を迎える時には色とりどりのあじさいが咲き誇りとてもきれいな風景を見ることができますよ。
岩船寺には、三重塔や阿弥陀如来坐像などの重要文化財もあり、小さめのお寺ですが見どころ満載ですよ。
こちらでは、2018年のあじさいの見頃や開花状況、アクセス方法などをまとめています。
先日、岩船寺に訪れてきましたのでその時の状況を交えながらお伝えしていきます。
Contents
岩船寺のあじさい2018年の見頃や開花状況は?
岩船寺とは?
岩船寺(がんせんじ)は京都府木津川市加茂町にある真言律宗の寺院です。
岩船寺の創立は、天平元年に聖徳太子が出雲国不老山大社に行幸の時、霊夢があり、大和国鳴川の善根寺籠居していた僧行基に命じて阿弥陀堂を建立したことが始まりだと言われています。
岩船寺には多くの文化遺産が保管されており、見どころの一つになっています。
岩船寺は「関西花の寺」と言われていますが、その理由はあじさいに限らず1年中いろんな種類の花が咲き誇っているからです。その中でも特に、あじさいの咲く季節には様々な種類、色とりどりなあじさいが境内を染め、訪れた方の心を和ませているようです。
岩船寺の境内に咲く四季の花
- 梅・椿・さんしゅゆ・みつまた(3月下旬)
- 桜・つつじ(4月中旬)
- しゃくなげ・みやこわすれ(4月~7月)
- あじさい・黄しょうぶ(6月上旬~7月上旬)
- 睡蓮(6月中旬~8月上旬)
- さるすべり(8月)
- 秋明菊・ほととぎす・紅葉(11月中旬~下旬)
- さざんか・ろうばい(1月)
岩船寺のあじさい2018年の見頃は?
画像引用:http://hana25.com/?page_id=229
岩船寺のあじさいの見頃は、6月上旬~7月上旬だとされています。
先日(6月4日)に岩船寺を訪れたところまだ緑のつぼみが多く、これからだという印象でした。
その中でも咲きかけているあじさいもありましたので、2018年は6月中旬~7月上旬に見頃を迎えると思いますよ!
あまり遅くに訪れると枯れてしまい茶色く枯れてしまうので、早めに見に行った方がつぼみのあじさいの新緑と色とりどりのあじさいが見れて良いのではないでしょうか?
岩船寺のあじさい2018年の開花状況は?
先日(6月4日)に訪れた時に撮影したあじさいです。
まだ色づき始めたところで、淡い色がとてもきれいでしたよ。
*どちらも6/4撮影
寺の境内の真ん中に池がありますが、池も周りには「黄しょうぶ」がたくさん咲いており、水面には睡蓮の花が咲き始めていたのでそちらもとても美しかったですよ!
画像引用:http://hana25.com/?p=2193
写真を撮り忘れていたので、お借りした写真ですがこんな感じでしたよ。
池にはピンク色の睡蓮が咲いていました。
岩船寺のあじさいを見に行こう!アクセス方法は?
岩船寺にあじさいはとてもきれいですよ。
ぜひ行っていただきたいので、住所やアクセス方法などをまとめておきます。
岩船寺の基本情報
住所:京都府木津川市加賀町岩船上の門43番地
電話:0774-76-3390
拝観時間:午前8時30分~午後5時
(12月~2月)午前9時~午後4時
拝観料:大人400円/中高生300円/小学生200円
(団体料金30名以上)中高生200円/小学生100円
岩船寺への電車・バスでのアクセス方法
電車を使用する場合
最寄り駅は『加茂駅』
大阪方面から:JR大和路線「大阪」→「加茂駅」約65分
京都方面から:JR奈良線、JR大和路線「京都駅」→「木津」→「加茂駅」約60分
奈良方面から:JR大和路線「奈良駅」→「加茂駅」約16分
*「加茂駅」からは、岩船寺まで行けるバスが出ています。
木津川市コミュニティバス(加茂山の家行き)で約16分、「岩船寺」下車
JR奈良駅・近鉄奈良駅からバスで行く場合
- 奈良交通バス(浄瑠璃寺行き)で約26分、「浄瑠璃寺前」下車→
木津川市コミュ二ティバス(JR加茂駅行き)に乗り換え約7分、「岩船寺」下車すぐ - 奈良交通バス(下狭川・広岡行き)で約25分、「岩船寺口」下車(徒歩約30分)
岩船寺への自動車でのアクセス方法
岩船寺は山の中にあるので、車でいけるなら車のほうが近くの浄瑠璃寺などにもすぐに行けるので良いかもしれません。(車で浄瑠璃寺6分、般若寺20分)
バスは時間が決まっていて本数も少ないですしね。
自動車でのアクセス方法
- 京奈和道「木津IC」から加茂方面へ 約5㎞
- 西名阪道「天理IC」から北へ 約20㎞
P50台あり(民間駐車場)
その日によって駐車料金が異なる場合があります。
私が行った時には1台につき300円でした。
岩船寺のあじさいや寺の見どころは?
画像引用:http://k-kabegami.com/gansenjiajisai/3.html
あじさいを見るのにおすすめのポイントは?
門から見るあじさいと三重塔
あじさいは門を入るとすぐにたくさん咲いています。
門からの眺めは、重要文化財である三重塔が一緒に見えるので、新緑、三重塔、あじさいを一緒に楽しむことができますよ。
三重塔から境内を眺める
三重塔がある場所は少し高い所になります。
上から、境内を見ることができるので、池の周りのあじさいや、門の近くに咲いているあじさいまでを一望することができます。
重要文化財も見る価値アリ!
岩船寺には、指定文化財や重要文化財が多くあります。
あじさいだけを見て帰るのはもったいないですよ!
有名なものをいくつかご紹介します。
阿弥陀如来坐像(重要文化財)
十三重石塔(重要文化財)
正和三年に妙空僧正が建築したと伝えられています。
三重塔(重要文化財)
仁明天皇が建築したとされるもの。室町時代に建てられたものだそうです。
隅鬼(重要文化財)
三重塔の四隅の垂木を支えるユーモラスな木彫です。
まとめ
岩船寺は1年中季節の自然や花を楽しめる寺ですが、特にあじさいはきれいだと有名ですので、見頃の時期にはぜひ見に行ってくださいね。
あじさいだけでなく、文化財の数々、御朱印もありますので参考に出かけて下さい。