春のイベント

ひな祭りの由来は?飾りや食事はどんなもの?その意味は?

投稿日:2017年11月17日 更新日:

3月3日はひな祭りで、女の子のお祝いの行事ということはほとんどの方がご存知だと思います。ひな人形を飾って、ごちそうをいただいてお祝いをしますが、一体何のお祝い・・・?小さい頃から馴染みのある行事の一つだと思いますが、由来や意味も分からず行っていた方は多いようです。

子どもに聞かれたときに説明できるよう、また意味をしっかり理解して準備したい方は要チェックですよ。




ひな祭りの由来は?

ひな祭りとは?

ひな祭りは、日本において女子の健やかな成長を祈る節句の年間行事です。女あそびともいいます。
ひな人形には、ひなあられ、菱餅を供え、桃の花などを飾って、白酒やちらし寿司などの飲食を楽しむ節句祭りである。

引用:ウィキペディア

ひな祭りは3月3日で、この時期にはちょうど桃の花が咲く頃なので、「桃の節句」とも言われていますよ。

その家に生まれた女の子の健やかな成長を願うのが本来の目的です

 

節句とは?

「節」は季節の変わり目という意味で、昔から季節の変わり目には邪気が入りやすいと言われ、その節目ごとに無病息災や豊作、子孫繁栄などを願い、お供えものをしたり邪気を祓う行事が行われていました。

日本には5つの節句があり「五節句」として現在でも大切な行事として行われています。

五節句には、

1月7日・・・人日の節句 (じんじつのせっく)
3月3日・・・上巳の節句 (じょうしのせっく)
5月5日・・・端午の節句 (たんごのせっく)
7月7日・・・七夕の節句 (しちせきのせっく)
9月9日・・・重陽の節句 (ちょうようのせっく)

があり、5月の端午の節句や7月の七夕の節句は馴染みがあるのではないでしょうか?

 

ひな祭りの由来は?

ひな祭りがいつから始まったのかは歴史的にはっきりとは変わらないようですが、平安時代の2つの事柄が結びついて出来たとされています。

1つは、京都で平安貴族の子女が、天皇の御所をイメージした飾りつけで遊ぶことで健康を祈願した「ひな遊び(遊びごと)」

もう1つは、平安時代には上巳の節句に川や海へ紙で作った人形を流して災厄祓いをした「流し雛」がありました。

この2つが結びつき、人の厄を身代わりする男女一対の紙人形ができます。

これがひな人形の原型といわれています。

 

室町時代になると人形が立派になり、流すものから飾るものになります。上流階級の子女の嫁入り道具の一つにもなっていたそうです。

江戸時代に、桃の節句が女の子の節句に定められるとさらに華やかさを増して現代のようにひな壇に人形を飾るようになりました。



ひな祭りの飾りはどんなもの?飾る理由は?

ひな祭りには、ひな人形や桃の花、橘を飾ったりします。それぞれ飾るのには理由があるんですよ。

 

ひな人形

ひな人形を飾るのは、ひな人形飾ることで災厄を人に変わって引き受ける役割があり、女の子の健やかな成長や幸せを願うという理由があります。

 

桃の花

ひな祭りには桃の花を飾りますが、桃の木には魔除けの力があるといわれているからです。

また、桃の葉は汗疹や湿疹にも効くといわれていたので桃の葉を浮かべたお湯に浸かり治療したりしていたそうですよ。

上巳の節句の時期にはちょうど桃の花がたくさん咲く季節でもあったので、「桃の節句」と呼ばれるようになり、ひな祭りの時には桃の花を飾るようになったといわれています。

 

ひな人形のひな壇にも飾られている「橘」という柑橘系の木があります。
橘には、不老不死の力があり、昔から神のよりしろとも言われていました。

 

桜の花にも桃の花と同じように魔除けの力があるといわれています。

 

ひな祭りパーティーにオススメの飾りも

最近ではひな祭りを華やかに演出してくれるような飾りもたくさんあるようです。

ペーパーフラワー

100円均一などで簡単に手に入ります。桃の花、桜の花をイメージして赤やピンクのものを壁に貼ったり、天井から吊るしたりすると華やかになりますよ。

 

ウォールステッカー

壁に貼ったり剥がしたりできるステッカーも、桜の木は花を貼るだけで部屋の印象がガラリと変わりますね。


ウォールステッカー チェリーブラッサム

 

ウォールステッカー 【春うらら】

 

折り紙

折り紙や綺麗な柄の千代紙でひな人形を折って飾るとトイレや玄関など狭いところにも飾れますよ。

いろんな折り方があるみたいなのでぜひお子さんと一緒に折ってみてください。

折り紙の折り方 ⇨ おりがみくらぶ

 

ひな祭りの食事は?料理に意味はある?

ひな祭りには、一般的にはどのような食事を準備するのでしょうか?その意味も合わせてご紹介します。
主に以下のようなものが準備されることが多いようです。

・白酒、甘酒   
・菱餅
・ひなあられ
・はまぐりのお吸い物
・ちらし寿司

 

ひな祭りの食事には縁起の良い意味が込められている

白酒、甘酒

もともとは桃の花びらを漬けた「桃花酒」というお酒が飲まれていました。

桃は邪気を祓い、生薬の一つとして中国から伝えられ、江戸時代からは、みりんに蒸した米や麹を混ぜた「白酒」が飲まれるようになりました。

子どもはアルコールの入っていない甘酒を飲みます。

 

菱餅

ピンク(紅)、白、緑の三色の餅をひし形に切って重ねたものです。

色にはそれぞれ意味があり、

紅=魔除け、桃の花

白=清純さ、雪

緑=健康や長寿、大地

「雪が溶けて大地に草が芽生え、桃の花が咲く」という意味が込められているとも言われています。

ひなあられ

昔は、人形に野山などを見せてあげるために外に連れて出る風習があったそうです。その時に持っていくおやつが「ひなあられ」だったのでひな祭りに食べられるようになりました。

ひなあられの色はピンク、緑、黄、白の4色で、それぞれ四季を表しているそうです。

「一年中、娘が幸せにすごせますように」という願いが込められているといわれています。

 

はまぐりのお吸い物

はまぐりの貝殻は、対になっているものでなければぴったりと合いません。
このことから、仲の良い夫婦を表し、1人の人と生涯夫婦円満で連れ添えるように、という願いが込められています。

 

ちらし寿司

ちらし寿司が食べられる意味はハッキリとはないようですが、たくさんの具材を混ぜ込むことから、成長しても食べ物に困らないようにという願いが込められています。

最近では、縁起の良い食材をちらし寿司に入れているようです。

えび =長生きできるように

れんこん=見通しがきく

まめ=健康にまめに働ける

 

まとめ

・ひな祭りの意味は、「女の子の健やかな成長と健康を願う日」

・ひな祭りは中国から伝わったもので、「ひな遊び」と「流し雛」が合わさってできたもの。

・ひな祭りの食事や飾りには、一つひとつ縁起の良い意味が込められている。

 

それぞれの意味を理解した上でひな祭りの準備をすると、ひな人形のありがたみが感じられるかもしれませんよ。

華やかなお祝いの日を楽しんでくださいね。






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