夏の暑い時期になると、家族で川遊びに出かける方も多いと思います。
しかし、毎年子どもの川での事故が起こっているのが事実。
子供の河原での事故や行方不明は海に比べると1.5倍にもなるそうです。
子供と川遊びをする時には、どのような危険があるのか知ることで、遊び方や対応が変わってくると思います。
大切なお子さんを危険から守れるように、事前にしっかりと対策を行いましょう。
Contents
子供の事故は河原で多発!川遊びには危険がある?
川遊びは天然の自然のプールということで毎年たくさんの方が遊びに出かけられています。
川ということで、海水浴場と違い監視している係員の方がいないところが多いので、川遊びは親の監視の元に行う必要があります。
水難事故は海で起こることが多いように思いますが、実は子どもの場合は約6割は「河原」で発生しています。
平成28年 水難の場所別死者・行方不明者の割合(子供の場合)
水難事故の場合は、死につながるケースが多いので、とても怖いです。
川は流れが速いところがあったり、急に水深が深くなるところがあったりするので絶対に子どもだけで遊ばせることはしてはいけません。
子供の川遊びはどうして危険?水難事故の原因は?
川は普段は穏やかで安全に遊べる場所ではありますが、なぜ毎年子どもの水難事故が起きているのでしょうか。
原因は、川の急な増水によるものが多いんだそうです。
穏やかな流れの場所で遊んでいても、気づかない上流の山間部などで降った雨によって、川の水位は急に上昇してしまいます。
水が増すと、流れが早くなったり、河原や中州は急な増水により水没する可能性があります。
特に中州は、増水すると逃げ道がなくなり、取り残されてしまう危険があります。
大人に比べると子どもの体は小さいので、水の流れに体を持って行かれ事故につながるケースが多いようです。
子供との川遊びで注意することは?
川は普段は穏やかでとても楽しいところですが、時には恐ろしい姿に変わります。
子供と一緒に川遊びをする時だけでなく、川に出かける時には以下の事に注意すると安全に遊ぶことができますよ。
出かける前に天気や川情報を確認!
台風や大雨の後は水が増していることが多く、水が増水していることが多いです。
水の流れも普段より早くなっている可能性がありますので、悪天候が予想されているときにも、無理をせず、中止・延期を検討しましょう。
また、上流にダムがある場合は水量や水の需要に応じて放水することがあり、その場合は急激に増水することがあります。
川で遊ぶなら、遊びにく前日も雨が降っていない時が良いでしょう。
川遊び前に川の確認をする
川で遊ぶ前には事前にどのような川なのか川の特徴を知っておきましょう。
行く途中のコンビニなどで、川のパンフレットなどが置いてある場合はあるのでそういったものを参考にしたり、地元の方に教えてもらうのも良いですよ。
川に行くと、川に関する看板が設置されれているところもあります。
事前にしっかりと子どもにも読んでもらい確認しておきましょう。
水流が速い・深いところ・川幅の狭いところには注意!
川は自然につくられているあそび場ですので、地形は複雑であり、同じ川でも場所によって川の流れが速くなっていたり、急に深くなったりする場所があります。
また、川幅が狭い場所は、増水すると短時間のうちに水位が上昇し、川の流れが速くなる恐れがあります。
親が目を離した時に事故が起きてしまうこともありますので、そのようなところは子どもにとって危険が伴うので近づかないようにしましょう。
川の水が増えるサインがあればすぐに避難!!
山は天気が変わりやすいといいますよね。
川遊びをしているところは晴れて天気が良くても、川の上流では雨が降って水が急に増えることがあります。
こんな時には、川の水が急に増えることがあるので、すぐに川から上がって避難しましょう!
- 水が流れてくる方の空に黒い雲が見えたとき
- 水かさが増え、濁ったり落ち葉や流木、ゴミが流れてきたとき
- 雨が降り始めたとき
- 雷が聞こえたとき
- 山鳴り(山全体がうなるような音)がするとき
- 腐った土・火薬のようなにおいがするとき
雨が降っても橋の下では絶対に雨宿りはしないでください!
子供が川で安全に遊ぶための対策は?
上記に注意した上で、子供をより安全に川で遊ばせるためにできることはやっておきましょう!
ライフジャケットを着用す
ライフジャケットを着ている方が、万が一川に流されてしまっても助かる確率が高くなります。
しかし、ライフジャケットを着ているから100%安全だとは言い切れません。
流れがきつい場合、低体温症になった場合などは溺れてしまうことがあります。
また、泡だらけの状態の場所にはまってしまった場合はライフジャケットを着ていても沈んでしまうことがあるといいます。
特に小さいお子さんには着用させてあげましょう。
ライフジャケットの下は、濡れて良く、乾きやすい服装をしましょう。
水着やラッシュガードなどのナイロン製のものがおすすめです。
水遊び用のヘルメットがあるので、そちらを使用するとさらに安全性が高まります。
子供がどこにいるのか分かりやすいようにカラフルな色がおすすめ!
こちらはしっかりした作りで笛付きです。
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川遊び以外にも使用できるので、一つあると安心です。
大切な頭を守れます。
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水遊び用の靴を履かせる
川は石や山からの流木があったりして足元にも危険がいっぱいです。
クロックスやビーチサンダルなどは水の流れで脱げやすく危険です。
川の水に流されないようにウォーターシューズ、マリンシューズのような濡れても歩きやすい靴を履きましょう。
マジックテープで甲の高さで調節できます。
濡れていても着脱がしやすいのでおすすめ!
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必ず大人が見ているところで遊ばせる
川の形状によっては、死角ができてしまう場所もあるでしょう。
大人が見ている所で遊ぶのが安心ですが、遊びだすと楽しくなり、ついつい遠くの場所や危険が伴う場所にも行ってしまう場合があります。
海やプールなどと違い監視する人は親しかいません。
しっかり親の監視の元で遊ばせるようにしてください。
まとめ
川は普段は穏やかで楽しく遊べる場所です。
天候や川の様子をしっかり確認して、事前に安全対策を行っておくと子ども連れでも安心して遊べると思いますよ。
参考にして、家族で楽しい川遊びをおこなってくださいね。